2012年3月27日

話(「お花紙」)

お花紙といえば、すぐに桃色が思い浮かびますが、
とーってもたくさんの色があるのですね。

わたしが幼稚園の時、先生がつくって
くださったお花紙のお花を、右手、左手、
それぞれ中指にゴムで留めて、みんなで
くるくる踊った記憶があります。

そういえば、運動会のときにも飾りとして、
紅白のお花があったかなぁという
ぼんやりとした記憶も。

今年は、そのお花紙で何十個もの桜の花を、
つくってみました。おなじことを、繰り返す
作業がすきです。なにも考えずにひたすら、
ひと花、ひと花咲かせてゆく…。
指先を湿らせて、ふんわり花びらを開いて。

催しが終わると、お花紙の桜は用済みとなり、
捨てられるのですが、それもまたよし。
ほんとうの桜のように、潔く散って、また来年。

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