話(「敬老の日」)
胃腸炎や眩暈で、ふらふらしている
敬老の日でした。父のところには、義妹が
お赤飯を炊いて持って行ってくれて、
ほんとうに感謝しています。この夏は
わたしも、義妹にはどんなにか助けて
もらって、乗り切ることができたのです。
敬老の日でおもいだしたのは、高校時代
3年間連続でお世話になった担任の先生です。
しばらくご無沙汰しておりました。
「あぁ淳ちゃん、あなた何歳になった?」
「先生こそ、いま何歳?」
「88歳、元気じゃないけど、生きてるよ」
数学の先生です。3年間、数学は全く身に
つかなかったけれど、高校時代が
楽しかったのは、先生とクラスの仲間の
おかげ。
足が弱くなってしまい、家からは出られない
という先生のところに、こんど遊びに
行くことにしました。
「何人で来ても、かまわないよ」
「はーい、みんな誘って行きまーす」
先生の、最後の教え子のわたしたちなのです。
年齢は出会った頃のままというように、
先生は60歳のままです。
秋に向かってさいごのノウゼンカズラ
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