「キッド・アイラック・アート・ホール」にて、
広河隆一さんの講演会でした。
「チェルノブイリ25年、フクシマ元年」
大震災後、4回目の郡山から戻ったばかりの
広河さん、写真をみながら、現地の状況、
人々の様子を、お話してくださいました。
福島に住む人々に話すことばと、ここ東京で
生活する人々に話すことばは、受け止め方も
違うから、違ってくるはずだけど…。
広河さんは、安心させるためのことばではなく、
事実を伝えるから、それで夜、不安で眠れなく
なってしまう人々もいるかもしれない。けれど、
みなさんは、安心感を求めて聴きにくるわけでは
ないから、僕は思っていることをそのまま
話しますよと…わたしもじっくり耳を傾けました。
3月13日は双葉町で、15日は飯舘村に入られた
広河さん、持参された計測器の示した数値は、
危険な数値だったそうですが、そんなこと政府は
ぜんぜん、発表していませんでした。
隠蔽するって、怖ろしいことです。国民が
パニックに陥るから発表しないと云っても、
あとでどんな怖いことが起こるかわかりません。
国民を安心させる報道ばかりが、いいわけでも
ありません。
隠されていたことで、10年後どうなっているの
でしょう。本当に怖がっているひとは、そのことを
忘れたい、直視したくない気持ちが働くのも事実で、
安心・安全と思い込みたい心理になるそうです。
メディアでは報道されないこことがある!という
お話を伺えて、それを知ることができて、
とてもよかったです。
0 件のコメント:
コメントを投稿