話(「健啖家」)
「ほんうにあなたは、健啖家だ!」と
ときどき言われて、完全否定はできないけれど、
そうかしらって思ってました。どちらかと
言えば少食と思い込んでいたのです。
近所に住む、遠い親戚でもあるお友だちの
彼女と、下高井戸にできたフランス料理店に。
日傘をさして、ゆっくりてくてく歩いて
向かいました。
夏バテ気味なのに、こんなフルコース
食べられるかなぁ。ここまで暑いと、
食べなければもたない、という気持ちにも。
「わたし、健啖家かなぁ?」気になって、
彼女に訊いてみました。「食べなさそうに
みえるから、残さずに食べると驚かれるんじゃ
ないかな」そうかそうか、納得でした。
ここしばらく、気持ちがゆらゆらしていたので、
元気になってね、と激励されるお食事会でした。
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