2011年12月30日

話(「西村俊昭さん」)

西村さんは「詩とメルヘン」で、とても長い間、
編集に携わっていた方です。「詩とメルヘン」が
休刊になってからも、東京で編集のお仕事を
続けていらっしゃいました。

故郷の釧路に戻られたのが昨年、そしていま
釧路で入院生活を送られています。

わたしの投稿詩を、いちばんたくさん
読んでくださったのが、西村さんでは
ないでしょうか。

娘が小学生になって、投稿をはじめてからは、
母娘の詩をいっしょに。ときどきお電話で
お話したり、「サンリオ」が関係している
舞台に誘っていただいたり、ごちそうになったり。
イラストレーターさんの個展でお会いすることも
多かったです。

「サンリオ」から母娘の詩集を一冊ずつ、
ぜいたくにつくってくださったのも、
西村さんでした。

グレープフルーツ」、「ショートカット
「ショートカット」は今年、娘が歌集を
出版してから、急に古書の値段が上がって
しまいました。

いろんなことを思い出しながら、きょうは
手紙を書きました。毎日病院にいらっしゃる
お母さまが、手紙は届けてくださる
ということをお聞きして。

西村さんにご縁の深い方、たくさん
いらっしゃると思います。西村さんの
連絡先がわからなくて・・・と思われている方は、
ご連絡ください。

2011年12月29日

話(「仕事納め」)

今年最後の仕事を終えて、そのあと
みんなで大掃除。窓を開けると、
北風が吹き抜けるのですが、
窓や床、本棚やピアノがみるみる
きれいになってゆくのです。
このうえなく気持ちいいです。

みんなでの大掃除って、高校時代の
ようです。広いスペースも、あっと
いう間に終わります。

それからは"宴"です。からだを動かして、
お腹はぺっこぺこ。オードブルもお寿司も、
ぱくぱくいただきました。ノンアルコール
カクテルで、十分明るくなって。

職場のボスから、手作りのプレゼントを
いただきました。パッチワークの
鍋敷きに、ペンケース、小さな巾着袋。

洋裁、手芸がとても上手なのです。
いちばん忙しい方なのに、いったい
どうやって時間をつくりだすのかしら…
訊いてみました。

何にも考えないで、ただただ手を動かして
いたいときがあるそうです。そして
いつのまにか、何かができあがっている
なんて。

うれしい、うれしい、今年出会った
みなさんに感謝しながら、帰ってきました。

2011年12月26日

話(「クリスマスディナー」)

「クリスマスイヴもクリスマスも仕事?」
「土曜日も日曜日も仕事?」と娘に
驚かれました。今年は、そうだったのです、
すっかり働き者になりきって。

娘も予備校通いで、我が家のクリスマスは
飾り付けも控えめ。

25日は、近所のお気に入りのお店に行って、
クリスマスディナー。娘の彼もいっしょでした。

クリスマスの夜に、こうして集まって、
話すことは何も特別なことはなく、いつもと
変わらないのですが、こころが暖まります。
"メリークリスマス"乾杯はジンジャーエールで。

お誕生日、クリスマス、特別な日は、ここに
来るよねと娘。次は、受験が終わってからかな
と云うと、受験なんてそんなおおげさな
ものじゃないって。

楽しく勉強している娘をみている分には、
悲壮感もないのですが、わたし自身が試験、
大っ嫌いなのです。あの頃には戻りたくないって、
いまでも思うほどです。

クリスマスが終わると、いよいよ今年も
残り少なくなってきますね。

2011年12月25日

話(「えんどうたか子さん」)

遠藤さんは、2009-10年の「詩とファンタジー
詩部門での優勝賞を受賞されました。
ペンネームは、えんどうたか子さん。

「野原のなかで」という緑の表紙の
詩集をいただきました。お住まいは
北海道の野付郡…どの辺りに
なるのでしょうか。

今年の2月にお会いしたとき、東京は
あったかいですねぇと、お嬢様とお孫さんと、
東京のあちこちを元気にまわられていました。

詩に「釧路旅情」とあります。そちらのほう
なのですね。「湿原点描」というタイトルや、
「昆布の煮だし」、「鮭の卵」、「エゾシカ」
など北国ならではのことばがならんでいます。

雪も東京に降る雪とは、ずいぶんちがいます。
「残雪」の一連だけですが、ご紹介しますね。

日差しに触れても溶けないままに
残っている雪
それは雪ではありません
陸地に根ざした波のひとひら
帰り遅れた波のひとひら


続きをおよみになりたい方は、メールで
ご連絡くださいね。

2011年12月24日

磯貝裕美さん

磯貝裕美さんの詩集「マーマレード」が
クリスマス前にできあがりました。
詩集にまとめるたくさんの詩を、
読ませていただいたのは、1年以上
まえになります。

絵はカットから、カラーの美しい絵にかわり、
詩の順番なども、時間をかけて考えられて、
とても素敵な一冊になりました。

磯貝さんは、詩を書いては産経新聞の
朝の詩」に投稿し、たくさん掲載されました。

そして磯貝さんは、イラストレーター
でもあって、「詩とメルヘン」、
詩とファンタジー」への投稿も
続けられて、ご活躍。

磯貝さんのものの選び方、色彩、センスの
いい構図、わたしもだいすきです。

かつての「サンリオ詩集」をおもわせるような
判型で、美しさも引き継がれています。
開くことでしあわせになるような、詩集です。

2011年12月23日

セガンティーニ

新宿の「損保ジャパン東郷青児美術館」に
着くまでの道沿いの銀杏、とてもきれいでした。
まだ散らないで、冬の光を浴びていました。

東日本大震災で延期になった
セガンティーニ展」です。
セガンティーニの絵をみていると、
羊の群れの一匹になりたくなります。

イタリアからスイスに移ってからの、
明るい色の絵がすきです。光を求めて、
高いところへ、高いところへと住まいを移し、
絵の中の光も溢れるように変化していきます。

スイス・アルプスの空気を深く
吸い込むような気持ちになります。
もういちど、かつて訪ねた
セガンティーニ美術館」、行ってみたいです。

画家の生まれ故郷や暮らした場所には、
絵の源とおもえる風景が、
広がっているからです。

2011年12月22日

スズキコージさん










サヨナラゲンパツ!グッバイ東京!」展に。
コーヒー&ギャラリーゑいじう」での、
恒例、年末のスズキコージさんの展覧会。

東京から神戸にお引越しされたコージさん、
そのときにアトリエからむかしの絵が、
いろいろ出てきたそうです。今回は、まだ
おなまえが"鈴木康司"と漢字で書かれていた
時代の絵も飾られていました。

わかがえりの水」という新しい絵本の原画も。
文章を書かれた広松由希子さんも、
いらしてました。

コージさん、入口近くのお席で、
焼酎を飲みながら、何人ものお客さまと、
お話しされていました。神戸はすごく
いいとこで、おもしろいよと。全国に
おともだちがたくさんいらっしゃるコージさん、
どこに住んでも、しあわせに暮らせそうですね。

昨日は息子が来たんだよ…とロンドンから
帰国された息子さんのお話をされるときは、
やっぱり"父"らしく。25歳の息子さんも、
絵を描いているんですって。どんな絵か、
みてみたいです。

2011年12月21日

話(「Lily Baby」)

下北沢にある「Lily Baby」という
お洋服屋さん。ウィンドウ越し、
ミシンでいつも何かつくっている、
ゆりさん。デザインのアイディアになる、
雑誌の切り抜きが、壁にペタペタ。

オーダーでワンピースをつくって
いただきました。肩幅や、袖丈、着丈など、
ぴったりの心地よさは、一度あじわって
しまうと…です。

この生地に一目惚れして、袖は七分に
ふんわりと、イメージをかたちに
してもらえるなんて、しあわせ。
黒い皮で、リボンも手作り、
ありがとうございます。

仮縫いのときは、母に洋服をつくって
もらっていたこども時代を思い出して
いました。大学生になっても、母は
たくさんの洋服つくってくれました。

娘にも、似合う似合うと云われてほっと
安心。着たい洋服と、似合う洋服は、
また違ったりするので。あとは
クリスマスを待つばかりです。

ゆりさんは、いまゴスペル歌手の
ドレスを製作中。ひらひらの襟が素敵な、
ゴージャスな一枚がアトリエにありました。

2011年12月20日

話(「クリスマスストッキング」)

小さなこどもたちのクリスマス会に
参加しました。お部屋のディスプレー、
窓には暗幕を、壁には手作りの
クリスマス作品をと、準備もたのしく
すすめました。

大きなクリスマスツリーはシンボルのように、
ピアノのそばが定位置。お部屋の雰囲気を、
暖かく、華やかにするのに便利なのが、
このストッキングです。

細かいクロスステッチで、さまざまな絵が
刺繍されています。1990年から毎年
気に入ったものをひとつずつ買い求めて
いました。あっこれは素敵と思うものに
出会える年と、まぁこれでいいかなぁと
半分妥協して決める年がありました。

我が家にまだ、こどもがいなかった
時代には、おとなっぽいものを、
こどもが誕生してからは、こどもが
喜びそうな絵柄にと、かわりました。
いちばんはじめに買ったものは、
やはり印象深いです。

今年はどうしようかなぁ…。
わぁ、かわいい!とよろこぶ年頃の
こどももいないので、もうわたしの
趣味に任せて。

いつまで続けるのって、すでに
あきれられています。

2011年12月17日

穂村弘VS枡野浩一

穂村弘VS枡野浩一、おふたりの
ブックデザイン自慢合戦!」、
青山ブックセンター本店」で。

少し遅れて、会場に着いたのですが、
おふたりのとても真剣なお話が、
もうたのしくて、笑ってばかりいました。

"自意識"とうのは誰にもあるものですが、
その大小というのは、ひとによって
ものすごく差のあるものなのですね。
"大"のほうが穂村さん、"小"のほうが
枡野さんです。

枡野さんの高校時代につくられていた、
自家製本には感激。"熱"が伝わってきます。
ちょっとおそろしいほどの、熱の入れよう
ですが、それくらいでないと、何も
できあがらないのでしょうね。当時は
「いま未来」というペンネームだったそうです。

穂村さんの大切な本、枡野さんの大切な本
などを、お互いにみせてくれるのですが、
相手のものに対しては、ふーん…という
程度の関心です。

大切なものって、それがいかに自分に
とってだけか、ということも
よーくわかりました。

枡野さん特製の一行原稿用紙"40文字"を
いただいてきました。短歌を書くときには、
とってもいい原稿用紙です。

すれちがうとき聴いた歌」も、これから
読みます。鉛筆でのサインが、この本に
とっても似合ってます。

2011年12月15日

梅川紀美子さん

梅川紀美子さんの絵に、詩を書きました
その展示をみに、曙橋の
コーヒー&ギャラリーゑいじう」へ。

梅川さんとは、「詩とメルヘン」での
出会いです。やなせたかし先生の
お誕生日会などで、毎年お顔は合わせますが、
なかなかゆっくりお話しする時間もなく…。

今回は、たっぷり梅川さんのお話し、
伺うことができました。梅川さんの
青春時代が壮絶で、へぇーっ…と
思うことばかり。

学校以外の、外の世界に目が向くと、
ぐんぐん止まることなく進む、そんなときに、
「ちょっと待ちなさい」と止めてくれる
親の存在は、とても大切なんだということを、
教えてもらいました。

わたしは、娘に対して心配しすぎたかなぁ…と
振り返って感じていたところだったので、
そぅ、それでよかったんだとも。

梅川さんはふたりの小学生の男の子のママで、
ご主人様も息子のようだと。おかあさんひとりで、
1日たいへんな労働です。やっと最近は、
ほっといて、絵を描く時間もとれるようになったと。

これからが、ますますたのしみですね。

2011年12月14日

星くず朗読会 シリーズ7

師走のお忙しいなか「星くず朗読会 シリーズ7」に
お越しいただいたみなさま、
どうもありがとうございました。

1日を大切に過ごしたいという気持ちから、
せきたんやのくまさん」の絵本の朗読から
スタートしました。くまさんのふつうの1日が、
とてもいい日本語であらわされています。

「クリップ」の最新号、そして、いままでの
「クリップ」の12月の巻頭詩と最終頁の詩を
9年分読みました。10年目の来年も、どうぞ
よろしくおねがいします。

小川かなこさんの絵を「ブック・カフェ槐多」の
カウンターにならべて、かなこさんが
絵を描いたときの気持ちや、その絵にまつわる
エピソードをお話していただきました。

お茶の時間のシュトーレンは信州の工房から、
届いたものです。かなこさんからいただいた、
お菓子もおいしくいただきました。

クリスマスソングの数々は、ひげ☆ぼうずさんの
セレクション。

いらしてくださってみなさま同志が、とても
楽しそうにうちとけてお話しされて、わたしも
とてもうれしかったです。

"非日常"とみなさんに云われるこの朗読会、
工夫をしながら、続けられることが
とてもしあわせです。

2011年12月12日

話(「小さな羊毛フェルト作品」)

ぽつり、ぽつりとできあがっていました。

5cm未満の小さな小さなパンダ、12月ですもの…
赤い帽子をのせています。

期末試験も終わって、もう学校はお休みに
なりました。授業中につくっていたと
おもわれるいくつかを、家に連れて帰って
きたのです。

おともだちへのプレゼント用、顔はどれも
おともだちにそっくり。

わたしもひとつおねがいしたいなぁ…
きっといちばん後回しになりそうです。
それまでに、飽きないといいのですが。

材料は、どーっさり買いこんであります。
このサイズなら。100や200はできそうなくらい。

2011年12月8日

小川かなこさん

来年5月の個展作品制作に突入するまえの
時間を割いて、小川かなこさん、今回の朗読会
「自家製の小さな冬」のポストカードづくりに、
すてきな絵を、何枚も描いてくださいました。

日曜日の「星くず朗読会 シリーズ7」では、
その原画を展示します。

ポストカードサイズより、原画はぐっと
大きいです。かなこさんの2011年、冬の色が
滲んでいます。「ブック・カフェ槐多」に
特設暖炉が運びこまれるような暖かさ。

日曜日の数時間の展示では、もったいない…と
おもって、思い浮かんだおともだちに、
もしもし…と連絡。いいね、いいねと、来年も
またべつの場所で、かなこさんの絵をみなさんに、
みていただけそうです。

もしもし…と、とても遅くにお電話して、
たまたま彼はオフィスにいらして、メールより
お電話での声は気持ちが通じていいなぁと
おもったひとときでした。

※ポストカード6枚セット、ご希望の方は
  stardustreadings@gmail.com まで。

2011年12月7日

後藤貴志さん








吉祥寺の「にじ画廊」で、1年ぶりの
後藤貴志さんの個展。「Holy particle」。
階段をのぼってゆくと、後藤さん、
いらっしゃいました。

広く白い壁面に、たくさんの作品。
後藤さんの絵は、細かく描きこまれて
いますから、近づいてよーく見てしまいます。

「年で、細かい作業はきつくなった」
なんて真剣にお話しされてましたが、
まだまだ30代ではありませんか。
細かい作業に対して、むかしほど神経質に
ならなくなったそうです。かつては、
わずかなはみだしでも、気になっていたと。

NHK「みんなのうた」で放映されていた
エレファン」の原画もありました。
象の親子の悲しくて美しい物語。
2週間ほどのあいだに、15枚もの
絵を仕上げられたそうです。

毎日1枚、とてもとても驚きます。
睡眠時間も、食事時間も削って、
集中されたのですね。寝ていても
夢のなかで、絵を描き続けているような。
絵本になるといいなぁ、たのしみに
待っています。

後藤さんの大ファンの娘に
「なんでポストカード、買ってきて
くれなかったの?」と責められて
しまいました。会期中に、娘も
絶対行くと思っていましたから。

今回ばかりは、予備校通いが続いて、
行かれないというのです。あっ、そうね。
気がつかずごめんなさいね。

2011年12月6日

ねこのねごと

ビリケンギャラリー」の12月は
ねこのねごと」展。

犬は種類によって、柴犬は柴犬、
チワワはチワワのエリアが
はっきりしているのですが、猫は
そのあたりがあいまい。

わたしにとって、猫が身近なのは、
野良猫たちのおかげです。猫飼ってるの?とか、
猫みたいだよねぇと云われることが多いけれど、
実はこわくて?猫にさわることも抱くことも
できないのです。

もっぱら猫の絵をたのしんでいます。

飯野和好さんのDM、何かたくらんでいそうな猫。
ほかには、いったいどんな猫が勢ぞろいして
いるのでしょう。39人の絵本作家の猫です。
それぞれの猫が物語を持っています。

松成真理子さんの「海辺の二匹の猫」
…猫の表情が忘れられません。海辺で、猫は
こんないい顔になるんだ、一匹でなく二匹で
いると、こんな顔できるんだ、と猫がとっても
うらやましくなりました。

どうぞお気に入りの猫との出会いを、
「ビリケンギャラリー」で。

2011年12月5日

話(「真弓ちゃん」)

真弓ちゃんと、渋谷のティールームで、
ほぼ一年ぶりのおしゃべり。

前回、わたしはお財布を忘れて、すっかり
ご馳走になりました。ご馳走にならなかったら、
食べ逃げになっちゃいます。

今回、バッグの中のお財布をしっかり
確かめました。ところが、待ち合わせの
時間を、1時間間違えました。

「着きました」とメールをしたわたしを、
ずいぶん早めに来るんだなぁ、と
真弓ちゃんは思ったそう。

「少し遅れます」という真弓ちゃんのことを、
30分待っても来ない、これはおかしい、
でも、恋人とおもって待ちましょう、と
思っていたところ、あっ!時間が違うと
気づきました。

しっかり者の真弓ちゃんの前で、わたしは
いつも何かあります。

そうそう、むかしむかし、マリッジブルーに
陥って、結婚式をキャンセルしたとき、
教会の神父さんに、わたしに代わって
事情を話し、謝ってくれたのも真弓ちゃんです。

きょうは真弓ちゃんから、クリスマスプレゼントを
いただきました。"これを飲めば、元気になる"
ジュース。重たいのにありがとう。

クリスマス・お正月はアメリカのケンタッキーで
過ごす真弓ちゃん、ひとりでふらりと、
旅立つのも、むかしから変わっていません。

わたしのほうが、娘はずっと大きいのに、
東京をうろうろしているばかりです。

2011年12月3日

話(「酒井景二朗さん」)

酒井景二朗さんは、雑誌「詩とメルヘン」では
メルヘン作品を書かれていました。
「詩とメルヘン」を通して、もうずいぶん昔に
知り合った仲間です。

いつの頃からか、酒井さんは短歌を
詠まれるようになり、そこでも
酒井さんの面白力が十分に発揮されています。

酒井さんの短歌をひとつご紹介。

タロットの「愚者」がこっそり抜け出して
ギター売り場にやって来ている

酒井さんの短歌の師匠は、笹公人さん。
おふたりがお話しているところをみていたら、
ほんとうに酒井さん、笹さんに可愛がられていて、
ほほえましいのです。

酒井さんの狂気?のギャグを、わたしなんて
補足説明がないとわからなかったり、笑ったり
反応するのに、時間がかかってしまうのです。
ところが、笹さんの胸には、いちはやく届き、
ぴしゃりと響いて、いい合いの手がさっと。

笹公人さんが講師をされいる「天命歌会」の
合同歌集「希望の河」が、できあがりました。
酒井さんの短歌も、そちらで読めます。

酒井さん、ぜひ次回はソロ歌集ですね。
たのしみにしています。

2011年12月2日

「奥の細道」に添って

コーヒー&ギャラリーゑいじう」で、
<日本の原風景>展…「奥の細道」に添って』の
展覧会が11月29日から12月10日まで。

"家を奪い、川の流れを変え、風景を一変させた
大震災は、私たちの日常の風俗風物に対する
感性の根本的な見直しを迫っているかのように
思えます。まずは記憶をたどり、見聞を頼りに、
私たちの原風景を再興追認してみようでは
ありませんか。"

…という「ゑいじう」さんからのご提案に、
たくさんのイラストレーターさんが参加されて、
それぞれの東北を描かれました。

わたしは、梅川紀美子さの絵に「決心」という詩を、
noaさんの絵に「春」という詩を書きました。

「ゑいじう」さんでは、カレンダー展も
同時開催中です。会期中に、ぜひ
おでかけくださいませ。

2011年12月1日

星くず朗読会 シリーズ7











師走となりました。

「星くず朗読会 シリーズ7」もすぐ!
ぜひ、みなさま、お誘い合わせの上
お越しください!!!

ご予約は、こちらからどうぞ。
stardustreadings@gmail.com

2011年11月30日

伊藤正道さん









ギャラリーまぁる」で、伊藤正道さんに
お会いしてきました。

伊藤正道展「マフィー&ジオ 空とぶレシピ

伊藤正道さんのお馴染みのキャラクター
マフィー&ジオくんが、お菓子の世界に
案内してくれます。

エクレア、バームクーヘン、ドーナツ、
マカロン、ブッシュドノエル、「空也」の
最中もあれば、求肥と餡が中に入っている、
鮎のかたちの、なんていう名前だったかしら…
その一枚もありました。

お夕食前の時間で、ギャラリーが甘い匂いに
満ちてます。

洋菓子には英語で、和菓子には縦書きで
「まさみち」というサイン。"和"に挑戦しました
という伊藤さん、背景を描くのに
江戸東京博物館」にも行かれたそうです。
富士山や、古い日本の建物が、和菓子と共に。

すきな絵の前で、記念に写真を…と云われて
迷いました。マカロン、カラフルでだいすきな
マカロンにしました。

2011年11月29日

野見山暁治さん

ブリヂストン美術館」での、野見山暁治展
野見山さんと、山根基世さんのトークショーを
きいてきました。

野見山さんのお話は、とにかく楽しいのです。
12月には91歳になられる野見山さん、
穏やかな笑顔も素敵です。

東北の被災地にどうしても行きたい、という
衝動にかられて、被災された方にお会いしたり、
スケッチをしてきたそうです。うしろめたさも
感じながら、それでも描きたいなぁと。

「なんでこれを描くのですか」という問いに、
「おもしろいから」と率直に答えたいところ、
考えてしまったと。おもしろい、という
ことばの使い方は難しいです。気持ちが
きちんと伝わる相手なら、問題ありませんけどね。

20代の頃、戦地に向かい、そこでいろいろ感じた。
若かったので、前向きに明るい気持ちで、生きて
いかれた。90歳の現在は、どんなふうに自分は
東北の現在の風景を受け止めるのか、それを
とても知りたかったと。

今回の展覧会では、野見山さんの戦前から
現在までの作品を、たっぷりみることができます。

山をみたら、そのままの山の稜線を描くのではなく、
山のエネルギーを描くという、野見山さんご自身の
エネルギーに圧倒されました。

2011年11月26日

話(「六次元」)

このところ度々、病院に行くことがあり、
高校時代を過ごした、懐かしい荻窪駅を
利用しています。

おなじ場所に、いまも変わらずにある
ドーナツやさん。学校帰り、4人のなかよしと
よく立ち寄りました。そのドーナツやさんに
ひとりで行くのは、なんだか気が引けて、
六次元」にふらりと寄ってみました。

ずいぶん静か…と思ってドアを開けると、
「きょうは営業してなくて…」とオーナーの
中村さん。「いいよ、いいよ、展示もみていって」と
いうおことばに甘えて「平野甲賀のリトグラフ展」を。

文字なのに、眺めていると、何て書いてあるのか
ということは気にならず、絵のようにしばらく、
眺めていたい気持ちになります。あっ、あの装丁も
平野甲賀さん、と思い出すように、何冊もの本も
並べてありました。

わたしにとっては、沢木耕太郎の「深夜特急」の
甲賀さんです。

中村さんがいれてくださった柚子茶で、病院帰りの
こころもあたたまりました。どうもありがとう。

2011年11月22日

山崎杉夫さん

山崎杉夫さんの「海辺の街角」展に。
表参道の小路で、雑誌「illustration」の
編集長にお会いして「OPA gallery」まで、
雑誌のことなどおしゃべりしながら。

海辺の街角は、横浜、鎌倉のほかに
フランスやスペインの小さな街角も。
行ったことのある場所が、絵になって
いるのは、とてもうれしいです。

あっ、横浜のあそこ、鎌倉の海沿いの道の
あの建物と、そのときの自分自身のおもいでが、
絵のうえにふわっと重なります。

山崎さんの線は、太く力強いブラック。
今回はベニヤ板に描かれて、紙の上での
あじわいとはちがって、太い線をしっかり
受け止めているように見えました。

街角で目にしたお気に入りのもの、
理髪店の看板など、わたしも絵が描けたら、
自分のタッチで…なんて夢を持ってしまいます。

まずはふらりと、どこかお散歩にでかける
だけでねもね。

2011年11月21日

話(「いけばな池坊」)

OL時代、「池坊」の生け花を習っていました。
花嫁修業ではありませんが、新橋の
職場の近くにお教室があり、同期の
みんなでたのしく通っていました。

なんといっても、先生がすてきなんです。
生け花のセンスだけでなく、おしゃれの
センスも抜群で、とっても美しい先生。

その志田先生に、きょうばったり
お会いしました。御茶ノ水駅近くで。

グリーンのコートに、それにぴったりの
同系色のアクセサリー、髪は変わらない
ショートで、颯爽と歩いていらっしゃいました。

夫の転勤でニューヨークに滞在中、
アメリカの友人・知人に、わたしは
生け花を教えていました。当時は、
いま以上にこわいものしらずで、
堂々と。

志田先生、たくさんの種類と数の花器を
送ってくださいました。大きなダンボールが、
船便でいくつ届いたことでしょう。

ひとつひとつ、色も形もよーく憶えています。
ほんとうにこのご恩を、忘れることは
ありません。帰国するときに、譲ってきて
しまいましたが、きっと大切に使って
くれていることでしょう。

立ち話で、ゆっくりはお話できません
でしたが、うれしかったです。そのあと、
わたしは、いっしょに池坊でおけいこしていた
おともだちのまりちゃんに新宿で会う
約束をしていたのです。

池坊に、ご縁のある一日でした。

2011年11月20日

話(「神楽坂ランチ」)

学生時代のお友達3人で集まって、
神楽坂ランチ。たった3人とはいえ、
3人が集まるのは、ほぼ1年ぶり。

こんな雨風の強い日に…。
「行いが悪いのは、わたしだけなのにね」
「それは、わたしよ」と云いながら、
風情のあるお庭に面した和食のお店に。

銀行にお勤めしているゆうちゃんは、
夢中になることが、何もないというのが
悩み。

子育て真っ最中のりかちゃんは、目下
長女の自分とは違う性格にやきもきする
というのが悩み。

わたしは、やりたいことも、少しは
あきらめたらいいのに、どんどん
突き進んでしまうのが悩み。

出会って30年、それぞれにギブアップ
しそうな時期があったけれど、遠くから
支えあってきたような間柄です。

千葉・神奈川・東京と住まいも
ばらばらだし、趣味がいっしょでもないし、
でも、忘れたころに連絡を取り合う、
かけがえのないお友達です。

2011年11月18日

クレーの天使

谷川俊太郎さんの本「クレーの天使
18篇の詩に、矢野誠さん、ひらたよーこさんが
曲をつけてのライブ、渋谷「CLUB QUATTRO」で。

谷川さんご本人の朗読もあって、なんとも
ゴージャスな舞台。以前、「Bunkamura」の
美術館でパウル・クレーの絵に囲まれて、
谷川さんの朗読を聞きました。
なんてぜいたくな…とおもい酔いしれまた。

今回は、また別のアルコールが、からだの
なかを巡るような心地よさでした。

矢野誠さんのピアノの音色、矢野さんの
骨格やその骨の強さ脆さが音になったみたい。
色っぽさもある男の音色です。

ひらたよーこさんの声は、青空だけでなく、
夜空にも突き抜けてゆき、聴いている
わたしたちも、いっしょにその空に
連れ行ってくれるようなやさしさ。
もっともっと聴いていたい気持ちになります。

来年の2月には、吉祥寺の「MANDA-LA2」で
「クレーの天使」あります。ぜひぜひ、一度
聴いてみてください。

2011年11月16日

スズキコージさん










新宿のタカノビル「コニカミノルタプラザ」での
スズキコージさんの展覧会。
スズキコージ ワンダ~? フル・ゾーン

またまたダイナミックなコージさんの
ライブペインティング作品がお出迎えです。

わたしは「ゆきむすめ」のお話がだいすきです。
ロシア民話ですが、日本の雪国の
お話のようにも感じます。岸田衿子さんの
ことばが、簡潔ながらとてもいいのです。

そしてこの作品、コージさんの絵本デビュー作
なんですね。1972年「世界文化社」初刊
2005年「ビリケン出版」再刊です。

コージさん、20代の頃からこんな大きな力が
あって、さすがです。コージさんの絵は、
どの年代のものもすき。

先に進むのに迷ったりするとき、コージさんの
絵をみると、自分のやりたいことが、はっきり
判るという、不思議な力をわたしに与えてくれます。
こどもを育てているとき、現在もですが、
それはそれは助けになりました。

今回の展覧会、毎日先着30名に、ポストカード
3枚のプレゼントです。平日でしたので、30名に
入ることができました。「ゆきむすめ」の1枚も
あります。いま目の前に飾っています。

2011年11月14日

話(「秋のかまくら」)

季刊誌の「詩とファンタジー」次は
17号になります。

朝の鎌倉駅、すでに観光客でにぎわっています。
小町通りのお店も、ずいぶん早くから
オープンしています。

教会のお隣のビルの編集室に、集まって
さぁ開始。投稿の封書の中から、
詩がつぎつぎに飛び出してきます。

1篇の詩と向き合う時間は短くても、
みな真剣な気持ちと眼差し。
「詩とファンタジー」では、詩と
イラストレーションが出会って、
ひとつの素敵な世界ができあがります。

接戦になったときには、絵が思い浮かぶような詩、
次号の1月発売にぴったりの詩が、残ってゆきます。

しばらく、"東北特集"も続けます。
東北の中学校から、ひとクラス分の詩が
まとめて届けられたり、施設に入られている
おばあちゃまの詩を、ヘルパーさんが、
代筆してくださったり、さまざまな投稿です。

観光地のど真ん中に編集室はあり、お昼時間は
どのお店もいっぱい。同じビルの一階にある
どんぶりやさんも、長い列ができています。
それでも、まわりにわんさとお店があるので、
どこかしらに。ちなみにお値段は観光地価格。

次号に向けてスタートしました。ご投稿は
随時です、どうぞよろしくおねがいいたします。

2011年11月13日

北見隆さん

真夜中に、北見隆さんからメールが届きました。

「明日から東武で個展を行う予定ですが、
相変わらずの計画性の無い、切羽詰まった
制作状況の為、DMの発送が初日に間に合いそうに
ない為、取り急ぎ、メールでお報せ致します」

ちょうどよかったです、仕事の帰りに寄れそうです。
寝る前に、メールをチェックしてよかった…。

さっそく行ってきました。池袋「東武百貨店」
6階美術画廊です。毎年、北見さんは、こちらで
個展をされているので、場所もすぐにわかります。
今回は「鳥の歌」をテーマにした展覧会です。

少女が、胸に鳥を抱いていたり、青い鳥が船になって
旅に出る絵だったり。女性が吹く縦笛に合わせて、
空に鳥が舞っていたり。

北見さんの描かれる女性は、高貴な品格で、
おしゃべりなんてすきじゃないわ、という感じを
受けます。静かにそこにいてくれるだけなら
いいわよ、と云われた気持ちになって、
会場の絵の一枚、一枚に近づきながら、
ゆっくりみてまわりました。

今回は、北見さんの描いた「子供」の前で
いちばん長く立ち止まっていました。
この子供たちは、どこの国の住人でしょう、
あまりのセンスのよさに、子供であっても、
気安く話しかけられない雰囲気でした。

北見さんご自身は、やさしーく、いろんなこと
お話ししてくださる方です。

11月16日(水)までです、ぜひおでかけくださいね。

2011年11月10日

星くず朗読会 シリーズ7











ご予約は、こちらからどうぞ。
stardustreadings@gmail.com

楽しいクリスマスにいたしましょう!

2011年11月9日

話(「池田理代子さん」)

ニューヨークのアパートで、お隣に住んでいた
おともだちに誘われて、池田理代子さんの
歌とお話をきいてきました。

1995年、47歳で音楽大学の声楽科にご入学、
そして、世界の舞台で歌い続ける、その
バイタリティのすばらしさ。

プッチーニの「ジャンニ・スキッキ」、「トスカ」、
モーツァルトの「フィガロの結婚」その他
日本の歌曲をまず歌ってくださいました。

風邪をひかれて、お話される声は辛そうですが、
お歌の声は何の不安も感じさせず、透き通った
美しさでした。

漫画を描いているときは、風邪をひいても
何とかなりましたが、お歌はそうもいかず、
風邪をひいてしまったら、本当に大変なんですと。
前の晩も、明日は声が出るかしらと心配で、
眠れなかったそうです。

そのあとでお話になりました。

・自分の才能のある、なしを認識できる力が
あること。
・何か始めるのに、遅すぎることは確かに
あるのだから、いますぐに、やりたいと
思うことはやってみること。

今日を、明日を素敵に生きるために、大切な
ことです。何をやったらいいか判ったら、
直ぐに始めないとね、やらないで先に延ばせる
ことは、本当にやりたいことではないのかもね、と
おともだちと話しながら、吉祥寺を歩いてきました。

こどもの手が離れて、おともだちとこんなふうに
お出かけできる日が来たのも、振り返ると
あっというまの年月です。身の引き締まるお話を
聞いたばかりで、とても前向きな気持ちになってます。

2011年11月8日

話(「羊毛フェルト」)

娘が、はまってしまいました。

突然なにかに、どっぷりはまってしまうことが、
ときどきあるのです。今回は、羊毛フェルト。
手始めにつくったのは、このパンダです。
手のひらにおさまる10センチ未満。

すごくたのしいから、いっしょにつくろうと
誘われましたが、根気がいりそうで、不器用な
わたしにはまず無理でしょう。できあがった
パンダは、とてもかわいいので、おねがい
ひとつちょうだいと。

きょう、学校でもずーっとつくっていたそうです。
やってみたいというおともだちは、
あらわれなかったけれど、つくって!という
リクエストはあって、順番待ちだそうです。

パンダをしばらく研究してから、ネコに
挑戦するんですって。 羊毛と針が必要なだけで、
これなら散らからないし、いいかなぁ。
出来上がりも、小さな作品ですから。

受験勉強をしていると、無性にほかのことに
熱中したくなると聞いたことがあります、
まさにそんな状況でしょうか。



2011年11月7日

話(「夜明けの街で」)

「角川」でお仕事をしている、ご近所の
おともだちに映画「夜明けの街で」に
お誘いいただいて、ランチも楽しみながら
観てきました。

映画なら、なんでも観ます。本だと、あれこれ
選んでしまって、そうもいかないのですが、
映画は何より役者さんの演技力に魅了されるので。

この恋は、甘い地獄…のナレーション。
地獄だってわかっていても、いざ落ちてみないと
わからないものなのでしょう。何をするにも、
先のことはわからないから、楽しいし
思いがけないこともできます。

深田恭子さんは、相手をおもう気持ちを秘めている
横顔が素敵で、じわじわーっと伝わってくるものに、
涙ぐんでしまいます。岸谷五朗さんは、生きることに
思い悩む苦しさを隠せない背中が、かっこよくて。

おともだちは「泣くほどではないよ」と
原作も読んでいるので、淡々としています。
彼女は、石黒賢ファンなので、どうやら
みているところがちがったのでしょう。

帰ってきて娘にここがよかった、というところを
話すと「すごくつまらない感じ」と云われました。
…どうもわたしが説明するとそうなってしまうので、
ぜひ映画か本を、おたのしみくださいね。

2011年11月5日

話(「弟」)

この秋から、大阪に単身赴任する弟と食事を
してきました。診療所でお仕事している
義理の妹も、お昼休みを利用して集合。

いまだって、しょっちゅう会っているわけでは
ないので、あらそうって感じの転勤ですが、
お互いにきょうは時間があったので。

「ほんとうに仲がいいよねぇ」とみんなに
云われる間柄の弟です。小さいときから
気が合いましたが、おとなになっても変わらず。
用事がなくても、どちらともなくメールや
電話をするし、それこそ何かあれば、すぐに
お祝いしたり。

我が家は昔ながらの家庭、でもなかったのですが、
弟は長男意識がかなり高く、家のこと、
親戚のことのいっさいを引き受けています。
そういう面が、はなれてしまうと、ちょっと
不安です。

父からは、やはりいつまでも、こども扱い
されていて、今回も呼び出しがあり、
ご忠告をいただいたとのこと。
・ひとり暮らしで、外食が多くなるが、
健康には気を配ること。
・ひとり暮らしで、こころの寂しさから、
女性関係には注意すること。
…だそうです、弟はけけけって笑っていました。

3回目の大阪での勤務、ますます明るくなって
いってらっしゃーい。

2011年11月3日

話(「おともだち」)

わたしにも、いろんなおともだちがいて、
おともだち自慢したくなりますが、娘にも、
やっぱりいろんなおともだちがいます。

きょう遊びにきてくれた女の子は、同じ学校、
同じダンスグループのなかよしさんです。

時間ができたから…と娘のとことん散らかった
部屋をお片づけにきてくれたのです。明日は、
学校ですから、制服を着て泊りがけで。

「まずこの電気が、眠くなるなぁ…」と。
娘がアレンジしてつくった、布のシェードを
外すことからです。動きやすいスウェットに
着替えています。

彼女は娘にお勉強も教えてくれる同級生で、
文化祭も終わったので、いよいよ勉強に
身が入るようにと、わざわざ横浜から、
助けにきてくれたわけです。

みるみる片付いていきます。
床がみえてくると、ほっとします。

娘はといえば、大きなマスクに
大きなサングラスをかけ、ベッドの隅に
小さくなっています。埃アレルギーで、
こうするしかないというのですが…。

わたしは、お肉を焼いて、サラダをつくって、
ありがとうのお夕食の準備です。

わたしの精神衛生もこれでばっちりです、
ありがとう。

2011年11月2日

話(「小川かなこさん」)

イラストレーターの小川かなこさんと待ち合わせ、
熱心に材料選び。12月の「星くず朗読会」での、
プレゼントづくり、"自家製"にこだわってます。

以前、かなこさんといっしょに行ったデンマーク
レストラン、そこでのメニューにあった、
自家製 ジンジャーエール、"自家製"とあると、
ぜひ、それを試してみたくなります。ケーキでも
そうですね。

"自家製"の詩と絵で、クリスマスプレゼントを
つくりましょう、と話していた頃は、まだとっても
暑かったのですが、いよいよ秋もすすんで、
気持ちもそちらに向いてきました。これから
力を合わせてがんばります。

かなこさんから、おみやげにいただいたお菓子、
ペル・バンビニーナ」。イタリアの
ピエモンテ地方の伝統菓子、バーチ ディ ダーマを
アレンジしたそうです。

かわいいかたちの箱に入ってます、パッケージには
かなこさんの絵、かわいい鳥や、りすが。
包みを開けて、クッキーもとてもかわいいかたち。
食べてみてくださいね。

2011年11月1日

星くず朗読会 シリーズ7

1ヶ月後…

「星くず朗読会」
シリーズ7は
少し早い
クリスマスを
お届けします。



イラストレーター小川かなこさんの全面協力!
詳細は上記の画像↑をクリックしてください。
みなさまのご来場、お待ちしております。

ご予約は、こちら↓
stardustreadings@gmail.com
まで。

2011年10月31日

話(「みかんいろの童話集」)

みかんいろの童話集」タイトルだけで、ふっと
手が伸びました。

娘の高校の文化祭、図書館の前で小さな古本市が
開かれていました。お客さんは、わたしのほかに
見当たりませんでした。

わたしが生まれる前のご本です。箱は少し
痛んでいます。監修は小川未明、志賀直哉、
川端康成、ぞくぞくっ。いぬいとみこさんや、
坪田譲治さんの童話が入ってます。美しい箱、
美しいそうていと記されていて、それは
だいすきな初山滋さん。

"みかんいろ"は、「日本少年少女童話全集」の
第1巻です。"うさぎいろ"、"さざんかいろ"、
"うぐいすいろ"、"すみれいろ"、"やまぶきいろ"、
"ぼたんいろ"、"ほたるいろ"、"たまむしいろ"、
"ほおずきいろ"、"すすきいろ"、"なんてんいろ"
季節のように全12巻あるのです。

おいくらですか、と図書委員の学生さんに訊くと、
定価十分の一ですから、30円です。10円玉での、
たのしいお買い物でした。

"みかんいろ"には18のお話があります。
「塔についていた血のはなし」「さるの別れ」
気になります。これからねころんで、読みます。

2011年10月30日

話(「韓国料理」)

新宿と高田馬場のあいだの新大久保の駅。
降りるのは、まだ3回目。何年か前は、
東京グローブ座」にお芝居を観に行って、
今回は韓国料理です。

駅に降りると、すごい人の波にびっくりしました。
韓国料理のお店が、ぎっしりなんですね。
どのお店も、忘年会シーズンように、
ぎっしりのひとです。お気に入りのお店なら、
予約をしないと入れないほど。

参鶏湯を食べましょう…と云われて、はいはいっ、
行きますって云ったものの、参鶏湯、なんて
読むのかも知りませんでした。サムゲタン、
これだってやっと覚えられました。

美味しくいただいているうちに、あったまるし、
しあわせだし、温泉に入ったときの、
天国気分のように。

実は、その前にお肉もしっかりお腹にいれて、
もう食べられない状態でしたが、明日
お肌がつるつるになる、この呪文を信じて
ぱくぱく。

これから寒くなってくると、さらに恋しくなる
韓国料理かもしれません。道順は、ちゃーんと
頭にたたきこんできたつもりです。

2011年10月25日

話(「ぱんだ珈琲店」)

学生時代の裕ちゃんといっしょに
アダムとイヴ 私の犯罪学」に行きました。
千葉から来てくれた、パンダ好きな彼女が
喜ぶかなと、阿佐ヶ谷の「ぱんだ珈琲店」で、
ひとやすみ。

パンダなら、どれでもっていうわけではなく、
珈琲のあとは、お好みのパンダグッズを、
吟味して選んでいました。

中国のパンダ動物園まで訪ねた彼女です、
わたしにとっては、パンダ博士です。

右も左もパンダに囲まれて、はじめての空間で、
わたしはそわそわしながら、おいしく珈琲を
いただきました。

2011年10月24日

アダムとイヴ 私の犯罪学

中野駅から、とことこ路地を歩くと、
小さな劇場が4つあらわれます。
そのなかのひとつ「劇場MOMO」で
アダムとイヴ 私の犯罪学」を
観てきました。

寺山修司の作品を、宇野亜喜良さんが
構成・美術、衣装も。45年ぶりに、
宇野さんが再びこちらの作品に、
命を吹き込んだという舞台、主演の
野口和美さんのブログで、詳しく
読んでくださいね。

100人ほどの劇場、役者さんといっしょに、
舞台に入ってしまうような、不思議な
たのしさがあります。

2011年10月20日

詩とファンタジー 16号

16号という数字に、とてもびっくり、そして
感慨深いです。

スタートしてから、3号までがんばろう、
10号までがんばろうと、やなせたかし先生と
かまくら春秋社」のみなさんのお力、
そしてなにより、読者、投稿者の
みなさんのおかげで16号まできました。

イラストレーターのみなさまにも、感謝しています。
いつもおおきな声で、ありがとうございますと、
云い続けています。

やなせ先生の"編集前詩"の後半より抜粋

詩をかき 絵をかいて
なんとか かんとか 生きのびた
つまり これが しあわせな人生
ところであなたは?

「詩とメルヘン」の時代から、最後の、
"ところであなたは?"は、かわっていません。

"ところであなたは?"にこたえるように、
わたしは詩を、書き続けてます。

10月19日発売の「詩とファンタジー」16号
本屋さんで、どうぞよろしくおねがいします。

2011年10月19日

味戸ケイコさん










ここにいる舟崎克彦・詩、味戸ケイコ・画

シックな装丁の詩画集です。耳を澄まして
読む詩の絵本、と帯にあります。

耳を澄ますということは、瞳や、心を澄ますこと。
味戸さんの描かれる少女は、さみしげな眼差しです。
そのさみしさを、しっかり支える強さのある
少女です。風が吹けば風と、光が降り注げば光と、
お話ができるような、自由な少女です。

どのページにも、生きるものを代表する少女の
気持ちが、揺れていたり、浮かんでいたり、
彷徨っていたり。

この季節、秋によむのにぴったりの一冊です。
ページを開く前に、表紙をみているだけで、
時が過ぎていきます。

舟崎さんの詩が、わたしに向かって歩いてきます。
どうぞ、少しゆっくりできるお時間のあるときに、
掌にとってください。

「クリップ」53号には、味戸ケイコさんからの
お手紙を、掲載させていただきました。
学生時代は、詩も書かれていた味戸さん、
どうもありがとうございました。

2011年10月18日

話(「わあるどごはん」)

こちらのブログを全面的にサポートして
くださっている、ひげ☆ぼうずさんの
一日だけのレストラン「わあるどごはん」で
ランチをたのしんできました。

いっしょに行ったのは、おともだちの
智恵ちゃん。「淳ちゃんは、ものおじ
しないから、いろんなおともだちがいるね」
って、楽しそうに云ってくれるのですが、
ものおじしないって、こどもに対して云う
ことばのような…まぁいいわ。

渋谷のセンター街を突き当りまで行った、
宇田川町のビルの2階。ひげ☆ぼうずさんと
お仲間が切り盛りしています。料理人の
笑顔がとっても素敵。"ブラジル料理"です。
メニューをみても、なまえが難しくて
すぐ忘れちゃう。

カウンターばかり10席ほどのお店で、材料や
調理の仕方も、ていねいに教えてくれます。
干しえびがよく使われるようです、
ココナッツ風味、おいしい。こちらのページで、
写真などみてくださいね。

スペシャルデザートまでいただいて、満足、満足。
次回は"台湾料理"、その次は"南インド料理"
だそうです。

またそのときは、お知らせします。
ぜひ一度食べてみてね。

2011年10月17日

穂村弘さん

ジュンク堂書店」新宿店8Fカフェで、
ともだちは実はひとりだけなんです」の
トークショーがありました。

宇野亜喜良さん、穂村弘さん、平岡あみの3人。
1年半前に「オリオン書房」立川店で、おなじ3人で
トークをしています。そのときよりは、おとなに
なった分、少しは受け答えも成長したかしら。

穂村さん、短歌や絵のお話も、もちろん
してくださいましたが、それは本を読んで
いただくことにして、ここではそれ以外のお話を。

穂村さんから宇野さんに、靴や時計、洋服は
どんなふうに選ぶのでしょうかと質問。
靴は履きやすいものを、洋服も決まっていませんねぇ、
時計はひとつのものを30年していますと、宇野さん。
宇野さん、いつもかっこいいけれど、散髪は
一年に一度、地元の理髪店に行かれるそうです。
長い髪も、短い髪も、どんな髪型であっても、
すてきなひとはいつだってすてきなんですね。

穂村さんも水玉のシャツに、きりっとジャケット姿、
眼鏡も似合ってます。「あみちゃんは、どんな男性が
すき?」なんていう質問が突然ありました。
「筋肉モリモリで、ドレッドヘアで、草食系でない
ひと」と云ってましたが、それは理想。

二次会では、穂村さんにいろいろ訊いてみました。
「ご結婚が人生いちばんのしあわせでしたか。」
「ご自宅には、どんな絵を飾っているのですか。」
などなど。ビールを飲みながらぽつりほつりと、
お話してくださいました。

いらしてくださったみなさま、「ジュンク堂」の
みなさま、どうもありがとうございました。

2011年10月11日

話(「ことばのポトラック」)

ことばのポトラック vol.5 短歌朗読&トーク
声がつなぐ短歌」「SARAVAH東京」にて。

盛りだくさんのたのしいプログラムの中から、
どれにしようかな、と迷ってひとつだけ
ご紹介します。

東直子さんの朗読+ひらたよーこさんの歌
矢野誠さんのピアノ、3人の呼吸がぴったり
合って、3人がそれぞれとびきり魅力的で。

東さんの新作の短歌朗読にうっとりしていると、
ひらたさんの歌と矢野さんのピアノがたのしく
はじまって、東さんの短歌がますます
かがやいてきます。音楽は、聴衆の気持ちを
ふわっとさせて、自由に羽ばたかせてくれます。

ことばを大切にするひらたさんと矢野さんの
演奏だからこそ、のひとときでした。

ひらたさんは、お父様が作曲家という家庭環境で、
四才のときから、遊ぶようにメロディを
つくっていたそうです。

ある日、そのメロディにぴったりのことばに
出会って、"世界中の歌詞"を探すことに
夢中になられて、正岡子規、谷川俊太郎さん
などなど、さまざまな詩歌に曲をつけて
歌われています。

短歌のことばには、5・7のリズムがあるから、
曲にのせやすいとおっしゃっていたのは矢野さん。

歌詞として書かれたものではなく。詩や短歌に
すばらしい曲をつけてくれる方に出会えて、
うれしかったです。

2011年10月10日

話(「吉祥寺」)

幼なじみの深雪ちゃん、吉祥寺で毎週ハープの
レッスンを受けていて、吉祥寺にはとっても
くわしいのです。

秋晴れの半日、ランチはここで、スウィーツは
ここで、と案内してもらいながら、たのしい
ひとときを過ごしました。

「家の中のお掃除をする気力が、まったく
なくなってしまった」というのが深雪ちゃんの
悩みです。いまの状態を実際に見られたら、
もう縁を切られるかも…なんて云うのです。

お掃除は、わたしの趣味ですが、強要はしません。
すきなひとが、すきなことをするのがいちばん。
わたしは、忙しいとまずお料理から手を抜いて
しまいます。

お掃除のしすぎで、時間がなくなって、りんごを
ひとつかじるだけ、なんてことも起こるのです。

できないときも、くよくよしないで過ごしましょう。
眠れる場所さえあれば、元気に生きていかれます、
ねっ。

2011年10月9日

話(「王様のブランチ」)

歌集「ともだちは実はひとりだけなんです」を
テレビ番組「王様のブランチ」のコーナーで、
ご紹介いただきました。

我が家にはテレビがないのです。なんとなく
いらない、家が狭いから…と思っているうちに、
買いそびれてしまったのです。

親しいおともだちは、そのことをよくわかって
くださって、きょうも、すぐに知らせて
くださいました。

あとどれくらい子供でいられるのかお風呂あがりに裸でおもう

を話の中心にして とても感じよく 丁寧に
紹介されていましたよと。偶然、朝その番組を
みていたらね…とメールをいただいたり、
あっと気付いてくださった友人・知人からの連絡、
とてもうれしかったです。

2011年10月7日

話(「M先生」)

M先生は、内科や外科、精神科のドクターでは
ありません。お話していると、とても楽しく
なってきて、マイナスのことをプラスに
感じるような元気をくださるので、わたしに
とっては"先生"とお呼びするのが
ぴったりなのです。

M先生、この夏は癌の再発で治療に専念されて
いました。その合間に、オペラなども楽しまれて、
わたしのほうがハラハラしすぎで恥ずかしい
くらいでした。そして、大きな病とも上手に
折り合いをつけられ、すっかりお元気になられて、
とてもうれしいです。金木犀の香る休日、
久しぶりに会いに行って来ました。

診察予約のように、何時から何時までオッケー
というお知らせをいただき、いつも手ぶらで、
楽しいお話をすることがおみやげです。

最近、お孫さんが誕生されて、新米の
おじいちゃまになられたM先生。息子さんの
奥様、赤ちゃんに対する心遣い、優しさには、
びっくりすると。わるいことではないから、
何も云わないけれど、時代がかわって
男性はここまで優しくなったんだなぁと。

そうです、家事や育児もいっしょにするのが、
ごくふつうのことになりました。M先生の頃は、
立会い出産なんてとてもしゃれたことで、
めずらしかったそうです。わたしはその間の
世代ですが、いまの若い人々の優しさには
同じように感心しています。ちょっと、
うらやましいほどです。

2011年10月6日

話(「おみやげ」)

"おみやげ"ってむずかしいですね。お誕生日
プレゼントやクリスマスプレゼントとは
またちがって、ほんとうに、ほんとうに。

ベルリンのおみやげに、陶器の"くま"を
いただきました。割れないように、
ぐるぐると包まれて、あらわれたのが
こちらの"しろくま"。かわいいけれど、
抱きしめるぬいぐるみではなく、一瞬
途方にくれました。

貯金箱になっているのかなぁ…いいえ、
ちがいました。お菓子が入っているのかなぁ…
いいえ、ちがいました。純粋な置物です。
北海道のお魚をくわえた木彫りのくまを
おもいだしました。

ワインボトルくらいのおおきさ、どこに飾ろう
かしら。キッチンが似合うような気がして、
シンクのむこうに置きました。お料理する
わたしを、見張るような位置ですね。

なまえ、なににしようかなって、娘に
相談すると、もらったひとの名前が
いいんじゃないって。えーっ、日本語より
やっぱりこの顔は、ドイツよ、と
考え中でまだ決まっていませんが、仮に
おともだちの名前をつけて呼んでみました…
しっくりきません。

2011年9月26日

フィリップ・ワイズベッカーさん

乃木坂の「gallery ART UNLIMITED」へ。
フィリップ・ワイズベッカー展
PARTS AND PIECES

はじめてのギャラリーでしたが、ホームページ
掲載の"道案内"がとてもわかりやすくて
迷わず到着。ことばでの"道案内"、わたしには
地図よりずっと助かります。

初日のきょうは、フィリップさんも会場に
いらして、作品の説明をしてくださいました。
日頃、目にしているものを、フィリップさんが
捉えると、こんなに素敵な線であらわされる、
鉛筆や色鉛筆で描かれているので、
よけい身近に感じます。

「これはね、三菱のボールペン、これが
とってもいいんだ」と絶賛。大きな作品も、
細いボールペンの線で描かれていました。

「ハモニカブックス」から3冊同時刊行されてる
作品集がとても素敵。フィリップさんがノートに
描き溜められた作品が、上手に再現されています。
3冊の表紙は、それぞれの色で、セットになると
一段と引き立ちます。

イラストレーターの小川かなこさんと、いっしょに
行きました。素敵な作品をみたあとなので、
とてもたのしいティータイムを過ごせました。

2011年9月25日

話(「西口徹さん」)

季刊誌「やま かわ うみ」の秋のイベントが、
キッド・アイラック・アート・ホール」で
ありました。

会場で、この雑誌に寄稿されている西口徹さんに
お会いしました。西口さんは、河出書房新社の
編集者で、10年ほどまえに親子詩集の
半熟たまご」をつくっていただきました。

金子みすヾのムック本をつくった方でしたから、
信頼してお任せしようと、何から何まで西口さんに。
いまになって知ると、わたしとそんなに年も
はなれていませんでした。

河出書房新社の前は、青土社にいらして、
むずかしい詩をいっぱい読んでいましたから、
わたしたちの詩は、新鮮に胸に飛び込んできました、
と当時のおことばです。

飄々とした風貌、いまだに携帯電話をお持ちで
ないところ、西口さんのイメージは、まったく
かわっていません。そしてフィルムカメラ、
使っていますよと、これはわたしも同じ。

小学生の娘に、おとなのように接してくださって
ました。「大学合格したら、あみちゃんに
ごちそうします」ときょうの伝言。あのとき以来、
お会いしていませんから、それはそれは
変わったはずです。

2011年9月24日

詩とファンタジー 16号










「人生は、いまからがたのしい!」きょう
お会いしていちばんに、やなせたかし先生が
おっしゃったおことば。

お仕事をされている机の横に、椅子をならべて、
詩とファンタジー」の次号、こんなかんじです…と
見ていただきながら、先生のご意見をいただきます。

サトウハチローのお話が、ぽろりぽろり。
「少年倶楽部」という雑誌を、やなせ先生も
愛読していたそうです。

さまざまな詩人が、詩を発表されていて、
その中でも「サトウハチローがすきだったなぁ」と。
「詩壇では認められてなかったんだよ」とも。
やなせ先生と、どこか共通しているところが
あるのですね。

ハチローのおとうさまの佐藤紅緑は、ハチローが
不良だったので、小説の中で不良少年を描くのが、
実に上手だったことなど、教えていただきました。

ハチローの異母妹、佐藤愛子さんの書かれた
血脈」これに詳しく書いてあると、おすすめでした。
「血脈」、わたしは文庫本で読みましたが、
途中でやめられなくて、三冊明け方までかかって
読みました。家族のひとりひとりの個性に、
ぐいぐい惹きつけられてしまうのです。

次号「詩とファンタジー 16号」を
どうぞおたのしみに。

2011年9月23日

話(「お元気ですか」)

お手紙を書くことがぐっと少なくなり、
メールでは、必要なやりとりに徹することが
多く、「お元気ですか」というための
メールもあんまり…。

このごろ、お互いに連絡をしていないけれど、
どうしているかなぁと、おともだちのこと、
気になっていました。

きょうは、台風で外出の予定を取り止め、
時間ができました。こういう時こそ、
日頃気になっていたことを。わたしの
近況も書きながら、「お元気ですか」と。

台風の中、ご実家に向かう電車の中の
おともだちから、返信が届きました。
あした、おとうさまが手術をされるそうで、
立会いのための帰省中。彼女自身が元気で
あっても、ご家族・ご身内に何かあると、
大変です。

親の年齢を考えても、突然何が起きても
おかしくないと、痛感していますと。
同年代のおともだちは、親もほぼおなじ年齢
ですから、よく判ります。また落ち着いたら、
ゆっくり会いましょうねと。

あみちゃんの受験もがんばってほしいです…と
ありがとう。この時期、娘は、文化祭の
ダンスに燃えて、受験はどうするのって
いうことは、わたしだけが気にしています。

夢中になってやっいることは、とめることが
できません。どうぞの秋です。

2011年9月21日

話(「すやまたけしさんの精神」)

『何事につけ「とりあえず」「にもかかわらず」の
精神で生きています。

「とりあえず」と言って、この怠惰な人間を
動かし始め、くじけた時は「にもかかわらず」と
言って、自分を激励するのです。

たとえば「とりあえず」詩らしきものを書いて
満足できない「にもかかわらず」投稿したりして、
しかし掲載されることになれば、それは僥倖と
いうものです。』

これは、先日の「朗読会」でもみなさんに
ご紹介した、すやまたけしさんのおことばです。

「とりあえず」わたしは、歌らしきものを書いて、
満足できない「にもかかわらず」
「日経新聞」の歌壇に投稿してみました。

会うために仕事なんとか切り上げて
豪雨の中を歩いて来たひと

岡井隆 選
決して若くはない恋だからこそ相手に対する
思いやりが生まれる。
大人同士のかかわり合いの切なさでもある。

日曜日の掲載、とてもうれしかったです。
この気持ちをたいせつに、生きていきたいです。

2011年9月19日

話(「お墓参り」)

ぎっくり腰の父のお見舞いに、弟と横浜に
行きました。実家に行くのは久しぶり、
柿が色づいていました。

その辺りの風景は、ほとんどが何の変化も
ありませんが、住んでいる人々は、年と共に
移り変わってゆきます。

ご両親は、定年を迎えられて、故郷に戻られ、
いまは成人したお嬢さんおふたりだけが、
そのお家にいらしたり。やはり、ご両親は
アメリカの田舎での生活を選ばれて、学生の
ご姉弟のみが、そのままこちらで暮らしていたり。
父のように、一軒家で1人暮らしの方も増えました。
いろいろです。

さんざん父と弟とおしゃべりして、帰りは
母のお墓参り。りんどうとコスモスを、
束ねてもらいました。

日暮れ間近で、この時間から行くひとはいなくて、
がらーんとした道を歩いて、母のところへ。
まわりにだーぁれもいないのをいいことに、
弟と母のすきな歌を唄うことにしました。

こんな提案に、即賛成してくれるのは、弟くらいな
ものです、ありがとう。さだまさしさんが
すきだった母のために、声を合わせて気持ちよく
うたってきました。

夜は、虫の音にバトンタッチ、日中は暑くても
もう秋です。

2011年9月12日

星くず朗読会 シリーズ6

「星くず朗読会」シリーズ6 
すやまたけしさんの作品を読む会」

詩とメルヘン」という雑誌がなければ、
詩を書いていなかったし、詩を書き続けて
いなかったとおもいます。

そこで出会った、すやまたけしさん。
すやまさんは、とても残念なことに
今年の6月にお亡くなりになりました。

すやまさんの作品を朗読しましょう、と
「詩とメルヘン」への投稿を通じて知り合った
おびきみつこさん、酒井景二郎さん、
そしてたくさんのお仲間といっしょに、
ひとときを過ごせたこと、そこにすやまさんも
いらっしゃるようで、うれしかったです。

カフェの小さなスペースでの朗読会は、
はじめてでした。マイクを使わないで、
届く範囲というのは、気持ちが伝わるまでの
距離が、すくそこというかんじで、
それはそれで、どきどきします。

「詩とメルヘン」という雑誌が30年
続いたことから、当日カフェに流れていた
音楽も、30年間の筒美京平作品を30曲
選んだものでした。ひげ☆ぼうずさん、
どうもありがとうございます。

すやまさんのご家族のみなさま、おともだち、
すやまさんのお人柄と作品がだいすきで、
集まってくださったみなさま、
ブック・カフェ槐多」の早川さん、そして
お手伝いしてくださったみなさま、
どうもありがとうございました。

やなせたかし先生、先生のおかげで
わたしたちはこんな素敵な時間を
過ごすことができました。

「星くず朗読会 シリーズ6」ご報告





事務局、ひげ☆ぼうず、です。

このたびは「星くず朗読会 シリーズ6
すやまたけしさんの作品を読む会」に
お越しいただき、ありがとうございました。

東日本大震災から、はや半年、"日常"はいつもと
同じ顔して続いているように見えますが、やはり
この30年を、ただノスタルジックに振り返るだけでは
ない朗読会になっていたような気がしました。

みなさまは、どんなふうに感じられましたでしょうか?

日々、このブログを支えていく中で、今後も定期的に
朗読会を開き、みなさまと直接お会いできる機会を
もてることは、本当に励みになります。

今後とも、当ブログ・企画等、よろしくお願いします。


9月4日のご報告です。


<音楽>
今回の朗読会に合わせ、この30年を振り返るために
偉大な作曲家、筒美京平の作品を30年分、1年ごと1曲
歌手は重ならないように選曲してみました。
大ヒット曲、商業的にはそこそこでも隠れた名曲、
現在の活動からは想像できないレアな曲などなど
1人の作曲家から生み出された数々の楽曲、30年分の
歴史を順番にどうぞ!
(発売年月 「曲名」 歌手 [作詞者])


1:1967.7 「渚のうわさ」 弘田三枝子 [橋本 淳]
2:1968.12 「ブルー・ライト・ヨコハマ」 いしだあゆみ [橋本 淳]
3:1969.4 「くれないホテル」 西田佐知子 [橋本 淳]
4:1970.1 「雨がやんだら」 朝丘雪路 [なかにし礼]
5:1971.5 「さらば恋人」 堺 正章 [北山 修]
6:1972.6 「芽ばえ」 麻丘めぐみ [千家和也]
7:1973.4 「赤い風船」 浅田美代子 [安井かずみ]
8:1974.4 「或る日」 ザリバ [石津善之]
9:1975.10 「センチメンタル」 岩崎宏美 [阿久 悠]
10:1976.10 「やさしい都会」 平山三紀 [荒井由実]
11:1977.9 「九月の雨」 太田裕美 [松本 隆]
12:1978.8 「たそがれマイ・ラブ」 大橋純子 [阿久 悠]
13:1979.1 「日曜日はストレンジャー」 石野真子 [阿久 悠]
14:1980.12 「スニーカーぶる~す」 近藤真彦 [松本 隆]
15:1981.10 「センチメンタル・ジャーニー」 松本伊代 [湯川れい子]
16:1982.10 「ドラマティック・レイン」 稲垣潤一 [秋元 康]
17:1983.4 「夏色のナンシー」 早見 優 [三浦徳子]
18:1984.2 「ト・レ・モ・ロ」 柏原芳恵 [松本 隆]
19:1985.11 「なんてったってアイドル」 小泉今日子 [秋元 康]
20:1986.11 「WAKU WAKUさせて」 中山美穂 [松本 隆]
21:1987.7 「野性の風」 今井美樹 [川村真澄]
22:1988.4 「抱きしめてTONIGH」 田原俊彦 [森 浩美]
23:1989.5 「17才」 森高千里 [有馬三恵子]
24:1990.11 「色は匂へど」 ちあきなおみ [伊集院 静]
25:1991.6 「夏の二週間」 谷村新司 [康珍化]
26:1992.11 「泣いてないってば」 裕木奈江 [秋元 康]
27:1993.11 「カナディアン アコーデオン」 井上陽水 [井上陽水]
28:1994.3 「人魚」 NOKKO [NOKKO]
29:1995.4 「タイムマシーン」 藤井フミヤ [藤井フミヤ]
30:1996.12 「TOKYO FANTASIA」 山下久美子 [湯川れい子]
31:1998.1 「恋のルール・新しいルール」 ピチカート・ファイヴ [小西康陽]




<朗読>
平岡淳子、酒井景二朗おびきみつこ、の順で。


すやまたけしさんのご家族の方々も招き
アットホームな雰囲気で、すやまさんの作品の
再発見と思い出話に花が咲く、すてきな
朗読会となりました。




今回の「星くず朗読会」は、いままで利用していた
ホールから舞台を移し、地下のカフェになったことで
趣向もずいぶんと変わりました。


お客様の人数も1/3以下まで絞らなければならず
ずいぶんと窮屈な思いをさせてしまうことに
なりましたが、そのかわり、親密度がグっと
増したようでした。


マイクから地声に、イベントからパーティーに
という感じでしょうか。今後は、利点を活かし
あまり内輪だけの集いにならぬよう、楽しい
企画をこれからも考えていきます。


ぜひ、よろしくお願いします。

2011年9月11日

話(「おともだち」)

12歳からのおともだちのみゆきちゃん、
同じクラスになったこともないのに、
きょうまでおつきあいが続いています。

それぞれ転校生であったこと、
ランドセルの色が黒だったことが、共通点。
当時、女の子は赤いランドセル、男の子は
黒いランドセルが一般的でした。
母親の趣味で、わたしたちふたりの
ランドセルは黒、どこで気が合ったのか
わかりませんが、交換日記をしていたねと。

18歳からのおともだちのロコ、出会いは
学生時代ですが、親しくなったのは
結婚してから。仕事を辞めて、夫の転勤で
ニューヨークに赴任し、時間がたっぶり
あって、お互いの家を行き来しては、
何を話していたのかしら。

そのおふたりが「ビリケンギャラリー」に
来てくれました。

「しゃくにさわるほどの笑顔だわ」と
わたしを見てみゆきちゃん。「とんでもない、
こんな苦労の連続なのに」とわたし。
親しいやりとりができるのも、
うれしいことです。

「ここ数年かわったよね」とロコ。
「あまりに少女時代が長くて、やっと
おとなになった」とわたし。おともだちの
ことばに、ハッとすることしばしば。

週末の大切な時間に、どうもありがとう
ございました。

2011年9月8日

お知らせ

事務局、ひげ☆ぼうず、です。

「ともだちは実はひとりだけなんです」
短歌:平岡あみ、解説:穂村弘、絵:宇野亜喜良

の出版を記念しまして、→ 特設サイト
立ち上げました。

ぜひ、ご覧ください!
【 ami 】 http://sdr-ami.blogspot.com/

宇野亜喜良さん










ビリケンギャラリー」にて、宇野亜喜良さんの
展覧会。「ともだちは実はひとりだけなんです」の
出版記念のオープニングでした。

平岡あみの短歌に、宇野さんが、さらさらと
絵を描いてくださり、穂村弘さんが、各章ごとに
文章を添えてくださっています。

「あみちゃんは、どんなところによく行くの?」と
15、16歳当時に訊かれ、「渋谷!」ということで、
宇野さんがその辺りをとってもかっこよく
あらわしてくださいました。

「あみちゃんにあまりそっくりにならないように
描いたんだけど、やっぱりよく似ているよね」と
宇野さん。

その素敵な宇野さんの少女のイメージを、
崩すことになるからと、ふだんは人前に
出ませんが、オープニングの日はさすがに出席。

ともだちの話、映画の話、音楽の話と
世代を超えて、話が弾んでいました。

「ともだちは実はひとりだけなんです」を
編集してくださった佐川祥子さんは、
とても美しい方です。

おしゃれのために努力している女性がすきだから、
佐川さんは、まさに憧れなのでしょう。
本づくりのセンスも、抜群です。

どうぞ読んでください。短歌と絵と、エッセイの
楽しめる、たのしい一冊です。

2011年9月7日

小手鞠るいさん

小手鞠るいさんの新刊「望月青果店」の刊行を
記念して、新宿の「ブックファースト」で、
梯久美子さんとのトークショーがありました。

ニューヨーク州の北、ウッドストックに住む
小手鞠さん、朝型の生活で、4時頃に起きて、
5時から9時くらいが執筆時間。午後は、趣味の
ランニングやガーデニングをしたり、読書をして
過ごすそうです。

"書くこと""書いていること"がほんとうに好きで、
何を、ということより、とにかく書くことで
生活していきたいと思っていたと。川滝かおりの
ペンネームで詩を書いていた時代から、小説に
舞台を移されたのも、そんなところに理由が
あるとのことです。

文芸誌「海燕」の新人賞を受賞されてから、
欲しいのはあなただけ」を刊行するまでに、
9年以上もかかったそうです。富山の薬売りの
ように、原稿を持っては出版社を訪ね歩いたと、
お話されていました。

フリーライターとして、暮らしは成り立ち、
仕事は次々に入ってくる中、"小説"の執筆を
確保する時間をつくるのは、とてもたいへん
だったとも。

小手鞠さん、長年アメリカに住んでいらっしゃい
ますが、英語はぜんぜん…で、アメリカ人の
ご主人さまは、ぜーんぶ日本語で話して
くださるんですって。家の中では、ぜーんぶ
日本語、読む小説もぜーんぶ日本語だそうです。

…そんな相手だから結婚してなんて、笑って
いました。今年も小手鞠さんにお会いできて、
とってもしあわせです。

2011年9月6日

「霧野仙子」










やなせたかし先生のテキストに、宇野亜喜良さんの
イラストレーション。やなせ先生の、このお話は
ぜひ宇野さんに描いて欲しいという願いから
出来上がった、豪華な一冊。「霧野仙子」

スパンアートギャラリー」での出版記念原画展
オープニングに行ってきました。やなせ先生の
アンパンマンの絵と、宇野さんの絵が
ひとつの空間に。ちょっとふしぎ、でもそれも
いいねっていうかんじです。

宇野さんの奥様、とても素敵なお扇子を
持っていらっしゃいました。今年は、
麻布十番の「納涼まつり」が中止になって、
恒例の宇野さんのうちわもありませんでした。
でも、そのかわりにこの扇子、素敵です。

麻布十番、かつてあったギャラリーが
クローズしてしまったり、おともだちも、
引っ越してしまったりでしばらく行っていません。

美味しいお店も、たくさんあります。
そろそろ涼しくなって、食欲の秋になったら、
遊びにいきましょ。

2011年9月5日

佐々木悟郎さん








佐々木悟郎さんは、ヤマハ(主催)のポプコン
(ポピュラーソングコンテスト)にも
出場されていたくらいで、ほんとうにすごーく
歌がお上手よー。英語の歌、すばらしいのよー」と
山口はるみさんに伺って、その足で
ピンポイントギャラリー」での、透明水彩の
作品展 cherished objects「小物の魅力」
みにいきました。

身のまわりの小物を描かれているのですが、
日本のものとはちがう独特のアメリカの匂いが。

日本の大学を卒業されてから、カリフォルニアで
暮らしていたそうです。学校に通い、たくさんの
音楽にも出会われたのですね。

身の回りにちょこんと置いておけるような、
ちいさなアンティークスは、その頃に
買い集められたものがほとんど。
たったひとつ、お気に入りのものが
そこにあるだけで、心地よく暮らせます。

コネチカット州に住んでいた頃、毎週のように
アンティークフェアに出かけていたわたしも、
あっ、こんな雰囲気の小物、並んでいたなぁと
なつかしくなりました。

お店のひとと会話しながら、胸に飛び込んできた
ものを、ひとつひとつ選ぶたのしさは、値段の
買いやすさもあって、うきうきしてくるのです。

しばらく忘れていた、アメリカの空気に
つつまれました。身の回りには、
こだわりのものを置いて、気持ちよく
過ごしたいと我が家にもどって思いました。

ソングストゥリメンバー 水絵と辿るあの日の音楽
こちらの本では、水彩画だけでなく、佐々木さんの
エッセイも読めます。ぜひどうぞ。

2011年9月3日

話(「父のお誕生日」)

父のお誕生日で、横浜でお食事会。

「もう、歳をきかないでね」って父が云うので、
○○歳おめでとうって云うのはやめて、
おめでとうだけに。

「歯も悪くなったし、お酒も弱くなった」との
ことでしたが、厚いお肉もりもり食べていたし、
お酒だってじゅうぶん飲んでいました。
まだまだ、元気ねって。

「若いときは、誕生日はお祝いされるものだった
けど、ここまで生きてくると、感謝の気持ちで
いっぱいだから、こちらがみなさんにご馳走します」と。

「一度きりの人生です。あなた自身の人生です。
すきなことをやって生きてください」と孫に
伝えてました。

会うときはいつも、新しい洋服を着ている父です。
あっそれ素敵なシャツねって、とても○○歳とは
思えないねって。

母が亡くなってから、1人暮らしも4年目の父、
お魚を煮たり、お味噌汁をつくったり、お料理が
できるので、離れて暮らしてるけれど、いまの
ところは安心です。

2011年9月1日

「スマイル」展


銀座「リクルート」ビルの「CREATION GALLERY G8」で、
178人のイラストレーターさん、スマイル作品で
勢ぞろいです。

「178人のイラストレーターが描く スマイル」

三つのお部屋にわかれていて、どの絵もスマイル、
みているわたしも、思わずにっこりします。

宇野亜喜良さん、「モナリザ」の微笑みを
思い浮かべたそうです。今回の微笑みは、
セーラー服の少女の微笑み。「モナリザ」のような
ふくよかな女性ではなく、まだ未成熟さが残る少女を。

笑わない少女を描き続ける宇野さんの、
スマイル少女は、とってもめずらしい一枚です。

南伸坊さんの大仏さんの微笑みにも、
呼び止められました、ぐぐっと。
人間だけではありません、動物の微笑みも
ありました。

スマイル・スマイル・スマイルになって、
おでかけください。9月30日まで、やっています。

2011年8月30日

メグ・ホソキさん

メグ・ホソキさんのお人形の展覧会
ヌーベルバーグのモードへのオマージュの旅

自由が丘の「パセリセージ」という、とても雰囲気のある
日本でないどこかのような一軒家のショップが会場です。

苦手な地図をみながら、てくてく、入り口の木々の緑が
美しいお家、奥へ奥へと進むと、硝子のむこうに
メグさんの笑顔、久しぶりです。

手作りのすぐにメグさんの作品とわかる、おしゃれで
とびきり贅沢なお人形、アンティークのアクセサリーや
バスケットなどと馴染んで、つまさきで立っています。

日本ではみつからないという、小さな小さなスパンコールを
いっぱいつけて作られた靴で、つんとすまして立っています。
メグさんが大切にしていた布で作られたブラウスや、
真っ赤な毛糸で編まれたベスト、ワンピースあり、
パンツあり、あちこちにさりげないおしゃれな
女の子がいっぱい。

流れる音楽も空気も、「パセリセージ」ならではで、
いただくお茶も、こんなにおいしいのは、
心をこめられているからですね。

人見知りで…ほとんどどこにも出かけないし…という
メグさんですが、その落ち着いて、こつこつ前進される
生き方がとてもすてきです。

30代のときのような、徹夜してでもという無理は
できないけど、つくることが楽しくて楽しくて
というメグさんです。

展覧会が終わっても、お人形たちは行き先のお家が
決まるまで、パセリセージにいるそうなので、
会いにいってくださいね。

2011年8月29日

話(「サトウハチロー」)

「心のうた」サトウハチロー抒情詩集

装丁は堀文子さん。サンリオがまだ
「山梨シルクセンター」という社名だった
頃の一冊です。

「心のうた」のほかに、「美しきためいき」
「愛を唄う」「悲しくもやさしく」など
サトウハチロー詩集は何冊もあります。

昭和40年代、やなせたかし先生も、掌にとりやすい
抒情詩集をたくさんつくられました。

はじめのページに、

石井ふく子女史
佐世 直美女史
平岩 弓枝女史
お三人にこの詩集を捧げます
お三人がこの詩集の詩をボクに書かして
くれたからです
ありがとうとはっきり言います

サトウハチロー

と書かれています。

詩は、書かせてくれるひとがいるということに、
書き終えてから、とても感謝します。でも、
なかなかこんなふうに、はっきりと
ありがとうが言えません。すてきだなぁ、
サトウハチローさん。

さいごには、サトウハチロー略歴のほかに、
現住所、電話番号も載っています。あのころ、
個人情報なんていうことばもなかったし、
いまより緩やかに穏やかに暮らしていた気がします。

2011年8月24日

スズキコージさん









スズキコージ "サラバ ゲンパツ"「ADIOS NUKES展

急遽開催が決まったという「GALLERY SER」での
コージさんの展覧会。「ビリケンギャラリー」の
オーナー、三原さんといっしょに、ふらりと夕方
訪ねました。

コージさん、いらっしゃいました。おおきなおおきな絵を、
つなぎ姿で音楽をかけながら、制作中。しばらく、広い
このスペースをアトリエのようにしているんだと。

サラバ ゲンパツ、脱原発。はっきりと脱原発を
表現することに決めたんだ、とおっしゃっていました。
熊本や神戸の講演会でも、そのことをお話したり、
今後、レクチャーもすると。

9月10日までの会期中に、コージさんの絵や切り絵作品、
どんどん増えることでしょう、たのしみです。
ライヴ・ペインティングもあるようで、詳しい日時は、
ギャラリーにお問い合わせください。

コージさんは、こどもたちを守ることを、真剣に
考えています。わたしの、わたしたちみんなの願いです。
日本が原発をやめるまで、俺は続けることにしたと、
これから各地で展覧会があります。

都内でも、東中野、新宿とありますので、また行って
きましたら、こちらでご報告します。コージさんに
お会いした後は、わたしも熱っぽく娘に語るので、
すぐにわかるそうです。でも、もっと勉強しないと…。

2011年8月23日

話(「記録」 )

娘が通っていた、ご近所の幼稚園、今年になって
閉園の残念なニュース。署名活動などで、
なつかしいママたちにお会いする機会がありました。

あたりまえではありますが、3歳児が、高校3年生に
なっているのですから、外見も内面も、成長したのは
こどもたちです。ママたちはお互いに「年とったよねぇ」
「疲れるよねぇ」と。

その仲間のご自宅で、なつかしいビデオを見せて
いただきました。当時のVHSを、すべてDVDに
焼きなおして、大きな画面で鑑賞。むかしのことは、
とってもよく覚えているもので、さっと名前がでてきます。

こどもたちも、かわいいけれど、ママの声も、なんて
やさしいのでしょう。こどもは犬のようにじゃれあって、
あぁほんとうに動物っていうかんじ。

我が家には"写真"しか残っていないので、"動く映像"は
貴重で新鮮。ビデオのない我が家のために、たくさん
撮ってくださっていました。

小学校は、それぞれちがうのに、運動会にまで
駆けつけて、こんなにいっぱい残してくださっていたとは、
あらためて感激。お誕生日会もクリスマスパーティー、
ピアノの発表会まであって…。

いまだに、写真もフィルムカメラで撮っているわたしです。
おともだちのおかげで、こんなにたのしく回想を
楽しむことができました。

2011年8月15日

「手のひらを太陽に」つなごう心と心プロジェクト










被災地へ「詩とファンタジー」を送り続ける
プロジェクトが発足しました。現在発売中の
15号は5000部を。

今週は「詩とファンタジー」を代表して、
「かまくら春秋社」の山本さんが、現地に行って、
一冊一冊、直接手渡します。次号では、
そのときの詳しい様子も、ご報告できるでしょう。

これから何回かは、継続して東北の詩人特集で…と
編集会議で話し合いもしていますが、先のことは
本当にわからず、また次回、こうして鎌倉で
みんなで集まれますようにと、言葉を交わしました。

きょうは投稿詩の選考日でした。
湘南新宿ラインの逗子行きで、新宿から鎌倉までは
あっというまに着きます。海に行く親子連れ、
若者たちで、車内は明るい雰囲気でした。

「詩とファンタジー」の発行が一回お休みに
なったので、今回の投稿の山は、そのぶん
崩れそうなくらい積み上げられました。
10代から90代の方々の投稿作品に、真剣に
向き合います。

詩とイラストレーションの雑誌ですから、
季節は重視、そして絵の風景が、美しく、また
たのしく、広く深く思い浮かぶような詩が、
残ります。

選ばれた詩に、どんなイラストレーションが
描かれるのか、わたしたちも、それはとても
たのしみにしています。

投稿は随時受け付けています。
みなさまの詩を、お待ちしています。

写真は「手のひらを太陽にバンダナ

2011年8月14日

話(「あしながおじさん」 )

"あしながおじさん"と、お呼びしている紳士が
いらっしゃいます。世界の各地でお仕事を
されたご経験から、博学です。文学、美術、音楽、
政治経済…などなど教えていただくことばかり。

"あしながおじさん"、アンテナの感度がすばらしく
よくて、図書館に通われては、本だけでなく、
新聞・雑誌に目を通されて、「あなたには、
こんな記事がぴったりでしょう」というものを、
すべてコピーして揃えてくださいます。

定期便で届く、その記事を、いつもうれしく
読んでいます。好きな、興味のある内容が、
最初からそろっているなんて、極楽気分。

"あしながじさん"は、語学も堪能ですから、
原書で読んだんだけどね…と、さらりと
おっしゃって、難しいこともかみくだいて
説明してくださるのです。

"あしながおじさん"とは、ときどきお会いして
お食事しながらお話を。ちょっとせっかちすぎる
かしらと思うくらい、よく食べよく話します。

神保町の「如水会館」の、今回はフランス料理
でしたから、こうして一皿ずつゆっくりだと、
わたしたちもあわてませんね、と笑いました。

"あしながおじさん"…なんて呼んでいますが、
わたしもおばさんであることを、忘れては
いけませんね。

話(「おまえ」「あなた」)

おともだちの智恵ちゃんと、表参道でお茶、
そしてお夕食をしました。

わたしたちは、おんなふたりですが、まわりは
男女ばかり。それも、わたしたちより、
年上のかんじのおふたり連れ。

向かい側のお席に、たのしそうなおふたり、
ちらっちらっとみてしまいます。満面の微笑を
絶やさずに会話しているから、あのおふたりは、
ご夫婦ではないわよねと、勝手なことを
言い合って。

むこうのおふたりは、なんだかとっても
つまらなそう。淡々とそれぞれがお箸を
動かしている、落ち着いているといえばそう、
ああいう感じが、ごくふつうのご夫婦ねと
言ったり。

男のひとは「おまえ」って呼んでいるわ、
そして女のひとは「あなた」って。
「おまえ」なんて呼ばれるのいやよねぇ…と
智恵ちゃん。実は、わたしはそんなに
いやではなくて、黙ってしまいました。

若い頃は「おまえ」なんて呼ばれると、とても
親しくなったみたいで、うれしかったけどね、と
智恵ちゃんの話は続きます。

さて、智恵ちゃんはお家では、なんて
呼ばれているのでしょう。ふふふ。

2011年8月12日

宇野亜喜良さん










伯爵令嬢小鷹狩掬子の七つの大罪」プレビュー公演。
下北沢の劇場「ザ・スズナリ」。

今回は、寺島しのぶさんのご出演もあり、チケットは
即日完売。なんとか手にしたチケット、最前列で
観て来ました。

首に白いタオルをひっかけて、黒いTシャツ、
黒いパンツの宇野亜喜良さん。「最後、舞台に
水を流すんだけど、それがどうなるか心配で…」と。
「ザ・スズナリ」、熱気でいっぱい、通路も
補助席で埋まっています。

「僕が自由に物語を書き足しても、寺山さん、
僕ならゆるしてくれると思うから、今回もね…」と
宇野さんのお話を聞いて、始まる前からどきどきです。

劇中に、宇野さんのお人形が静かに、登場します。
女優さんに負けない力を発揮するのです、もう
釘付けです。そして人形遣いの方のみえない存在感。

舞台は最後、ほんとうに水浸しになりました。
そこに月が映るのです。誰もいなくなって舞台に
月だけが…。この余韻の美しさ、これが
ほんとうに素敵です。

パンフレットには、寺山修司のミニ詩集特集。
寺山さんの装丁を、なんと47冊も手がけられた
宇野さんの絵とともに、寝る前に、ゆっくり読みます。

2011年8月11日

内田新哉さん










表参道の「ギャラリーコンセプト21」で、
今年は真夏の水彩原画展「少年と夏の草道」
内田新哉さん。

Tシャツにジーンズ…の内田さんは、10年前から、
いえいえ20年前から、少しもかわっていないのです。

表参道の会場には、ひまわりのアレンジメントが
あちこちに飾られ、内田さんの絵の雰囲気に、
ぴったり合っています。

内田さんは、笑顔も声もことばも、ほんとうに
優しくて、いつも内田さんのまわりには、
ファンの方々がいっぱい。

ギャラリーの端には、桜の季節を描いた絵もあり、
内田さんの絵には欠かせない自転車、そして
学生鞄が置かれていて…その皮のぺったんこの
学生鞄のなつかしいこと。いつのまにか、
見ることがなくなりました。男子の白い布製の、
肩掛け鞄も同じようになつかしいです。

名古屋にお住まいの内田さん、こうして毎年
東京で個展を開いてくださるので、一年に一度は
お会いして、お話しできます。

詩とメルヘン」でデビューされた内田さんの
ご活躍の世界は、とても広くなっています。
詩とファンタジー」でも、たびたびお世話に
なっていて、毎回快く描いてくださいます。
続いてよかったですねぇ…としみじみした
おことばをいただきました。

2011年8月10日

島村洋二郎










37歳の生涯の島村洋二郎「青い光」遺作展へ。
キッド・アイラック・アート・ホール」。

洋二郎の姪御さんの島村直子さんが、ギャラリーに
いらして、絵のこと、人生のこと、お話をして
くださいました。

最初の結婚、2回目の結婚とも、うまくゆかず、
おふたりのお子さんはアメリカ人に引き取って
もらったこと。

貧しくて油絵が描けずに、パステルを選んだこと、
死の直前まで飢餓状態であったことなどなど、
なんてお気の毒と思います。

でも、叔父のおもいでは、ほとんどないのだけれど、
叔父の絵がだいすきという、直子さんのおかげで、
島村洋二郎作品はこうしていまも、遺作展が開かれる
しあわせに恵まれています。

直子さんが洲之内徹さんに、洋二郎さんの絵を
みていただこうと、銀座の画廊の持ち込まれた
ときのお話など、感動します。愛するひとの力に
よって、作品は生き続けるのですね。

展覧会場の硝子ケースの中の詩画集
スティーヴンスンの「童謡の花園」、直子さんが
そっとだしてきてくださって、掌にとって
みることができました。この時代の挿絵、
とてもすてきです、1940年代。

展覧会はもう終わりですが、ぜひ画集なとで
島村洋二郎作品をみてください。

2011年8月9日

牧野鈴子さん










牧野鈴子さんの、池袋の東武デパートでの絵画展。
A MID―NIGHT'S DREAM 第6回
1970年代の作品から、新作まで。

おしゃれな牧野さんが、会場で笑顔で迎えて
くださいました。「詩とメルヘン」の大大大先輩の
牧野さん、いつお会いしても気さくです。

えーっ、こんなに素敵なフクロウのリングが
300円!と、かっこいいお洋服やアクセサリーを、
びっくりするほどのお値段で発見されていて、
毎回のたのしみです。

「マッチ売りの少女」の絵本、少女のあこがれる
世界の透明さが、少女の絵の背景に美しく
描かれています。

こちらの絵本は、市販されていなくて、漢字に
ふりがなもなく、あら、どうしてかしらと
お訊ねすると、「石井式国語教育研究会」の
教材でした。

はこちゃんのおひなさま
海をわたったヒロシマの人形
共に戦争にまつわるお話、牧野さんが
絵を描かれています。

「はこちゃんのおひなさま」のときには、お兄様との
お別れ、「海をわたったヒロシマの人形」のときには、
15年暮らした愛犬との別れが重なってしまい
ましたが、悲しみに浸る間もなく、お仕事に
没頭されたそうです。

どちらも読み終えて、じーんと胸に手を当てて
いたくなる絵本です。原画も、絵本もどちらも
すばらしいです。

2011年8月8日

やなせたかし先生

詩とファンタジー」では、毎号"対談"を行っています。
発売中の今号は、戸田恵子さん。

次号の対談も、曙橋の「やなせスタジオ」で
楽しく終えました。やなせ先生は、秋の号なら
このシャツがぴったりでしょうと、シックな装いで。

そして、対談のお相手は漫画家の西原理恵子さん。
おふたりとも、高知県のご出身。ほんぽん、ひやひや
するような本音トークは、気持ちよくて、きっと
誌面でもそのままを、お伝えできるとおもいます。

やなせ先生は、西原さんの吉祥寺の豪華なお家、
スタジオに、ぜひ行ってみたい、とお元気です。

それもそのはず、2年間で10回も入院されていた
やなせ先生ですが、病気は完治しました、もう
病院には遊びに来ていただくだけでオッケーです、
というドクターのことばに、それはそれは
うれしかったとのこと。

対談のお相手は、やなせ先生ご自身のリクエストです。
いつも女性ばっかり…とわたしたちは、くすくすと
笑っています。お写真を撮るときなど、女性となら、
ぴったり寄り添った一枚になりますものね。

さぁて、次号の特集はどうするか…といつも
アイディアをくださいます。そして
「詩とファンタジー」を東北に5000部ほど
プレゼント、これからもそれは続けていきます。

「詩とファンタジー」では、特別のページを設けて、
東北にお住まいの方々の詩を募集中です。
ぜひ、そのページに絵を描かせてくださいという、
イラストレーターさんもいらっしゃって、
次号の準備は、すすんでいます。

2011年8月4日

「星くず朗読会」 シリーズ6

ちょうど1ヶ月後・・・

「星くず朗読会」
シリーズ6は
今までとは
少し違った
内容で
お届けします。

詳細は上記の画像↑をクリック!
みなさまのご来場、お待ちしております。

ご予約はコチラ→ stardustreadings@gmail.com

日時:
2011年9月4日(日) 15:00~16:30

場所:
(京王線・京王井の頭線「明大前」駅 徒歩2分)
世田谷区 松原2-43-11    03-3322-5564

入場料:
2000円(コーヒー・クッキー付き)
定員20名

「クリップ」52号

「薔薇」

薔薇のうたが
垣根越しに
聴こえてくる

光をしたがえ
雨をしたがえ

わたしも
立ち止まって


「クリップ」51号の巻頭詩に、noaさんが
絵を描いてくださいました。
とってもうれしいです、
どうもありがとうございます。

そして、「クリップ」52号ができあがりました。
今回の巻頭詩は「ノウゼンカズラ」
クリップに寄せてのエッセイは、内田麟太郎さんに
いただきました。こちらもどうぞおたのしみに。

よろしくおねがいいたします。

2011年8月3日

話(「神保町 ふたつのオードリー」)

高校時代の同級生との、定例夜のお食事会、
7月篇です。

神保町の「鴻」での待ち合わせにしました。
それぞれ時間通りに着いたのに、あっ、まだ
来ていないとおもって電話。

「お店の真ん前にいるよ」
「えっ、わたしも真ん前にいるけど…」
ちょっと斜めかなぁとおもったりして、
くるりと見渡してみてもいません。

三省堂の近くの「鴻」ね、と云ったけれど、
おもえばおかしい…。ちょっと場所が不確かだから、
早めに行くねということば、聞き流しましたが、
大通りに面して、ちっともわかりにくいところでは
ありません、わたしの「鴻」は。

「スープカレーのお店よね」というわたしに
「飲み処だよ」って。これはますますおかしい、
「鴻」、おなじ方の経営でふたつのお店が
あったわけです。レトロな雰囲気は共通してます。

三省堂の前まで行って、無事に会えました。
今回は飲み処さんの「鴻」へ、家庭的なお料理が
美味しくて、何より居心地がとてもよくて、
80年代の音楽がずーっとかかっているところが、
またよくて。

待ち合わせの段階で、笑ってしまって、それから
ほとんど笑ってました。音楽がわたしたちを、
高校時代に引き戻してしまった、ということに
しておきます。

2011年8月2日

横田沙夜さん

ビリケンギャラリー」で、横田沙夜さんの個展
兎頭のささやき」開催中です。

横田さんにはじめてお会いしたのは、吉祥寺。
舟崎克彦さんの、大学での教え子さんで、
卒業されたばかりの頃だったでしょうか、
ご紹介していただき、絵をみせていただきました。

今回の展示では、"兎頭"を被った少女の水彩画が
並んでいます。少女の顔、目にとても特徴があって、
しあわせに満ちながら、寂しさを湛えたような表情。
不安そうな少女に、手を貸そうとすると、結構です
と、ぴしゃりと云われそうにもみえます。

背景を丁寧に描き込んだ絵より、少女に焦点を
絞って描いたもののほうが、人気があるようです。
この絵は、どんな方が買われたのかしら、と
そんな興味もわきます。

"兎頭"を被って、さらにそのうえに紙風船を
のせた絵、横田さん、実は村山槐多がだいすきで、
槐多の紙風船の絵をおもって、この一枚を
描いたそうです。

硝子ケースの中には、小さな小さな絵も飾られています。
横田さんも、その絵の少女のように、可憐です。
横田さんの在廊日に、ぜひ「ビリケンギャラリー」に
遊びにいらしてくださいね。

2011年7月30日

パウル・クレー

竹橋の東京国立近代美術館での、パウル・クレー
「おわらないアトリエ」展に。

今月いっぱいです、あわてて行って来ました。
夏休み中で、会期終了がせまっていて、
午前中からたくさんの人々。

お友だちに「クレーをみてくるね」と話したら、
「それ、だぁれ?」と訊かれ、わたしの発音が、
いけなかったのかとおもって、
「クレー、パウル・クレー」と、もういちど。
それでも、知らないっていうのです、ほんとうでした。

自分の知ってるもの、好きなものは、みんなも
知ってる、好きなんておもったら、おおまちがいです。
でも、このことは、ときどきすーっと忘れてしまいます。

そのお友だち、まわりの8人に訊いてみたけど、
知ってるひとはひとりだけだったよと。
そんなものなんでしょうね…とおもいつつ、
わたしは元気に行ってきました。

今回の展示では、クレーの作品はどんなふうに
つくられているのか、ということが詳しく
説明されていて、それはわかりやすかったです。

わたしは、それよりただ、ただ、絵をみることが
すきなので、素敵、いいなぁとおもった絵のまえでは、
ゆっくりしています。自分の作品の技法を、きちんと
記録に残すクレーの性格が、少しわかったような。

混んでいて、説明の文字はあまり追えなかったのですが、
ネットのクレー情報がとても充実していることに
驚きました、ありがたいです。

今回の展示のスペシャルサイト
日本パウル・クレー協会

2011年7月27日

話(「下北沢 WEEKDAY A.M.」)

学生時代のおともだち、ロコと、下北沢で
お茶の時間を持ちました。こどもたちが、
予備校や塾に通っている朝10時の待ち合わせ。

この時間の下北沢は、とっても静かです。
10時に開いているお店は少なくて、まずは
スターバックスへ。

ロコとは、おなじ教育学科で、教育実習も
中野区のおなじ小学校でした。そして、夫の
転勤でのニューヨーク滞在もおなじ時期で、
おもいでがいっぱい。

こどもがいないときは、夕方になるとよく
テニスをしたし、車であちこち出かけました。
娘を出産したときには、病院にも毎日のように
来てくれたし、退院してからのお食事まで
作ってもらいました。

久しぶりに会ったのですが、それぞれが"素"に
戻れるねって。

ロコは元スチュワーデスで、根っからの働き者です。
もう家事はいい…早く外で働きたーい、でも
こどもがまだ小学生だし…と云ってます。わたしは、
えーっ、ずーっと家にいるのがすきなのに…
仕事してるなんてーと、それぞれストレスあり。

でも、こうして日頃のおもいをぶつけられる
相手がいると、また明日から元気に過ごせます。
またときどき会おうねって。自転車でも行き来
できる距離に住んでいるんですものね。

2011年7月25日

宇野亜喜良さん

私の未明展」、恵比寿の「ギャラリーまぁる」にて
宇野亜喜良さんと山下以登さんのトークショー。
いつもお元気な宇野さん、連日の暑さとお仕事の
多さで、夏ばてしてしまったかしら、急遽
お休みされました。

小川未明の作品は短編が多く、約1000作品も
あるそうです。宇野さんが選ばれたのは
「赤い蝋燭と人魚」。

かわいいけれど、寂しげな表情の女の子、
宇野さんの描く少女の特徴がはっきり
あらわれていて、隣に赤い蝋燭。

宇野さん、小川未明はすきじゃないって
おっしゃりながら、描くとなったら、その作品に
たーっぷり愛を注がれます。

「赤い蝋燭と人魚」には思いも深く、サンリオ出版から
絵本もかつて出されています。現在では、
手に入りにくく、高値がついているでしょうね。

宇野さんにまつわる展覧会、今週「SPACE YUI」で
始まります。たくさんのイラストレーターが、
宇野さんの絵にコラージュ。こちらも、とても
たのしみにしています。

2011年7月24日

話(「年の差婚の正体」)

マーケティングライター、牛窪恵さんの
【年の差婚】の正体~なぜ同世代に惹かれないのか~」の
出版記念のパーティーに、お友だちに
誘っていただきました。

とーっても楽しみにしていたのに、台風の影響でなく、
家庭内台風?のため参加できなくて、残念。

"年の差婚"できる人のヒミツって、ちょっと
聞いてみたかったです。「若い男が幼くて
物足りないから、女性は年上の男性を
求めるんじゃないの?」とお友だち。

「あら、四十、五十の男がいつまでも
こどもっぽいから、年下の女性に流れるのよ」と
わたし。そうかもね、なるほどねって云いながら、
話は弾みました。

年の差恋愛こそしたことあるけど、年の差結婚は
未経験だから、わかりません。年の差って、
なかよくしているときには、どうでもいいほど
感じなくて、なにかもめはじめると、やっぱり
世代が違うからねぇって、都合よくおもったり。

わたし自身は、相手が女性でも男性でも"年"を
意識しないほうです。年上でも、年下でもなぜか
とてもしっかりしたひとに惹かれます。
気が合えばそれがいちばん。まずは、この本を
読んでみることにします。

2011年7月19日

2011年夏眺号 No.15

詩とファンタジー」、3月の大震災で、
春の号はお休みさせていただきましたが、
ほぼ、完成していましたので、投稿詩は
そのまま"春"をうたった詩を掲載しています。

夏の15号は「手のひらを太陽に」誕生50年
やなせたかし先生の大特集です。
やなせ先生の書き下ろし作品、
戸田恵子さんとの対談と、おたのしみください。

やなせ先生の"編集前詩"をご紹介します。
ぜひ本屋さんに行って、巻頭にある美しい
イラストレーションのページをご覧くださいね。

うすくれないの桃の花
ほころびそめた
東北の浅い春
牡鹿半島は
ねむくなるほど
うららかに美しかった
そして
リアス式の
三陸海岸
おだやかな湾に
抱きしめられた
可憐な港町
それらが
一瞬のうちに
悪夢の中に消えた
こんな時
ぼくはどうすればいいのか
こんな本は
ひときれのパンより
役だたない
ところであなたは?

2011年7月18日

話(「智恵ちゃん」)

「このごろ、よくおともだちに会うねぇ」と娘。
「そうね、みんなこどもが大きくなって、
時間ができたからかなぁ」とわたし。

こんな日は、ずーっと先のことのように思って
いましたが、この勢いで娘は、あっというまに
いずれ二十歳になるのでしょうね。

智恵ちゃんとも、数年に一度会えればしあわせ、
という感じでしたが、いまでは、ちょっと
珈琲飲みましょう、おしゃべりしましょうと、
誘い合えます。

二十代、わたしが結婚したばかりで、ニューヨークで
暮らしていたとき、智恵ちゃんはご夫妻で、
クリスマスシーズンに遊びに来てくれました。

ひとつのスーツケース、すべてがわたしへの
クリスマスプレゼント、本が何十冊入って
いたのでしょう、それはそれは感激しました。

あのころ、ネットで本を購入なんてありません
でしたから。マンハッタンの紀伊国屋書店では、
高かったし、読みたい本が揃っているわけでも
ありませんでした。

一冊ずつきれいに包まれた本のプレゼント、それも
大きなスーツケースにいーっぱい、一生忘れません、
智恵ちゃんのようにわたしも心に残るプレゼントを
したいです。

2011年7月16日

話(「石井睦美さん」)

石井睦美さんのご本は読んでいたけれど、
メールでのやりとりで、おしゃべりも
していたけれど、ご本人にお会いするのは、
きょうがはじめて。改札口で、どきどきしながら
待っていました。

お互いの住まいの真ん中、下北沢のイタリアン
レストランで。駅からとても近いのに、
静かな佇まいでとびきり美味しいお店。

石井睦美さんのご本、たーくさんありますが…
今年の日本児童文学者協会賞ご受賞の
皿と紙ひこうき」。舞台は大分県の日田市、
焼き物の里の小鹿田(おんた)。

わたしのとても親しくしていたひとの、故郷が
日田でした。その彼の案内で、日田の町も
小鹿田(おんた)の里も訪れたことがあるので、
風景がぱーっと広がりました。
一面にきんぽうげが咲いていたなぁ…。

故郷に住み続けるひとと、故郷を出て行くひとと、
どちらにも複雑な思いがあって、人生の中での
出会いが描かれています。

ヤングアダルト向けの一冊になってはいますが、
おとなが読めば更に深く楽しむことができます。
過ぎてしまったあの頃への思いが、いろいろ
ありますから、登場人物のあのひとにも、
このひとにも気持ちが重なるのです。

ご本のお話だけではありませんでしたが、
出会いに感謝しながら、お店も移りながら、
6時間のおしゃべり、おんな同士ならではでした。

2011年7月12日

小川かなこさん










荻窪「6次元」のギャラリーで、小川かなこさんの
個展「Pool」でした。4日間だけの開催、
もっと長くというお声もいっぱいあったそうです。

開催中は、毎日その場所にいたいと思うと、
この期間が精一杯で、と、かなこさん。

かなこさんの絵を見に、かなこさんに会いにみえる
方々で、きょうの「6次元」もたくさんのひとで、
あふれていました。

赤・緑・青・黄色、かなこさんの色は、夏に向かって
溌剌としています。古風でもあり、現代的でもある
女性が、その色に負けない表情の、意思をもって
存在しています。

とても暑い日で、アイス珈琲をお願いしました。
お抹茶茶碗にカラコロ氷の音がして、両手で
ぐっと、いただきました。ストローでなく、
こうしていただくのも、いいかんじ。

イラストレーター、カメラマン、ジュエリー作家と
「6次元」では、いろんな方に出会えます。
そして初めてなのに、すっとお話できる
雰囲気を持った方々が集まり、
とてもすてきな場所になっています。