2011年8月14日

話(「あしながおじさん」 )

"あしながおじさん"と、お呼びしている紳士が
いらっしゃいます。世界の各地でお仕事を
されたご経験から、博学です。文学、美術、音楽、
政治経済…などなど教えていただくことばかり。

"あしながおじさん"、アンテナの感度がすばらしく
よくて、図書館に通われては、本だけでなく、
新聞・雑誌に目を通されて、「あなたには、
こんな記事がぴったりでしょう」というものを、
すべてコピーして揃えてくださいます。

定期便で届く、その記事を、いつもうれしく
読んでいます。好きな、興味のある内容が、
最初からそろっているなんて、極楽気分。

"あしながじさん"は、語学も堪能ですから、
原書で読んだんだけどね…と、さらりと
おっしゃって、難しいこともかみくだいて
説明してくださるのです。

"あしながおじさん"とは、ときどきお会いして
お食事しながらお話を。ちょっとせっかちすぎる
かしらと思うくらい、よく食べよく話します。

神保町の「如水会館」の、今回はフランス料理
でしたから、こうして一皿ずつゆっくりだと、
わたしたちもあわてませんね、と笑いました。

"あしながおじさん"…なんて呼んでいますが、
わたしもおばさんであることを、忘れては
いけませんね。

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