2012年10月31日

話(「梅棒」)


梅棒」「梅棒」…と熱狂的な娘から
きいてはいましたが、はじめて舞台を
観に行って来ました。

これを観ないなんて、どれだけ人生
楽しんでいないか、とさんざん云われて、
やっとその気になって。母体は
日本大学藝術学部」のダンスサークル、
結成11年目とのこと。

150人ほどの客席のホール、どの席からでも
よーくみえて、このくらいの大きさって、
いいですね。階段には、座布団席まで
あって超満員。ダンス+演劇がひとつに
なったようなエンターテインメント。

わたしは、からだがけっこう堅い
かんじのひとのダンスがすきです。
好みなんですね、そういうのって。
あっ、それからスーツ姿で踊るのが、
かっこよく感じます。

最終日、打ち上げまで参加した娘は、
翌日花束を持ち帰りました。
「俺が抱えるのも、似合わないから」と
男優さんにいただいたそうです。


2012年10月30日

諸戸佑美さん








諸戸佑美さんの「江戸を歩けば」展。
和のこころを、楽しんでいらっしゃる
諸戸さん、子供の頃、おじいさま、おばあさまと
ご一緒の暮らしで、時代劇には
小さいころから馴染みがあって…と。

雑誌の挿絵として掲載された作品、
今回の展覧会のための描きおろし作品、
すべて時代物。歴史にもとっても詳しい
"歴女"だそうで、ギャラリーの
オーナーさんとも、"歴女"同志、
お話がとても盛り上がると。

たとえば宇野亜喜良さんのように、
時代物も含めて、これからもいろんな
絵を描いていきたいと、きらきらした
お声で。

諸戸さんは、フットワークもとても
よくて、都内を自転車で駆け巡って
います。元々、運動がすきで…体力には
自信ありますと、ギャラリーまで
ご自宅から、自転車でいらして
いるそうです。

ギャラリーの入口、左右に金木犀が
ありました。この季節の展覧会、
かおりにつつまれていいですね。

2012年10月29日

米津祐介さん










表参道ヒルズの「ギャラリー80」で、今年も
米津祐介さんの展覧会。眼鏡はかわりましたが、
笑顔はかわらない米津さん。

展示されている絵や、絵本、クリスマスカード
などのグッズ、新しいものがいっぱい。

米津さんのおおきなおおきな、力強く
センスのいいクレヨン画がだいすきです。
クレヨンブック」という米津さんの新刊、
みているといつのまにか、クレヨン
握りしめたくなります。

米津さんお気に入りのクレヨンの紹介から、
あっという間に一枚の絵ができあがり、
という描き方など、やってみたらわたしにも
できるかも、と期待感が湧きあがってきます。

海外で活躍されていた米津さんの、日本での
絵本も、ことしはたくさん並んでいます。
飛躍の一年だったことが、とてもよく
伝わってきます。

一年はあっという間ですねぇ…
一年振りにお会いして、お話ししてきました。

2012年10月26日

話(「アレックスのママ」)


れいこさんは、ふたりの男の子の
ママですが、すっかりその男の子たちも、
おとなになってしまいました。

こどもから、犬へと可愛がる対象を
かえたとのこと。こどもは、何歳に
なってもこどもというけれど、
頭やお腹をなでたりなんて、
できませんからね。

ゴールデンレトリーバーのアレックスを
飼っています。犬のお散歩仲間からは、
"アレックスのママ"と呼ばれているそう。
スマホで撮った写真も、アレックスばかり。

アレックスのママとなったれいこさんと、
映画「ジェーン・エア」を観てきました。

むかしもいまも、れいこさんとは歩いて
行ける距離に住んでいます。かつては
ニューヨーク郊外で、いまは井の頭線沿線で、
歩いたり、映画を観たり、同じこと
しているね、それはとてもしあわせな
ことです。


2012年10月25日

話(「うたらば」)


田中ましろさんが、企画・写真・詩・
誌面デザイン、そして掲載する短歌の
選考もされている短歌冊子「うたらば」。

ポストに届いていたのを、そのまま
鞄の中にいれて、井の頭線で座って
読みました。読み終えたら、となりの
ひとに、はいって手渡したくなる、
どこも威張っていないやさしさ。

なにからなにまで、ひとりでこなされる
エネルギー、やなせたかしさんの
ようだなぁと、思います。投稿する場所を
つくって、その場所を心地よくして、
みんなが集まってきて。

今回のテーマは「入道雲」。今年の夏も
入道雲、おおっと叫ぶように見上げました。
写真の美しい冊子ですので、その写真に
ことばを重ねてよむとたのしいのですが、
ここでは文字だけのご紹介。

海沿いの国道をゆくトラックの荷台に積み上がる白い雲 

限りなく育つ雲へと桟橋はやさしい腕を差し伸べたまま

だいすきな2首は共に、飯田彩乃さんの
作品でした。


2012年10月24日

話(「M先生」)


珈琲一杯で、2、3時間おしゃべり
できるのが、おともだち。特別な
お食事しなくても、会いたいって
おもう間柄。

おともだちより、やっぱり聞き役・
指導者のM先生を、わたしが呼び出しては、
とりとめもない話を。父よりは若く、
兄としてはうんと年上、とにかく
頼りになります。

「こうしようと思うんだけど…
こうすることに決めたんだけど…」と
報告すると、わたしはなんだか
ほっとするのです。

涙ながらに話をするときはこちら、
笑いながら話をするときはあちらと、
場所を上手に選んでくれます。

待ち合わせのカフェに、先に着いて中で
待ってる、ということがどうもわたしは
苦手です。霧雨が降っていたのですが、
細い道を行きつ戻りつしていました。
その細い道に飾られていた、
パンプキンと薔薇。

「えっ、いっぱいで入れないの?
遅れてごめん、ごめん…」と
云われましたが、まだ待ち合わせの
時間には、なっていませんでした。


2012年10月23日

ひがしちからさん











ひがしちからさんの初めての翻訳で
ニブルとたいせつなきのみ
(文・ジーン・ジオン、絵・マーガレット・ブロイ・グレアム)
発売記念展覧会に。りす、勢ぞろい。

恥ずかしがりやというひがしさんに、
訊いてみました。グレアムとジオンの
絵本は「どろんこハリー」がとても有名。
そのほかにも素敵なお話があり、
日本でもどこかで出版されないかなぁと、
たいせつにあたためていたそうです。

ご自身が翻訳をするなんて、最初は
おもってもみなかったそう。日本語に
するには、難しい箇所がいっぱいあって、
相当悩んだと。

ニブル(nibble)って、りすが木の実を
かじるようなときの単語ということも、
教えていただきました。がりがり君
なんていうのも、いいんじゃないという、
周りの意見もあったようです。

「ニブルとたいせつなきのみ」の絵本から
飛び出してきたぬいぐるみは、ひがしさんの
奥様がつくられたそうです。

ギャラリー全体、あちらにもこちらにも、
りす。ほんもののりすにも、遭遇したく
なってきました。

2012年10月22日

「編集前詩」









詩とファンタジー」20号ができあがり
ました。少―しずつ、少―しずつ中の
デザインもかわってます。

デザイナーの熊澤さんのオフィスの
近く、「SEE MORE GLASS」で、
ランチをしながら、できあがった
本を開いてみました。

たくさんの絵本、原画が飾られている
こちらのお店、娘が小学生のときに
いっしょに行って、それからずーっと
ごぶさたしていました。

「もちろん詩とファンタジー、知って
ますよ」とお店の方の明るい声に、
うれしくなります。

おおきな見開きページのなかに、
どんなふうに詩を置くか、文字が
絵を傷つけないように、絵が文字を
圧倒しないように、細やかな気遣いの
熊澤さんです。

今号から、やなせたかし先生の
「編集前詩」が愛らしくすっきりした
ページになりました。20号、ぜひ
本屋さんでみつけてくださいね。

2012年10月19日

話(「雲と椅子」)


外に出た瞬間、秋の空があんまりきれいで、
図書館までずーっと、上を向いて歩いて
行きました。

家から駅までの間にある大学の図書館、
とても便利です。車も自転車も乗らない、
いつでも徒歩のわたしには、場所が重要、
本って数冊でも重たいので。

そのうえ、建物も新しくなって、ガラスの
空間で本を選ぶようなかんじです。
1階にあるカフェも、昔の学校の匂いはなく、
ぴかぴか。

椅子も、いろんなタイプがあるので、
どこが落ち着きそうか、あっちに
座ったり、こっちに座ったり。きょうは
この赤い椅子に。

係のひとが、ほとんど見当たりません。
困っている方に、機械での貸し出しを
わたしが教えてさしあげたくらい。

なんでも簡単に済ませることが、
できるようになってはいますが、
ひとの気配がないのは、ちょっと
不安になりますね。


2012年10月18日

話(「代々木公園」)


お茶もいいけど、お散歩しようと、
渋谷から向かったのは、代々木公園。
しばらくぶりなので、方角は合ってる
けど、ほんとうにこっちでいいのよねって
云いながら。

いい匂い、目を閉じたくなる秋の瞬間。
金木犀、木々に囲まれながらしあわせの
深呼吸。薔薇も咲いているし、小さな
こどもは犬とじゃれているし、若者は
フリスビーをしたり、踊ったりしています。

公園っていいねぇと、ベンチにすわって
おともだちと。深刻な話も、自然の中では
気持ちがおおきくなります。

なんとかなるねって、明るいほうに
考えられます。ウォーキングで、きっと
よく眠れるとおもうし。帰り際には、
風も冷たくなってきて、カフェに
駆け込みました。


2012年10月17日

話(「モーニングコーヒーとアールグレイ」)


午前中は大学時代のおともだち3人で、
モーニングコーヒーを飲みながら、
おしゃべり。まだこどもが小学生の
理香ちゃんの、自由な時間は朝なのです。

焼きたてのパンが、つぎつぎに
出来上がってくる店内で、マグカップでの
コーヒー。「待っててね、待っててね」と
彼女はしきりに云います。こどもたちが
大きくなったら、夜のおでかけも、旅行も
いっしょにしようねって。もちろんよって、
わたしと銀行員の裕ちゃんは笑いながら。

夜は高校時代のおともだち3人で、ディナー。
不景気のせいかしら、お店があまりに
がらがらで心配。みんな真っ直ぐお家に
帰るのかなぁ、ここが西新宿のせいかなぁ…
東口は混んでいるのにと。

自宅では紅茶党のわたしです、それも
アールグレイばかり。きょうもおみやげ
いただきました。お紅茶の色と香りが
だいすきです。アールグレイがすきだった
ひとは、元気かなぁおもいだしながら
いただきます。


2012年10月16日

話(「つゆ艸」)


Lily Babyのゆりさんから「近くに素敵な
カフェができました」と。オープンの日に
行ってきました。ゆりさんのお店の
はす向かい「つゆ艸(くさ)」は
新しいビルの一階。

オーナーのつゆさん、アンティークショップを
されていたこともあって、テーブル、椅子、
ランプなど選ばれたものが、とてもいい
雰囲気。

キッチンも業務用でなくて、普通の家庭用の
ものを使われて、おともだちのお家で、
もてなされたような気持ちにと。
ゆったりとした椅子で、時間を気にしない
おしゃべり。秋のブレンドコーヒーも、
自家製シンジャーエールも美味しくて。

どんなお店にするか、デザインすることが
楽しくて、できあがったらもう
満足しちゃって…営業は苦手なんだよと
つゆさんは、お店の外に立っていたり、
近くをお散歩したり。

こんどひとりで来たときは、この席に
座ろうかな…壁に向かって落ち着きそうです。


2012年10月15日

話(「ビスコッティ」)


こちらのビスコッティ、ひとつの袋に
三っつ入ってます。「ブック・カフェ槐多」で
販売されていて、とっても美味しい。

ときどきカフェのお手伝いをされている、
海野さんの手作り。40袋おねがいしました。
かわいいシールを貼ろうかなぁと
考えていたところ、デザイナーでもある
海野さん、こんなに素敵なシールを
つくってくださいました。

シールは2種類の案があり、気に入った
ほうをどうぞって。「元気になりました。
どうもありがとう」の気持ちのシール。
海野さんのおかげで、メッセージつきの
クッキーのできあがり。

ビスコッティ、ちょっとかたくて
お年寄りにはどうかなぁと。持って行く先は、
そんな心配無用な方々ばかり。ひさしぶりの
職場にこんにちはと、行ってきました。

海野さん、ぴったりの箱も用意してくださって、
混んでいる電車でも、心配ありませんでした、
どうもありがとう。


2012年10月12日

植田真さん









現在は神戸にお住いの植田真さん、
この一週間は東京滞在でギャラリーにも
いらっしゃいます。

植田さんの絵は、絵にぐーっと
近づかないと、小さなひとや動物に
気づかないほど。あら、こんなところに…
と静かに幸せそうにしています。
添えられたタイトルも、絵に
びったりの控えめな文字で。

今回の個展タイトルは、The Byrds
カヴァーで有名な「Turn Turn Turn」から。
植田さん、絵のほかに音楽も。
荒井良二さんといっしょに
演奏されたり、とっても楽しそうです。

オープニングの日は、友人・知人との
久しぶりのお話に夢中になって、
もういちど別の日に絵を見に行くと
いうことも、しばしばです。今回は、
ぐるりとまわってしっかりみてきました。
もしも生まれ変わったら、植田さんの
絵の中の女の子になりたいです。

ご本の装丁画もたくさん、本屋さんで
植田さんの絵に出会う方も、
いらっしゃいますね。

来年は吉祥寺での個展が決まっていて、
また上京してくださるようです。

2012年10月11日

内田新哉さん









内田新哉さんの水彩画展、青山の
ギャラリーコンセプト21」にて。

大きなガラスのむこうに、内田さんが
いらして、内田さんの絵がよーく
みえます。10年も20年も、内田さんは
かわらないなぁ。

詩とファンタジー」17号で大震災の
詩に寄せて描いたいただいた、大きな
1枚も展示されています。ことばを
暖かく包むような色彩の絵にしようと
思ったけれど、なんども考えて、
"奇跡の一本杉"を描いたんですと。

今回の展示でも、この絵の前で立ち止まる
人が多く、気に入って買ってくださる方が、
いらっしゃいましたと。

消えてゆく直前のものを、いまとても
描きたいと内田さん。それはたとえば、
パソコンのスイッチを落として、
最後に残る像のように、儚いものを
描けたらと、お話ししてくださいました。
色をつかわずに、色が想像できるような
絵も飾られていました。

名古屋にお住いの内田さん、東京での
個展のたびにお会いしてます。来年は、
もう少し秋の深くなったころに
開催予定だそうです。

2012年10月10日

話(「抒情の奇妙な歌会」)


笹公人師範の歌会、お題は「秋」「書」のふたつ。
今回は、懇親会しか参加できませんでした。

奇妙で面白くて楽しい方々の歌、家で
ゆっくりよめるように、いただいてきました。

笹師範、お笑い芸人のKICK☆さんをはじめ、
なんだか念力?超能力?の強い方が
そろっているのです。UFOをみたことが
あるひと、こんなにいるんですかとびっくり。

KICK☆さんも、最初は懐疑心でいっぱい
だったそう。そういう"気"の強い方の傍に
いるのが、大切みたい。修業を積めば…って
いうことではないと。マンションの窓から
UFOをみたときから、禁煙はできたし、
生活がぴぴっと変わったと。

ときどきみなさんにお会いするくらいでは、
だめかしら。あまり欲していても駄目だと
いうこと、むずかしい…。

お探しの答えでしたらTシャツの
胸に書かれた異国の文字に
「書」より

このお歌は、どなたが詠まれたのでしょうか。
お気に入りです。

2012年10月9日

話(「エメラルド」)


エメラルドジャパンメイド」、3日間の
限定ショップ、西荻窪「gallery cadocco
にて。

デザイナーさんがお洋服やバッグを、
丁寧にセンスよく、ひとつずつ
手作りしています。

展示会におじゃまするのは、久しぶりです。
生地…そのものが素敵なのに、デザインも
素敵で、そんなに数はないのに、
迷ってしまうのです。

国立に住んでいる深雪ちゃんを誘って
行きました。「西荻に行こう!」
わたしはそれしか云わなかったようです。
「お洋服の展示会なら、お財布にお金
入れてきたのに」あら、ごめんなさい、
まぁ銀行も郵便局もあるでしょう…と。

デザイナーさんご自身も、自分でつくられた
お洋服を着こなしていらっしゃいました。
ラグラン袖は、肩のラインに添って
シルエットが出るので、肩幅が狭いとか、
広いとか、気にしている方は向かないかなぁ、
と教えていただいたり。


デザイナーさんとデッドストック生地の
パッチワークバッグ


2012年10月5日

「クリップ」59号







「クリップ」59号は、宇野亜喜良さんに
エッセイをいただきました。

「昨日書いて、もうポストに入れて
届くはずなんだけど、やっぱりあれは
どうかなぁ…」とお電話で宇野さん。
届く前だったので、はい楽しみに
待っていますと。

そして、先日お会いした時も、
「やっぱりあれはどうかなぁ…」と。

こちらのブログをお願いしている
ひげぼうずさんに、「クリップ」の
レイアウトもお任せしています。
宇野さんのページも、きれいに
整えていただきました。

宇野さんの文章を読みながら、詩を
選んでは、並び替えて。窓を開けて、
心地よい部屋での作業、ひとりで
悩みながら。30篇の詩を、声に出して
読んでは、目で追っては推敲、推敲。

できあがると、この2か月間も一所懸命
生きたような気持ちになるので不思議です。

59号、どうぞよろしくおねがいします。

2012年10月4日

話(「スイスのエミちゃん」)


幼なじみのエミちゃんは、結婚してからは
ずーっとスイスのゾフィンゲンという
町で暮らしています。

秋の一時帰国は、はじめて。年々、
日本の夏は過酷になるから、毎年
秋にしようって。帰国の度に、
お琴やら、お茶道具一式、
大きなものでは畳まで、スイスに
持ち帰るエミちゃん。

今回は、和食器を探したいということで、
行ってみたのは、表参道にある
桃林堂」。和菓子屋さんにある画廊
はじめて入ってみました。どうぞ
作品を手にとってみてください、
そして作家さんの説明など、
お店の方がとても親切です。

陶器作家のさんの中でも、
安川万里子さんの作品が気に入って、
一階、二階の展示作品をみて、
スイス行きの品を選んでいました。

表参道界隈を歩きまわっているうちに、
あたりはもう暗くなっていて、
秋は日に日に深くなっています。
疲れたときには甘いもの、
マンゴープリンをいただきました。


2012年10月3日

話(「長谷川雅也さん」)


今年の冬、娘がバイト先で出会ったのが
長谷川雅也さん。現在、大学4年生、
演劇ユニット「BOX101」を主催しています。

公演「誰誰誰誰お前だれええええ!?」を
観てきました。娘がお手伝いをして
いるので、準備は間に合うのかなぁと、
わたしもはらはらしながら、きょうを
迎えました。

ゆとり世代がすこぶる嫌いという雅也さん。
日本語は使えないし、時間は守らないし、
世の中を舐めてるし…と、理由は
まだまだいっぱいあるみたい。

そんなゆとり世代の彼らが舞台に立ち、
がんばっていました。役者はまず声、
あの役の声よかったなぁ…と。顔や
からだの表情より、声がいつまでも残ります。

雅也さんは、作・演出・美術のほかに
役者としても出演。ナイーブな姿で、
ナチュラルな台詞、きかせてくれました。
終わってからの、笑顔の写真です。

娘からみると大先輩です。何でもできる
ひとだから、自分にも厳しく、
こわいよーと言ってますが、ゆとり世代を
上手に指導してくれるお兄さんのようです。


2012年10月2日

宇野亜喜良さん









「劇団針の穴」、座長は宇野亜喜良さん。
私のファウスト」公演をみてきまた。
ギャラリーに椅子が30脚、舞台は目の前です。

宇野さんの舞台、1965年に制作されたという
アニメーションが映し出されて、はじまり
はじまりー。

フランスの詩人ポール・ジェラルディの
詩と宇野さん描く女性の魅力的なこと!
今回は、その画面に宇野さんの影絵の実演が
加わって、新しい作品に。

「おとなが、こんなにたのしいことを
するんです」と宇野さんはじめ、演じる
おとなのみなさん、心からたのしまれて、
それが伝わってきました。「アマチュアっぽい
ところが、またいいでしょう…」と拍手拍手。

宇野さん手作りの仮面は、使用中?の
雑巾を貼り合わせたもので、それが
なんとも不気味。声音もいくつか
使い分けて、演技に入り込んでいました。

ほかのみなさんも、それぞれ力作でぜんぶ
ご紹介したいのです。大好評、きっと来年の
第三回公演もあるでしょう、おたのしみに。


写真は開演前の宇野さんとおともだちの裕ちゃん。

2012年10月1日

話(「はじめてのデジカメ」)


まだフィルムカメラ使ってるのー?
ふつうのカメラなのに、フィルムカメラ
なんて呼ばれて、さんざん驚かれる
ようになってしまいました。

メカ…は大の苦手なんてものではく、
苦手中の苦手。ひとつのものが
壊れるまで、買い替えたりなんて、
もってのほか。

ワープロからパソコンにかえるときも
そうでした。おともだちが、自分の
使わなくなったパソコンを我が家に
設置して、ありがたく押し付けられて、
使えるようになりました。

今回も、べつのおともだちですが、
同じパターン。これ、もう使って
ないからあげるねって。わたしには
必要のないほど難しいけど、ありがとう。

さっそく永福町の商店街を
お散歩しながら、カメラを構えて。
こんどわたしが、無理やり撮った
写真をお見せしたら、そのときは
どうぞ、おつきあいくださいませ。