2012年8月2日

話(「ペンネーム」)


「歌人東徹也として、所属結社活動、および歌の
詠草行為を、自粛します…。」こんなお手紙が
届いて、短歌はやめて、俳句のほうに専念、と
思っていました。やっぱり詩も歌も句も、は
たいへんなんだ、歌を捨てたか!と。わたしは、
詩とさよならなんて、ひとときもできないので、
それはそれはすごい決断、と新しい道への拍手を。

いいえいいえ、ペンネームでは詠み続けます
…なーんだ。本名でもペンネームでも、
そのひとにかわりないのです。

でも、ペンネームによって、作品を書き分ける
こともできるし、こころからペンネームの
自分に成りきることもできますから、作品の
色彩や濃淡が、かわってくるかもしれませんね。

わたしもかつて、投稿をはじめた10代の頃は、
ペンネームでした。むかしからのおともだちからは、
いまもそのペンネームで呼ばれて、くふふ…っと。
10年もすると、どんななまえもしっくりくるものです。

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