2013年4月30日
味戸ケイコさん
『やなせたかしと「詩とメルヘン」の
なかまたち』展が、北海道の旭川美術館で
はじまっています。
1973年から30年間続いた「詩とメルヘン」
その中でも、特に初期の作品が
展示されています。当時掲載されていた
「怪傑アンパンマン」の原画も。
5月11日には、味戸ケイコさんの
トークショーがあります。函館ご出身で、
旭川にはお姉さまもいらっしゃる
という味戸さん。
味戸さんの絵には、いつも風が吹いて
いますが、ふるさとの北のほうからの
風に感じます。
「詩とメルヘン」から「詩とファンタジー」へ
と、作品を描きつづけてくださる
味戸さんのお話、宝の山の中から、
どんなお話が飛び出すのでしょう。
2013年4月26日
うらたじゅんさん
「ビリケンギャラリー」での
うらたじゅんさんの個展、
「四月の停留所へ」。
ローカロ線にのって、その駅で
降りて歩いていたら、こんな風景に
出会いました、といううらたさんの
目に留まったかずかずの場面。
うらたさん、「青春18きっぷ」を
利用して、トコトコいろんなところに
お出かけしたそうです。うらたさん
ご自身の日々のテンポに、
ローカル線のゆっくりした走りは、
ぴったりなんですって。
どこか懐かしくなるような色彩、
淡い色なのに印象深くて、その町に
かつて住んでいたような気持ちに。
電車や建物ばかり描いていたら、
急に花を描きたくなってと、桜や
コスモスの絵も、飾られていました。
木々や草花には、風が感じられて、
やわらかです。
大阪から上京されていたうらたさんに、
お会いできて、とてもうれしかったです。
2013年4月25日
篠崎三朗さん
「ギャラリーハウスMAYA」での、
篠崎三朗さんの展覧会「BIRDS & FACES」
ポストカードサイズの鳥の絵と、
女性の顔の絵が、壁一面に150点も。
鳥と顔の飾り方がとても素敵で、
鳥がいてこそ、顔があってこそ、
とどちらも引き立っています。
展示することは考えずに、篠崎さんが
毎日描き続けていたという作品です。
だんだん描いているうちに、上手に
なってきて・・・。
手馴れてきてしまうこともあり、
そんな頃にはじめたのが、
硝子絵だそうです。初心に戻って、
緊張しながら、もどかしさも
感じながらと。
時代に乗り遅れまいとして、ブラシが
流行ったときには、こんな絵も
描いていたんだよと、その絵を
みせてくださったり、篠崎さん
ご本人のギャラリーツアーで、
贅沢に見せていただきました。
そして愛するお孫さんのお写真も、
恥ずかしそうに取り出して、
見せてくださいました。
2013年4月24日
宮崎敬介さん
「Pinpoint Gallery」。宮崎敬介さんの
木口木版画展です。
「SPIRIT!」というタイトルで、魔法に
かかったような、雰囲気のある女性が、
額の中静謐に佇んでいます。
木口木版画になるような素材の木が、
いまでは、とても手に入りにくいそうです。
そんな状況ですから、これからの若い人々に、
木口木版画をやっていくことは、お勧め
できないと。その時代ごとに、流行る技法、
活気のある分野があるようです。
今回は、宮崎さんの切画作品も楽しめました。
こちらは、大きな作品です。木口木版画の
複雑な工程にくらべたら、もうとても
楽なんです、とおっしゃってましたが、
大作の前で、そんなふうには見えません。
2013年4月23日
メグホソキさん
中原淳一生誕100年を記念しての、
オマージュ展。
参加者のおひとりの、メグホソキさん。
メグさんは、中原淳一に憧れて、
イラストレーターになられたそうです。
少女、それもかなりファッションセンスの
垢抜けた少女、おふたりともそうです。
時代を引っ張って行くような少女には、
リーダーシップも隠されているようです。
メグさんの絵を、ずーっとすきでしたという、
ファンの方々もいらして「オズマガジン」で
息の長いお仕事をされているお話を、
伺いました。
メグさんはアナログ派で、絵はぜーんぶ手描き。
パソコンも一本指で打ってます・・・と
わぁ、わたしと同じひとがここにも、と
うれしくなって人差し指をくっつけあいました。
2013年4月22日
「詩とファンタジー」22号
「詩とファンタジー」22号、発売になりました。
特集は、没後30年 寺山修司 抒情詩篇。
すでに寺山さんのファンは、老若男女を
問わずいっぱいいらしゃいますが、今回の
宇野亜喜良さんのイラストレーションとの
特集で、ますます惹きこまれる読者も
多いことでしょう。
やなせたかし先生が、寺山短歌に出会った
時の衝撃のほか、山田太一さん、
江國香織さん、穂村弘さんなどの
みなさまから、寺山修司とわたし、の
文章をいただいてます。
94歳になられた、やなせたかし先生の、
お誕生日パーティー、「詩とファンタジー」賞
授賞式のようすも、写真と共に
おたのしみください。
「詩とファンタジー」どうぞ本屋さんで
みつけてください。ネットでのご購入も、
どうぞよろしくおねがいします。
2013年4月9日
「Drop」
平岡淳子詩集「Drop」若森あんり編集・装丁
10年間分の「CLIP」の詩から、34篇を選んで、
絵を描いて、素敵な一冊の詩集に
仕上げてくださった、若森あんりさん。
ご病気で入院されていたのですが、
もうすっかり元気!というご連絡を
いただきました。
「Drop」1冊1冊丁寧な手作り製本で、何冊か
つくってくださるとうれしいお知らせでした。
てのひらサイズの小さなピンク色の表紙、
茶色の帯がおしゃれです。ご希望の方に、
1冊1,000円でつくっていただけることに
なりました。
→ご希望の方は、メールでご連絡ください
2013年4月8日
やまぞえみよさん
「HB gallery」での、やまぞえみよさんの
個展。ミシン刺繍とアクリル絵の具を
組み合わせた作品が、並んでいます。
やまぞえみよさん…どこか記憶に
ありながら、初対面だとおもい、
お話ししていました。
びっくりびっくり、なつかしい。
当時は山添みよさんとして、
「詩とメルヘン」のイラストコンクール
最優秀賞を受賞された方でした。
学生だったやまぞえさんは、しばらく
絵のお仕事から遠ざかっていて、
それからは絵画の世界にいらして、
そののちイラストレーションの
世界に戻ってきたそうです。
やなせたかし先生の「詩とメルヘン」が、
「詩とファンタジー」になって、
いまも続いていることも、よく
知っていらっしゃいました。
やまぞえさんも、わたしもスカイツリー
より断然、東京タワーがだいすきで、
応援団のように話が盛り上がりました。
2013年4月4日
及川賢治(100%ORANGE)さん
「トムズボックス」での
及川賢治(100%ORANGE)さんの
「草があって木があって」展に。
一か月間の展示、最終日に
間に合いました。
今回の作品は、すべてマーカーで
描かれています。草木の緑も、
空の青も、すべてマーカー。
どうしてこんなにムラなく
塗れるのかしら。特別なマーカーでは
ないそうです。文房具やさんで売ってる、
ふつうのマーカー。
何枚も描かいてゆくううちに、
だんだん上手になったと。
わたしも描いてみようかな、と言うと、
そうそう、自分でやってみると、
どれだけたいへんかわかりますよって。
3月、春をおもって、明るい色彩に
なるように描かれていて、どの絵も
みていると気持ちが弾みます。
及川さん、以前「サンリオ」に
お勤めしていたそうです。
「詩とメルヘン」もやなせたかしさんも、
それはよくご存じなわけでした。
2013年4月3日
おおにしろいさん
「わたしのあかちゃん」の絵本原画展に
吉祥寺へ。ひとつ手前の井の頭公園駅で
降り、池に散った桜の花びらを
楽しみながら、向かいました。
「わたしのあかちゃん」文章は
内田麟太郎さん、おおにしろいさんが、
絵を描かれました。
内田さんのテキストには、"女の子"と
書いてあるだけ。この気持ちは、
うさぎに託そうとと、おおにしさんが
決められたそうです。
とてもいい表情のうさぎの親子です。
耳を隠したら、にんげんのようです。
色彩も、とてもやわらかで、春の花々を
そのまま絵の具にしたようです。
残念ながら、この絵本は購入することが
できません。「Baby Kumon」の会員向け
だそうです。
おおにしろいさん、男性か女性か
みなさんわからないそうで、
こちらでもお顔の写真はなしで、
絵をご紹介します。
2013年4月2日
岸田ますみさん
岸田ますみさんの「さまよう風景」展
桜が咲いてから、曇りの日が多く、
きょうも気持ちがさまようような曇り。
ますみさんの絵は、こんな日にみるほうが
しっくりします。
ご旅行されたという、モンゴルの
風景画が4枚。電気やガス、水道のない
モンゴルの宿に泊まり、トイレだって
ないんだから・・・と。満点の星が、
それはそれはきれいだったそうです。
土の色、緑の色にモンゴルとますみさんを
感じます。そして植物の葉の小品が
並んでいます。「銀座百点」に挿絵で
葉を描かれてから、いろんな植物を
描いてみたくなったそうです。
最終日、すべりこみで間に合い、
そんな方々が集まり、ギャラリーは
にぎやかでした。
2013年4月1日
「CLIP」62号
最新号「CLIP」62ができました。桜の開花に
合わせるように、いつもより少し早めに
発送しました。
2日がかりで、自宅のプリンターで
ゆっくりゆっくり印刷。印刷に出したらって、
何度か娘に言われましたが、いまのところ
だいじょうぶだからと。
印刷をしているあいだに、封筒の宛名書きを
します。これもラベルに印刷したらって、
毎回云われていますが。いまのところ
だいじょうぶだからと。
宛名書き、すきです。あのひとは、あそこに
住んでいるのねぇと思いながら、短いひととき、
読んでくださる方に語りかけています。
今回も入院の時期に重ならずに、こうして
「CLIP」を編むことができてうれしいです。
いつも読んでくださるみなさま、どうも
ありがとう。はじめて読んでくださる方は、
メールをくださいね。これからも、どうぞ
よろしくおねがいします。
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