話(「春の日に退院」)
わたしが慌てていたわけでは
ないのですが、猛スピードの
入院生活でした。
今回は、病室が個室までいっぱいで、
最上階の特別個室でおとなしく
していました。
持ち物も、なーんにもいりません
からねって、ほんとうにバッグ
ひとつで、それがまた不安でした。
静かすぎて、寂しすぎて、ゆったり感を
あじわう余裕なんてまったく
ありませんでした。いいところねぇって、
よろこんでいたのは家族です。
セキュリティも厳しくて、うろうろ
出歩くのもうしろめたく感じました。
一階のこのお庭がお気に入りです。
元気になると、すぐに珈琲を持って、
外の空気を吸いたくなります。
春からまた、もっともっと元気に
なります。
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