2012年10月1日

話(「はじめてのデジカメ」)


まだフィルムカメラ使ってるのー?
ふつうのカメラなのに、フィルムカメラ
なんて呼ばれて、さんざん驚かれる
ようになってしまいました。

メカ…は大の苦手なんてものではく、
苦手中の苦手。ひとつのものが
壊れるまで、買い替えたりなんて、
もってのほか。

ワープロからパソコンにかえるときも
そうでした。おともだちが、自分の
使わなくなったパソコンを我が家に
設置して、ありがたく押し付けられて、
使えるようになりました。

今回も、べつのおともだちですが、
同じパターン。これ、もう使って
ないからあげるねって。わたしには
必要のないほど難しいけど、ありがとう。

さっそく永福町の商店街を
お散歩しながら、カメラを構えて。
こんどわたしが、無理やり撮った
写真をお見せしたら、そのときは
どうぞ、おつきあいくださいませ。


2012年9月28日

話(「R95の仲間たち」)


マンハッタンから高速のR95に乗って、
北に向かい約30分。R95沿いの
それぞれの町に住んでいた仲間たち。
20代の出会いから、20年が過ぎました。
こどもたちも、成人に近くなりました。

きょうは渋谷のホテルの25Fに、
6人が集合。ニューヨークのあと、
ドイツ、イギリス、ハンガリー、
シンガポールなどに移り住んでいた
仲間も、いまは全員東京。

あの頃のことと、現在のことと、
久しぶりなので、話していると、時間は
いくらあっても足りません。

東京では、どこかのレストランでの
集まりですが、アメリカでは、お互いの
家を行き来していました。

身を飾ったり包んだりする洋服以上に、
"家"には個性があらわれて、それぞれの
趣味などがすぐに判ります。そんな
判りあった仲間同士、呼吸がすぐに合います。

「いま、週一でフラダンス習ってる」
「最近、犬の散歩で毎朝5時起き」
「息子の野球の応援たいへんだよ」
「単身赴任の夫が毎週帰って来る!」
「お茶をはじめてから、テニス辞めたわ」

そして、ダイエットの話など超ロングな
ランチタイム、そのままティータイムへと
場所を移してのおしゃべりでした。

2012年9月27日

話(「下高井戸シネマ」)


家でDVDを観ているばかりで、すっかり
映画館から遠のいていました。

「そんな小さな画面で観てたら、
目が悪くなるよー」と言われて、
「下高井戸シネマ」まで歩いて
行きました。

以前は、ほんとうによく通っていたのです。
仕事帰りにちょっと寄って、一本観て。
映画館の雰囲気は、やっぱりだいすき。

「下高井戸シネマ」の気楽さの中で、
気持ちだけぴんと伸びるようです。
小さなシネマならではの、働いてる
人々の独特の感じもいいです。
急な雨に、傘も貸してくださったり。

「ミッドナイト・イン・パリ」
楽しかった、気分転換になりました。

歩いて行く途中に、ボクシングジムが
あり、いつもなぜかとても気になります。


2012年9月26日

話(「敬老の日」)


胃腸炎や眩暈で、ふらふらしている
敬老の日でした。父のところには、義妹が
お赤飯を炊いて持って行ってくれて、
ほんとうに感謝しています。この夏は
わたしも、義妹にはどんなにか助けて
もらって、乗り切ることができたのです。

敬老の日でおもいだしたのは、高校時代
3年間連続でお世話になった担任の先生です。
しばらくご無沙汰しておりました。

「あぁ淳ちゃん、あなた何歳になった?」
「先生こそ、いま何歳?」
「88歳、元気じゃないけど、生きてるよ」

数学の先生です。3年間、数学は全く身に
つかなかったけれど、高校時代が
楽しかったのは、先生とクラスの仲間の
おかげ。

足が弱くなってしまい、家からは出られない
という先生のところに、こんど遊びに
行くことにしました。

「何人で来ても、かまわないよ」
「はーい、みんな誘って行きまーす」

先生の、最後の教え子のわたしたちなのです。
年齢は出会った頃のままというように、
先生は60歳のままです。


秋に向かってさいごのノウゼンカズラ

2012年9月25日

話(「アマヤドリ」)


まだ夏休み中の娘に誘われて「王子小劇場」に。
「アマヤドリ」の「フリル」公演です。
こちらの劇団は「ひょっとこ乱舞」という
劇団名から、「アマヤドリ」にかわって、
初めての公演。「ひょっとこ乱舞」時代から、
ファンだった娘のおすすめ。

ダンスの場面がなかったので、娘は
残念がっていました。はじめてのわたしは、
そんなふうに比べることもなく、俳優
おふたりの30分間近くの、最初のやりとりが
とても気に入りました。おふたりの名前も
おぼえました。

わたしは言葉、台詞に強く引っ張られると、
もう楽しくなってしまうみたいです。

作・演出の広田淳一さんのお話も、舞台の
終演後に聞きました。広田さんの戯曲の中の
日常会話も、広田さんのエネルギッシュな
生のお話も、これからもっともっと
楽しみたいです。

「あぁ、変な質問しないでほっとした」と
帰り道に娘から。そう、ときどき変なこと、
堂々と訊いてしまうわたしを心配して
いたのです。

2012年9月24日

話(「まつざわありささん」)


吉祥寺でエレガントランチを、幼なじみの
深雪ちゃんと。そのために"スカート"で
あらわれた深雪ちゃんです。ほぼ365日
パンツスタイルなので、「きょうは何か
あるんですか」と出掛けに訊かれたそうです。
わたしは反対に、たまにパンツをはくと、
「山登りに行くんですか」と云われたり
します。

ランチの後、まつざわありささんの
「だれもしらない バクさんのよる」
原画展に。

ボールペンで描かれた絵、1枚描きあげるのに、
1週間ほどはかかるそうです。こうやって…と
ボールペンを持って、まつざわさん
教えてくださいました。ボールペンは
100円で売っている、ごくふつうのものです。

それがこんなふうに、仕上がるなんて、
まつざわさんの技術、独学です。
歯医者さんにお勤めのまつざわさん、
今回の絵本の舞台にもなっています。

登場するユニークな動物たちは、じーっと
見ていると、今夜の夢にでてきそうです。
原画展は「トムズボックス+Gallery」にて。


2012年9月21日

ドビュッシー展


博物館にお勤めの真弓ちゃんのお誘いで、
「ドビュッシー、音楽と美術」展に
行ってきました。

時間も待ち合わせ場所も、ランチもぜんぶ
真弓ちゃんが決めてくれます。何を
訊かれても「真弓ちゃんといっしょ」と
こたえてしまいたくなるお友だちです。

フランスということもあるけれど、
ドビュッシーが活躍されたその時代に、
あこがれます。芸術の香りがとても濃くて、
誰しもそこに惹かれて、いろんな人々が
巻き込まれていくような世界。

ドビュッシーの手紙の文字、楽譜は
とても繊細で、遺されるべきものの
美しさに、うっとりため息。

オルセー美術館、オランジュリー美術館の
素晴らしい作品の数々をみながら、
最後の常設展のところで、あぁわたしが
好きなのは佐伯祐三、とはっきり
感じながら出口に。

ウィークデイの美術館、訪れるひとも
のんびりした雰囲気。駅のホームで、
またすぐに会えそうでも、いつまでも
手を振って見送ってくれる真弓ちゃんでした。

2012年9月20日

オカダミカさん











オカダミカさんの展覧会「SCENE」へ。
だれがどこからみても、おしゃれなミカさん。
立ち姿は美しく、笑顔は暖かく迎えて
くださいます。

ギャラリーには、ふだん行かないような
ひとも見に来てくれるような絵を
描きたくて、とミカさん。絵、より
素敵な女性に会いに行くような気持ちで、
ふらりと入りたくなるような展示です。

女性の肩、首筋は、こんなに表情が
あるんだ…と思える、ことばでは
表現できない色っぽさを、ミカさんは
描いています。

演劇のちらしなど、一瞬でひとのこころを
捉え、またその場だけで捨てられるような
ものにも、とても興味があって、描いて
みたいというミカさん。

展覧会のオープニングのために、
おともだちが準備してくださったという
お料理やケーキ、こちらがまた絵のように
素敵な盛り付け、美味しさでした。

秋のはじまりにぴったりの展覧会、
いつもの日々も、少しはおしゃれに
暮らしたくなりました。

2012年9月19日

話(「アルバム」)


写真のアルバム、いまはもう保存方法が
かわってきたけれど、実家には、これ
どうするのっていうほど、アルバムが
残ってます。

古いアルバム、父が整理をしています。
捨てるのではなく、剥がれた写真を
丁寧に貼って。わたしは長女でしたから、
写真も多くて、そこに母がいろいろな
成長記録を書き込んでいます。

話しはじめのことばとか、できるように
なったこと。おもちゃの赤いピアノが
写っていると、これはだれだれさんからの
プレゼントとか。

手書きの文字は、ほんとうに心の奥まで
届きます。母が遺したことばが、声に
なって聞こえてきます。カラー写真とは
おもえないほど、不思議な色味に
変色していますが、それもまた年月の流れ。

この夏は体力快復のため、自宅でゆっくり
していました。その間に、お手紙もたくさん
いただきました。これからわたしも書きます、
母の文字のように心をこめて。


2012年9月18日

樋上公実子さん








秋になって、夕方はなんとか呼吸も楽に
なってきました。渋谷から表参道、
「渋谷ヒカリエ」を抜けて歩き、
樋上公実子さんの展覧会へ。

「ピンポイントギャラリー」での個展、
20年も前から樋上さん、続けて
いらっしゃいます。最初のときは
関西にお住まいで、乃木坂に宿泊しながら、
個展期間中、通っていたそうです。
ギャラリーのオーナーが素敵な女性だから、
と紹介されて、はじめての東京での個展が、
こちらだったと。

オリエンタルビューティーをテーマに、
「美女と小獣」の新作がぐるりと飾られています。
栗鼠や小象もとってもかわいかったのですが、
いちばんのお気に入りは、ターキッシュバン。

わたしははじめて知りました。湖を泳ぐ白猫。
犬は犬かきをするけれど、えっ泳ぐ猫!!
樋上さんの描く美しく鮮やかな色の湖に、
小さな猫が優雅に泳いでいます。

描かれている女性はすべて"樋上家の者で
ございます"というように、ご本人に
似ていてオリエンタルビューティー。