イギリスに滞在中の四方田犬彦さんが、
一時帰国され、著書「書物の灰燼に抗して」の
出版記念のトークショーがありました。
本は、まだ読んでいません。きょう購入して、
その場でサインをいただいてきました。
比較文学論集ですから、とても難しそうです。
きょうは、それを四方田さんの独特の話術にも
助けられて、なるほど…と理解したつもりに
なってます。
この1冊の本の完成に、21年間も費やしたそうです。
いままで100冊以上もの本を書かれていて、
2ヶ月で書き上げるものもあれば、このように
長い年月をかけて思考を重ねるものもあるそうです。
オブジェとしても、アーティスティックな1冊と
おっしゃるとおり、ほんとうに装丁も素敵です。
お話の中で心に残ったことを…。
生きる、生きているということは、大震災後は、
生き残る、生き延びるということのようだと。
一度書かれたものは、燃えない。たとえ、本が
形として消えてしまっても、書いたことは
残ってゆく。そういうつもりでまた、これからも
書いていかなくてはと。
四方田さん、一週間後はこんどはフランスに向う
そうです。
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