「心のうた」サトウハチロー抒情詩集
装丁は堀文子さん。サンリオがまだ
「山梨シルクセンター」という社名だった
頃の一冊です。
「心のうた」のほかに、「美しきためいき」
「愛を唄う」「悲しくもやさしく」など
サトウハチロー詩集は何冊もあります。
昭和40年代、やなせたかし先生も、掌にとりやすい
抒情詩集をたくさんつくられました。
はじめのページに、
石井ふく子女史
佐世 直美女史
平岩 弓枝女史
お三人にこの詩集を捧げます
お三人がこの詩集の詩をボクに書かして
くれたからです
ありがとうとはっきり言います
サトウハチロー
と書かれています。
詩は、書かせてくれるひとがいるということに、
書き終えてから、とても感謝します。でも、
なかなかこんなふうに、はっきりと
ありがとうが言えません。すてきだなぁ、
サトウハチローさん。
さいごには、サトウハチロー略歴のほかに、
現住所、電話番号も載っています。あのころ、
個人情報なんていうことばもなかったし、
いまより緩やかに穏やかに暮らしていた気がします。
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