2011年4月25日

星くず朗読会より

「星くず朗読会」事務局、高橋智之(ひげ☆ぼうず)です。


3月11日の東日本大震災は、まだ終わっていません。

とても残念なことですが、このあとも、そうたやすく
終わりを告げることは、できないのかもしれません。

いや、むしろ、この事実を、自分勝手に終わらせて
しまうのではなく、この日から、ずっと共に歩んで行く
"歴史"が、またひとつ増えた、と捉えなければ
いけないのではないでしょうか。

日々、あの日から今日までを、心に刻んでいくこと、
もしかしたら、それだけが、ずっとずっと先に、
このとんでもない災害と人災を、終わらせることが
できる、唯一の方法のような気がします。


「星くず朗読会」は、6月に、これまでと同じような
形で、朗読のイベントを開催いたします。

そこでは、東日本大震災の支援や復興を大々的に
うたうのでも、いつもと変わらない半径100mの
世界を何事もなかったかのようによむのでもなく、
"いま"、"東京で"、声を聞いていただくことを
じっくりと踏まえた朗読会でありたいと思います。

会の作りは、これまでと変わりませんが、今まで以上に
足を運んでいただいたみなさんと、同じ空間を
分かち合う喜びを、より感じていただけるような
朗読会にしようと思っています。


次回のゲストは、東直子さんです。

東さんほど、"いま"をうたってくださるのに、
適した方は、いらっしゃらないでしょう。

「星くず朗読会」に、お招きできることを
本当にうれしく思います。ぜひ、みなさんの
耳で、直接、忘れてはいけない、
忘れられない声を拾いに来てください。

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