2012年8月31日
川上隆子さん
このところ、続けて吉祥寺を歩いています。
涼しくなってからの時間に。川上隆子さんの
小品展へ。
「トムズボックス」の壁、一面には木に
描いた作品、もう一面にはガラス絵作品。
てのひらの中の宝物を、いまだけ見せてあげるね、
ほらほらこっちにきて…と誘われる小さな作品。
女の子もお花も、小さいものはみんなかわいい、
立葵や貝殻、小箱にしまわれていた夏の
おもいでも、たのしくぱらぱら、零れ落ちて
くるような。
川上さんの描く、きょとんとした表情の女の子は、
いろんなこと感じているんだけど、別にそれを
誰かに伝えようともせず、のんびり夏を
過ごしてます。
2012年8月30日
話(「作新学院」)
横浜の中学を卒業し、栃木の作新学院に進み、
高校在学中はもちろん、それからもずっと野球を
続けている同級生がいます。
チリリーン、自宅の電話が鳴りました。ちょうど
甲子園で作新学院が大活躍、きっと今年も甲子園に
応援に行き、興奮の声を聴かせてくれるのだろうと
思ってました。いつだって、野球の話しかしない
彼ですから。
いやいや…ちょっといつもとはちがう声。
同級生が亡くなった、という知らせでした。
同じクラスで、家も近所で、いっしょに帰っていた
日の彼女の笑顔や声が、ぱーっと浮かんできました。
俺、隣の席でさぁ…あいつ真面目だったからさぁ…と
彼もおもいだしたことを、話してくれました。
田舎があるわけでなく、お盆に帰省して同級生に
会う、ということもないのですが、今年はとても
懐かしい人々をおもいだすお盆になりました。
当時お世話になった先生ともお話ししました。
20代だった先生が、ご定年。声では、まったく
わかりません。
2012年8月29日
話(「激励メシ」)
「激励メシ」こんなタイトルのメールが
届きました。これからわたし、激励される
ことをするのかしら、だからお食事ごちそう
してくださるみたい。
メールの主は"あしながおじさん"。明大前まで、
いらしてくださるというではありませんか。
明大前でのお気に入りのお店は、2軒とも
お盆休みです。それならここでと、
ピザとパスタのお店に。
"あしながおじさん"は、お元気です。
猛暑の中もゴルフをされて狂人扱いされている
そうですが。学生時代に陸上で鍛えぬいた身体、
体力が違います。
わたしたちは、アルコールを飲まないので、
いつもどんどんすごいスピードで食べて
しまいます。ゆっくりね、ゆっくり…と
云い合っていただきました。
"あしながおじさん"は、わたしと同年代の
お嬢さんがふたりいらっしゃるのですが、
詩歌の話は通じないので、それはわたしとねって
ことになってます。
夏バテのお見舞い、どうもありがとう
ございました。
2012年8月28日
話(「終戦記念日」)
美容師の山田さんに「終戦記念日ですね」と
後ろから話しかけられました。そうです、
8月15日。
「終戦記念日だね」と朝、娘にわたしも
話しかけたのですが、「そうだね」で
終わってしまったことを、山田さんに
伝えました。
わたしがこどもの頃は、父や母がもっともっと
戦争の話をしてくれたのに、わたしは何にも、
娘に話せなくて、心残りでもやもやしていると。
山田さんは、わたしよりずっと若いのですが、
ご両親は同年代。やっぱりご両親からは、
戦争の話、よく聞いていたと言います。
父も母も、戦争中は、まだこどもでした。
こどもだからこそ、記憶していることを、
繰り返し話してくれました。
食パンが食べたくて、食パンの絵ばかり
描いていたこと。家にあった着物やお雛様は、
みんな米軍に売ってしまったこと。家族と
離れないで暮らしていたから、それでも
幸せであったこと。
あぁ、父に電話くらいすればよかったなぁと、
夜中になっておもいました。
2012年8月27日
話(「インターン」)
"インターン"、それは何って思っていましたが、
よく耳にするようになったし、うんうん、と
わかってきました。
(intern:体験就業、実地訓練)
娘は大学に通いながら、きょうはインターン
だという一日があります。夏休みのいまは、
インターンの日が多くなっています。
きょうも朝から出かけて行きました。大学で
出会った先生の、舞台関係のオフィスが
原宿にあり、そこで仕事のお手伝いを
させていただいているとか。
どんなことをしてるの?と聞けば、初めの頃は
答えてくれましたが、いまでは「いろいろ…」と
それだけ。一日インターンが終わると、夜は
ふつうのアルバイトで、お盆の週も大忙しの
ようです。
えーっ、わたしとお買い物に行ったりする日は
ないの?と声を大きめにして訊くと、
「ごめん、ごめん…」と。たまのお休みも
海に出かけたり、家にはいません。
わたしもそうだったけどね。18歳の頃は。
2012年8月24日
話(「愛宕神社」)
昨年は、愛宕神社のほおずき市に行ったのですが、
今年は行けなくて、同級生がわたしの分も、
お詣りしてきてくれました。
「はい、お守り」とひとつはこちらの赤いお守り、
もうひとつは、ほおずきのかたちをしています。
ほおずきのお守りには、「健康・結実」と
記されています。
ほおずきは昔、薬用の実として利用されていた
そうです。だから健康。そしてこのほおずき、
ふたつに開いて、中に実がきちんと入ってます、
結実です。
きょうは、噴水公園のレストランで、おしゃべり
したのですが、せっかくの噴水は、節電のために
お休み中。それでも、水面をみているだけでも、
少しは涼しく感じました。
おともだちは、財産ねって、いつも自慢しあっては、
またこんど美味しいもの食べようねって。
2012年8月23日
話(「うたつかい」)
短歌の冊子「うたつかい」に娘のことが
載っていたと。お送りしますねー、
おともだちから届きました。「穂村さんの
こと、たねむらさんって思ってた。
そう呼んじゃいそう」とサラッと言う彼女。
その穂村弘さんのファンでなかったり、
尊敬してたりしてないところがすごいよ。
…と、たえなかすずさんが、
「ともだちは実はひとりだけなんです」の
紹介を書いてくださってます。
尊敬するひとはだれ?って訊いたこと
なかったです、娘に。学校の文集の中で、
綾小路翔を尊敬していると書いていたなぁ。
彼を追いかけていて、ライブに出かけると、
夜中になっても帰って来なくて、すごく
心配だったなぁ。
超恥ずかしがり屋だから、おもっていても、
とても穂村さんをニックネームでなんて、
呼べないにきまってます。
「うたつかい」、娘といっしょによんでます。
すきな歌に、丸印つけながら。どうも
ありがとうございます。
2012年8月22日
山田航さん
「さよならバグ・チルドレン」山田航さんの
涼しげで、センスある装丁の歌集が届きました。
穂村弘さんの山田さんの歌に寄せる文章にも
「…胸を打たれる」とあるように、これが
いいんです、歌をよんで、胸を打たれる瞬間や、
ゆっくりと気持ちが沁み込んできたりすることが。
山田さんの「あとがきにかえて」からは、
どんなふうに山田さんが短歌と出会って、
つくりはじめたのかが、さらさらとわかりやすく
…ここでも胸を打たれます。
帯には、山田さんの自選10首が横書きで
載っています。わたしのお気に入りの10首は
どれかなぁと、今夜歌集をていねいに、
よみます。はじめてよんで心に残る10首は、
これでした!とお伝えします。
2012年8月21日
話(「中澤系プロジェクト」)
中澤系さんの歌のいくつか、どうぞ
こちらで読んでください。わたしが
だいすきで読んでいる、こちらの
ページで。
歌人、山田航さんのブログ
「トナカイ語研究日誌」より
「現代歌人ファイルその7・中澤系」
歌集のタイトルが「uta0001.txt」、
とてもよくおぼえています。中澤さんの
この歌集、版元の廃業により幻の歌集に
なってしまったそうです。そこで
復刊に向けての中澤系プロジェクトが、
はじまっています。
有志の手、力によって発行された
歌集「uta0001.txt」が、再び有志に
よって復刊…という歌集のまわりには、
生きているひとたちのおもいや、
行動がひとつになってゆくドラマが
あります。
長い人生を、歌と共に生きる方も
いらっしゃるし、若くして歌も人生も
終わりになってしまう方も
いらっしゃいます。中澤系さん、
2009年にお亡くなりになっています。
中澤系プロジェクト、中澤系歌集を
読む会に関するお問い合わせは、
本多真弓さん(mymhnd@gmail.com)まで
ご連絡してくださいね。
2012年8月20日
話(『「詩とファンタジー」20号』)
「詩とファンタジー」20号に向けての、
詩の選考日でした。
積み上げられた投稿詩、ほんとうに
手書きが多くておどろきます。この
手書きの割合の多さから、
投稿者・読者の傾向が判るような。
秋の号ですから、まず春の詩、夏の詩は、
ごめんなさいと箱に。13歳から90代までの
幅広い年齢層です。決戦になると、
若さは強いです、これからを託されて。
会議室にみんなで集まって読むのですが、
いつのまにか席は決まっているし、
使う付箋紙の色も決まっています。
わたしのほかは、全員男性、それぞれ
独り言呟いたりしながら。
東日本大震災被災者の方々からの
投稿詩も、震災から月日が経ち、
詩もかわってきました。そのままの
気持ちと、かわってゆく気持ちが
ことばになってます。
休憩時間に外に出ると、冷たーい
茄子が店先に。まだまだ蒸し暑いけれど、
猛暑からは少し離れたところにきました。
2012年8月15日
話(「ティファニーのスカーフ」)
この夏は、お買い物をすることもなく
過ごし、それでも季節が秋に向かうと、
お気に入りのお洋服を探したくなります。
眠っている母の大判スカーフから
ワンピースを。下北沢のお店の、
ゆりさんと相談。
「ティファニー」のスカーフは、
ステンドグラスのモチーフです。
せっかくだから、この柄を大きく
使いたいね…と、ゆりさんがいろいろ、
スカーフをひらりと広げながら、
考えてくれます。
襟ぐりはゆったりと…丈は膝が
かくれるくらい、袖は…とわたしは
そんなところだけを決めて。
サイズさえぴったりなら、あとは
お任せのおたのしみ。
9月になったら、すぐに着られる
ように、このスカーフにぴったりの
色の軽―い生地をみつけてくださる
ことに。
母のおもいでが、生まれ変わって
ワンピースになり、わたしはなんだか、
母に見張られている気持ちにも
なりそうですが、似合えばそれも
うれしいです。
2012年8月14日
寺門孝之さん
伊勢丹新宿店のアートギャラリーで、
寺門孝之さんの"金色の天使"みてきました。
"金色・金色"見渡すかぎり"金色"。
たくさんの天使のなかでも、相性が
ぴったりの天使に、出会って
しまうものです。
寺門さんの、一番の新作ですという
天使は、目や鼻、口の描き方が
いままでとは違って、どうかなぁ…と
おっしゃっていましたが、わたしは
身近にいる少女のように感じられる天使、
かわいくてだいすきです。
東京と神戸を往復されている寺門さん、
描く時間がもっとほしい、と
いうことですが、神戸もとっても
たのしそうです。
神戸にお引越しされたスズキコージさんの
お家とは、歩いて5分の距離なので、
よく飲んだりお話しされていると。
きょうの寺門さんは、菊のご紋章の
ついたユニークなお帽子を頭に
のせていました。いつも、どこか
おしゃれです
2012年8月13日
話(「宇野亜喜良さん」)
宇野亜喜良さんは、電話とファックス、
わたしは電話とメール。そんな状況で、
ご連絡をするときはお電話です。
「あっ、いつもの声とちがうねぇ…」
「ちょっと、風邪ひいているんです」
声や話し方で、いろいろ感じとって
くださる宇野さんです。
「僕は、いまサ行が発音しにくいんだけど、
そんな感じしない?」
「えっ…まったくわかりませんけど」
言われても、わたしはピンときませんでした。
「おねがいしたいことがあるんです」と
宇野さんにはおねがいばかりで今回も。
「クリップ」の巻末に書いていただいている
エッセイ、そろそろ次号の予定を立てています。
「絵でなくて、文章なんですけど、いいですか」
「もちろん、やりますよ!」お電話での
宇野さんの弾む声に、ほっとします。
その宇野亜喜良さんのグッズが、
購入できるようになりました。
ぜひ、みなさんにご紹介してねって。
てりとりぃ×宇野亜喜良
コラボレーショングッズ 第1弾
2012年8月9日
話(「健啖家」)
「ほんうにあなたは、健啖家だ!」と
ときどき言われて、完全否定はできないけれど、
そうかしらって思ってました。どちらかと
言えば少食と思い込んでいたのです。
近所に住む、遠い親戚でもあるお友だちの
彼女と、下高井戸にできたフランス料理店に。
日傘をさして、ゆっくりてくてく歩いて
向かいました。
夏バテ気味なのに、こんなフルコース
食べられるかなぁ。ここまで暑いと、
食べなければもたない、という気持ちにも。
「わたし、健啖家かなぁ?」気になって、
彼女に訊いてみました。「食べなさそうに
みえるから、残さずに食べると驚かれるんじゃ
ないかな」そうかそうか、納得でした。
ここしばらく、気持ちがゆらゆらしていたので、
元気になってね、と激励されるお食事会でした。
2012年8月8日
伊奈かっぺいさん
伊奈かっぺいさん、アルバムデビュー35周年、
そして5年振りのCD+DVD発売です。
タイトルが「笑う原稿用紙」津軽弁です。
伊奈さんの津軽弁には味がありますし、
お話も面白ければ、絵も描かれるし、字も
独特の…ひとめで伊奈さんってわかります。
"ありがとう"この5文字だけでも、
伊奈さんの笑顔と重なります。
「詩とファンタジー」で伊奈さんに
詩をお願いしたときも、活字ではなく、
手描きの文字をそのまま、掲載させて
いただきました。北国がテーマの
冬と春の詩も、今回のCDに収録されています。
何年も前に、伊奈さんと知り合ったのは、
わたしが書いた母の詩を、津軽弁にして
朗読してくださったのがきっかけ。
津軽弁、わからなくても伝わってくるのです。
ぜひ、伊奈さんの声で、津軽弁の詩やお話を
お楽しみくださいね。
2012年8月7日
話(「ニューヨーク・ニューイングランド」)
みなさんは、夏バテしていませんか?
わたしは猛暑になると、足が前に
進まなくなります。
こどもが今年は受験生という、学生時代の
友人ロコに、永福町まで来てもらって、
おしゃべりしました。ランチやディナーではなく、
200円のアイス珈琲だけで、おしゃべりできる
間柄も、心地よくてだいすき。
彼女のふたりのこどもたちが、もう少し
大きくなったら、ニューヨークに行く約束を
しています。いっしょに遊び暮らしていた地です。
いえいえ気持ちの苦労もいくらかはあった
あの地を、なつかしくまわろうねって。宿泊は、
ここのホテルよねって、もう決めたりしてます。
車の運転は、すべて彼女にお任せ…
当時からそうでした。わたしは、なにせ
免許を持っていなくて。申し訳ないから、
「毎晩わたし、マッサージしてあげるね」と
申し出るのですが、そんなに気を遣わなくて
いいよって。
せめて、健康でいることに心がけますね。
2012年8月6日
高橋キンタローさん
高橋キンタローさんは、ここ数年いろいろな
ギャラリーで、ばったりお会いすることが多く、
すっかり顔見知りになり、立ち話をしながら、
またどこかで…と。
キンタローさんの個展が「SPACE YUI」で
ありました。今回は、ばったりではなく、
キンタローさんの絵を見に伺いました。
スマートな模型の船の絵、官能的な花の絵。
とてもすっきりしていながら、寡黙ではなく、
むこうから語れかけてくれるような
親しみを感じる絵です。
実物や資料を見て描いたのもあるし、
イメージしてそれを絵にしたものも
あるそうです。細かいところが緻密に
描かれている絵…、これなんて見て
描いたみたいでしょ、でも違うんだよと
キンタローさん。
キンタローさんは「TAMBOURIN GALLERY」の
企画にも携わっていらして、すごく
お忙しい中での個展でした。こちらにも、
次は出かけてみたいです。
2012年8月4日
星くず朗読会 シリーズ10
「星くず朗読会」シリーズ10
"笹公人のリリカル・サマー"
歌人の笹公人さんを、ゲストにお迎えして、
夏をうたっていただきます。小さなカフェで、
笹公人さんの夏の声をおたのしみください。
虫の音に耳を澄ますようなひとときを。
朗読とお話:笹公人・平岡淳子
2012年9月2日(日) 15:00~16:30
キッド・アイラック・アート・ホール地下
ブック・カフェ槐多
(京王線・京王井の頭線「明大前」駅 徒歩2分)
世田谷区 松原2-43-11 03-3322-5564
2000円(飲み物・ケーキ付き)・定員20名
ご予約はコチラ→ stardustreadings@gmail.com
2012年8月3日
話(「中野散策」)
娘のおつきあいで、中野散策。9月に
小劇場でお芝居のお手伝いをする娘に、
中野ってどんなとこ?と訊かれて、
それならとおでかけ。
わたしの通っていた高校は中央線沿い、
中野に住むおともだちも何人かいました。
でも、それ以来ほとんど行くことはなし。
「中野サンモール」におともだちの
お姉さんのやっている喫茶店があったはず…
「くれない茶房」。いまもありました、
ふたりで2階のお店へ。
中野のあれこれを、お姉さんに教えて
もらいました。休日のお昼を過ぎると、
オタクがぞろぞろ歩いているのよって。
「中野ブロードウェイ」に入ってみると、
ほんとすごいすごい。
あっ、地下のジャンボソフトクリーム、
なつかしい。中野の北口は、ほとんど
かわっていないのですね。娘は「昭和だ!」と
きょろきょろしながら歩いていました。
2012年8月2日
話(「ペンネーム」)
「歌人東徹也として、所属結社活動、および歌の
詠草行為を、自粛します…。」こんなお手紙が
届いて、短歌はやめて、俳句のほうに専念、と
思っていました。やっぱり詩も歌も句も、は
たいへんなんだ、歌を捨てたか!と。わたしは、
詩とさよならなんて、ひとときもできないので、
それはそれはすごい決断、と新しい道への拍手を。
いいえいいえ、ペンネームでは詠み続けます
…なーんだ。本名でもペンネームでも、
そのひとにかわりないのです。
でも、ペンネームによって、作品を書き分ける
こともできるし、こころからペンネームの
自分に成りきることもできますから、作品の
色彩や濃淡が、かわってくるかもしれませんね。
わたしもかつて、投稿をはじめた10代の頃は、
ペンネームでした。むかしからのおともだちからは、
いまもそのペンネームで呼ばれて、くふふ…っと。
10年もすると、どんななまえもしっくりくるものです。
2012年8月1日
話(「レイモン・サヴィニャック展」)
とても優雅な雰囲気のブックカフェ、地下では
サヴィニャック展。ポスターと、原画、
明るい色彩で壁が飾られています。
「レイモン・サヴィニャック」展「ビブリオテック」
会場には、山下純弘さんがいらっしゃって、
この絵はね…と、レイモン・サヴィニャックの
ことを、教えてくださる贅沢なひとときでした。
どの絵も、はじめてみるはずの絵も、どこかで
出会っているようななつかしさがあります。
豊島園のポスターも、描かれていたんですねぇ…。
当時、大貫卓也さんが、サヴィニャックに依頼して、
できあがったんですよと、山下さんに伺いました。
写真は、お友だちの裕ちゃんのお気に入りの一枚。
パリの街では犬の糞公害が、問題になっている
ことがあり、その時代に、依頼されて描かれた
一枚だそうです。
美味しい珈琲やジュースをいただきながら、
サヴィニャック作品に囲まれて、雨の休日を
楽しく過ごしました。
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