2012年10月25日

話(「うたらば」)


田中ましろさんが、企画・写真・詩・
誌面デザイン、そして掲載する短歌の
選考もされている短歌冊子「うたらば」。

ポストに届いていたのを、そのまま
鞄の中にいれて、井の頭線で座って
読みました。読み終えたら、となりの
ひとに、はいって手渡したくなる、
どこも威張っていないやさしさ。

なにからなにまで、ひとりでこなされる
エネルギー、やなせたかしさんの
ようだなぁと、思います。投稿する場所を
つくって、その場所を心地よくして、
みんなが集まってきて。

今回のテーマは「入道雲」。今年の夏も
入道雲、おおっと叫ぶように見上げました。
写真の美しい冊子ですので、その写真に
ことばを重ねてよむとたのしいのですが、
ここでは文字だけのご紹介。

海沿いの国道をゆくトラックの荷台に積み上がる白い雲 

限りなく育つ雲へと桟橋はやさしい腕を差し伸べたまま

だいすきな2首は共に、飯田彩乃さんの
作品でした。


0 件のコメント:

コメントを投稿