四方田犬彦さんと石井睦美さんの「再会と別離」を
テーマに した往復書簡。雑誌「新潮」に連載中、
4月号は3回目。
今号は、ひとつめの本屋さんで売り切れ、ふたつめの
本屋さんでも、「10冊仕入れたのに、すぐ完売、
すごいんですよー」と。大地震の影響で、ますます
手に入らなくなり、西から上京したおともだちに
頼んで、買ってきてもらいました。
四方田さんからのお手紙は、感動しながらも、
頭の中できちんと整理しながら読めるのですが、
石井さんからのお手紙は、もう泪が止まらなく
なってしまうのです。
とても立ち読みなんて無理です、喫茶店でも
途中まで…。家に帰って読み直しても、何度も
泣いてしまうなんて、あまりないことです。
石井さんの気持ちの中に、わたしがすっぽり
そのまま入ってしまうような。
悲しくて泣くのではなく、こんなふうに同じように
感じている方に出会った感動の泪です。
読み終えると、ねぇねぇ…といつも誰かに
伝えたくなります。
わたしのそんな話をきいてくれたおともだち、
どうもありがとう。
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