2011年4月16日

話(「井の頭恩賜公園」)

吉祥寺に出るのに、井の頭線のひとつ手前の
井の頭公園駅で下りて、お散歩しながら
吉祥寺駅に向いました。

20℃くらいあったのでしょうか、あたたかい
春の日でした。桜のはなびらが、光の中を
舞い降りてきて、池にゆっくり浮かんでいます。

パパに肩車されている小さな女の子、ブランコを
揺らしている幼稚園の男の子、犬を連れて歩いている紳士、
お弁当をひろげている老夫妻や、学生のグループ。
桜の木の下の風景は、しあわせに満ちています。

わたしは早歩きで通り抜けながらも、井の頭公園の
たくさんのおもいで、ひとつひとつ思い出していました。
高校時代、授業をさぼって仲間と遊びに来たり、
母とふたりでも池の周りを歩きました。娘が小さい時には、
スワンのボートに何度乗ったことでしょう。

懐かしい場所が、変わらずに在るということは、
ほっとします。あっここで…と普段すっかり忘れている
ことまで、ぼんやり浮かんでくるのですから。

葉桜もまた美しい井の頭公園、でも次はまた
いつ行かれることやら。

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