2011年10月31日

話(「みかんいろの童話集」)

みかんいろの童話集」タイトルだけで、ふっと
手が伸びました。

娘の高校の文化祭、図書館の前で小さな古本市が
開かれていました。お客さんは、わたしのほかに
見当たりませんでした。

わたしが生まれる前のご本です。箱は少し
痛んでいます。監修は小川未明、志賀直哉、
川端康成、ぞくぞくっ。いぬいとみこさんや、
坪田譲治さんの童話が入ってます。美しい箱、
美しいそうていと記されていて、それは
だいすきな初山滋さん。

"みかんいろ"は、「日本少年少女童話全集」の
第1巻です。"うさぎいろ"、"さざんかいろ"、
"うぐいすいろ"、"すみれいろ"、"やまぶきいろ"、
"ぼたんいろ"、"ほたるいろ"、"たまむしいろ"、
"ほおずきいろ"、"すすきいろ"、"なんてんいろ"
季節のように全12巻あるのです。

おいくらですか、と図書委員の学生さんに訊くと、
定価十分の一ですから、30円です。10円玉での、
たのしいお買い物でした。

"みかんいろ"には18のお話があります。
「塔についていた血のはなし」「さるの別れ」
気になります。これからねころんで、読みます。

1 件のコメント:

  1. なんてんいろの童話集は読んだことがあるんですが、やはり他の童話集あったのですね、童話集とは言え今昔物語の話があったりと、結構読み応え在る内容だったのを、覚えています・みかんいろの童話集の存在を知り、非常にワクワクしてきました。 私も探してみます。このブログに出会えて良かったです、ありがとうございました。

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