島村洋二郎
37歳の生涯の
島村洋二郎「青い光」遺作展へ。
「
キッド・アイラック・アート・ホール」。
洋二郎の姪御さんの島村直子さんが、ギャラリーに
いらして、絵のこと、人生のこと、お話をして
くださいました。
最初の結婚、2回目の結婚とも、うまくゆかず、
おふたりのお子さんはアメリカ人に引き取って
もらったこと。
貧しくて油絵が描けずに、パステルを選んだこと、
死の直前まで飢餓状態であったことなどなど、
なんてお気の毒と思います。
でも、叔父のおもいでは、ほとんどないのだけれど、
叔父の絵がだいすきという、直子さんのおかげで、
島村洋二郎作品はこうしていまも、遺作展が開かれる
しあわせに恵まれています。
直子さんが
洲之内徹さんに、洋二郎さんの絵を
みていただこうと、銀座の画廊の持ち込まれた
ときのお話など、感動します。愛するひとの力に
よって、作品は生き続けるのですね。
展覧会場の硝子ケースの中の詩画集
スティーヴンスンの「
童謡の花園」、直子さんが
そっとだしてきてくださって、掌にとって
みることができました。この時代の挿絵、
とてもすてきです、1940年代。
展覧会はもう終わりですが、ぜひ画集なとで
島村洋二郎作品をみてください。
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