2013年12月16日

「星くず朗読会」シリーズ14 雪の結晶・詩の結晶

「星くず朗読会」シリーズ14
「雪の結晶・詩の結晶」は、
詩人・小説家の平田俊子さんを
お招きします。

これまでの北限だった恐山をこえて、
札幌、小樽と冬の旅をされる
平田俊子さんの、おみやげ話と
詩の朗読、どちらもおたのしみに。

平田さんのユーモアに触れると、
こころがあたたまります。
どうぞ、おこしください。


朗読とお話:平田俊子・平岡淳子

2014年1月19日(日)14:00-15:30
2000円(飲み物・ケーキ付き)・定員15名

ご予約はコチラ→ stardustreadings@gmail.com

キッド・アイラック・アート・ホール地下
ブック・カフェ槐多
(京王線・京王井の頭線「明大前」駅 徒歩2分)
世田谷区 松原2-43-11 03-3322-5564

2013年12月10日

牧野鈴子さん











「宮廷の貴婦人たち」の展覧会
池袋の東武百貨店にて。

朝日小学生新聞」に、今田美奈子さんの
お姫さまお菓子物語」の文章と共に、
連載されていた、牧野鈴子さんの
お姫さま作品。

お姫さまは小さい時から、画き続けていたので、
とてもたのしかったそう。それでも、毎週
一枚仕上げるのは、死にそうでした・・・と
牧野さん。

西洋の肖像画は、とても貫禄があるので、
お姫さまの年齢より上にみえます。
髪型や、ドレスはその時代を考えながら描き、
お顔は牧野さんの好みに、仕上げられたそうです。

小学生新聞ということもあり、愛らしく
描かれていました。

2013年12月9日

詩とファンタジー イラストレーションコンクール








詩とファンタジー」イラストレーション
コンクール、次号の審査のほかに、
年間大賞決定の審査もありました。

やなせ先生、この絵はみてくださって
いたんだねぇ・・・と。今回は宇野亜喜良さん、
山口はるみさんのおふたりに、すべて
お任せです。

「これでしょう!」とおふたりの意見が一致。
センスの突き抜けている絵、詩のことばが
入ったら、ますます引き立つような絵。

審査を終えて、和菓子と日本茶で
くつろいでいる宇野さんと山口さん。
今回もどうもありがとうございました。

2013年12月4日

須川まきこさん








須川まきこさんの、双子の女性が
テーマの展覧会。待っててねーと、
お電話をしてから伺いました。

須川さんが描かれるいつもの女性とは、
あきらかに体型がちがう女性の絵が1枚。
「これはどうしたの?」と訊いてみました。

ふっくらしているんです、からだの線が。
「11号の女性を描いたんです」と。
細いばかりが美しいのではなく、
肉感のある女性には、こんな愛らしさが
あるという発見。

女性にしか身につけられない、繊細な
お洋服やランジェリーの美しさを
みるのも、たのしみです。

ギャラリーでは、須川さんを囲んで、
愉快な方々と話が弾みました。

2013年12月3日

しみずやすこさん








Pinpoint Gallery」では、5年ぶりの
個展しみずやすこさん。

オーケストラでヴァイオリンを弾く
しみずさんは、曲を聴いていて、
そのときの気持ちを絵にすることが
あるそうです。

しみずさんの描く風景の空、木立など、
お住まいの奈良を感じるものもあります。
一度ぜひ、しみずさんと歩いてみたいです。

奈良の美味しいお菓子やさんのチョコレートを
用意して、しみずさんギャラリーで
待っていてくださいました。ぎりぎりの
時間に滑り込んで、再会できて
うれしかったです。

2013年12月2日

とりごえまりさん









絵本も原画も、いままで楽しんできましたが、
お会いしたのはきょうがはじめての、
とりごえまりさん。

「雪国の育ちですから・・・」ととりごえさん。
今回の展示は、冬の風景、雪が積もっています。
生まれた土地や、育った場所というのは、
絵にもこんなふうに、自然にあらわれるのですね。
動物の中でも、リスが好きなわたしは、
じーっとリスばかりを、眺めてしまいます。

やまぐちめぐみさんとのふたり展で、
交わされたお手紙も、展示されています。
絵のように、おふたりの文字にも
味わいがあります。

やまぐちめぐみさん








小田急線の経堂、すずらん通りをまっすぐ
進んで、「URESICA」のギャラリーに。

やまぐちめぐみさん、大きな絵の前で
お話してくださいました。何を描こうか
決めているわけでなく、描いているうちに、
お話がふくらむように、絵が出来上がって
くるそうです。

ご病気をされたときに、たっぷり時間ができて、
描いて、描いて、毎日絵を描かれたそうです。

いろんな画材を試してみたり、いろんな色に
挑戦してみたり、やまぐちさんの冒険は
楽しそうです。

ちくちく作られた手芸作品も、可愛らしく
飾られていました。

2013年11月11日

声の蒐集







西荻窪の「GALLERY みずのそら」での
朗読ライブ「声の蒐集」。

石川美南さんと、平田俊子さん、どちらも
だいすきなおふたりの朗読、とても
よかったです。

そして、聴きに行ったわたしたちにも、
"乗り物"についてのテキストが
用意されていて、すきなものを選んで、
朗読できるようになっていました。
まさに、さまざまな「声の蒐集」です。

おみやげの冊子には、乗り物の
短歌、詩、随筆、小説とたのしめるように
なっています。

2013年11月5日

百瀬靖子さん








ギャラリーハウスMaya」での、
百瀬靖子さんの展覧会。てのひらサイズから、
畳サイズ?までの、版画がいっぱい。

兎・猫・羊をよく描かれる百瀬さん。
遠くをみるような、動物たちのその"眼"が
すきなんだそうです。

詩とファンタジー」に投稿されて
入賞した作品、大賞を受賞した作品もあり、
懐かしかったです。もう、懐かしく
なるほどの年月が・・・。

この一枚は、大学生の男の方が、買って
いかれたんです、バイト代を貯めて、と
教えていただきました。一枚の絵との
出逢いの物語を、もっと訊きたくなりました。

2013年10月23日

ささめやゆき さん








ささめやゆきさんの、イタリアの風景の
スケッチ展。2010年の秋に、3か月間
イタリアに滞在されたときの、
フェルトペンで描かれたスケッチ画の数々。

そうそう、あのときささめやさん、
何年いるかわからないよーって
お出かけしたことをおもいだしました。

スケッチのおみやげ、こんなにうれしいです。

カメラは持っていないという
ささめやさん、ぜんぶイタリアを
歩いたときに、描かれたそうです。

ギャラリーに飾りきれなかった絵も、
「イタリアの道」スケッチ集では、
楽しむことができます。

ペンの上の方を持って、描き順も
あえて反対にしたりして、当たり前
ではなく、文字に気持ちを込めて、
サインしてくださいました。

2013年10月22日

椎木彩子さん








はじめてお会いした椎木彩子さん。
おともだちに誘われて、DMに惹かれて
TAMBOURIN GALLERY」に行ってきました。

描かれる人物の顔、視線がとても魅力的、
そして彼、彼女たちの着ているお洋服、
なんて素敵なんでしょう。

テキスタイル、だいすきなんですと椎木さん。
お洋服だけでなく、木々の肌のもよう、
くじゃくの羽のもようにもファッションの
そのセンスが発揮されています。

椎木さんがその日に着ていらした、
ドレープ入りのブラウスも、わぁ素敵!
でした。

2013年10月21日

「詩とファンタジー」24号











また、やなせ先生こんな冗談
云ってー…っと毎回のことなので、
どきっとすることもなくなって
いました。

俺はもうおわりだよって。

詩とファンタジー」24号で、
やなせ先生とほんとうのお別れに
なりました。

以前、先生からのご希望で、
「詩とファンタジー」の誌上で、
やなせたかし生前追悼特集を
やってほしいと。それは実現直前まで
行き、原稿も集まっていました。

そんなときに、大震災があり、
その企画は中止。また、もう少し
たってから…ということになって
いました。先生には、みせて
さしあげたかったな、と思います。
みなさまからのメッセージを。

やなせ先生からの最期のことばを
今号の「詩とファンタジー」で、
どうぞ読んでください。

2013年10月15日

「星くず朗読会 シリーズ13」どうもありがとうございます







ゲストに倉野いちさんを、お迎えしての
「星くず朗読会」。みなさま、どうも
ありがとうございました。

わたしも、いちさんも、はじめてお会いする
という方が、会場にいらしてくださって、
とてもうれしかたったです。そして
リピーターの方も、元気なお顔をみせて
くださって、朗読しながら、とても暖かい
気持ちになりました。

いちさんの、恋の歌、いちさんの声で
たっぷりあじわっていただくことが
てきました。

田中ましろさんが、つくってくださった
こちらの冊子も、記念というより、
宝物です、どうもありがとう。短歌と詩に
美しい写真が配されたレイアウトも
素敵な一冊です。少しですが、手許に
あります。ご希望の方は、ご連絡ください。

2013年10月1日

浅野勝美さん








銀座の「ヴァニラ画廊」での、
浅野勝美さんの展覧会。金曜日は8時まで
というのが仕事帰りに間に合って
うれしいです。

浅野さんの描かれた美少年の前で、
無駄な贅肉のないからだの美しさに
ついてお話を。後ろ姿の肩・背中・お尻と
かっこいいのです。

「この子(モデル)ほんとうに食が
細くて食べないのよ」と。少年もあっと
いうまに、おとなになっちゃうのよねぇ。

銅版画、鉛筆画、共に浅野さんの
リリシズム、エロティシズムの匂いに
満ちています。

猫もとってもエロティックです。
浅野さんの、飼い猫、こんな猫と
暮らしている浅野さんご自身も
おなじように…。

2013年9月30日

「クリップ」65 彼岸花の号

「クリップ」65号ができあがりました。

このところ、あまりにも忙しくて、
印刷の時間がとれず、いつもよりだいぶ、
日数がかかっています。

「クリップ」は2カ月間に書いた、
日々の詩の中から、30篇を選んでいます。
30篇を並べ終えたところで、巻頭詩を
書きます。65号は「彼岸花」です。

いつも読んでくださるみなさま、どうも
ありがとうございます。はじめて読んで
くださるかたへ、どうぞよろしくおねがいします。







御茶ノ水駅近くに咲いていた彼岸花

2013年9月17日

詩とファンタジー イラストレーション審査会








詩とファンタジー」次は24号です。
イラストレーションコンクールに、
今回も応募してくださったみなさま、
どうもありがとうございます。

作品はすべて、カラーコピーでの応募です。
作品にタイトルが記されているかなぁと、
裏返してみることもあります。
そのときに、性別や年齢も判り、
やっぱり…だっり、えーっと
びっくりしたり。

「この作品は、僕が擁護しないと
いけないかなぁ」宇野亜喜良さんは、
そうつぶやきながら、お気に入りの作品を
近くに寄せてじっくりみています。

トリミングに厳しい山口はるみさんは、
センスのある作品を、見逃しません。

応募は随時受け付けています、
どうぞふるってご応募くださいね。

2013年9月9日

「星くず朗読会」 シリーズ13

「星くず朗読会」 シリーズ13
"男と女と歌と詩と"

ゲストに歌人の倉野いちさんを
お招きしての朗読会です。

チャーミングな恋歌を、
倉野いちさんが、たっぷり詠んで
くださいます。倉野いちさんの
お声に、ぞくぞくしてくださいね。

オリジナル冊子(田中ましろさん制作)も、
当日お配りできるように、ただいま
準備中です。


朗読とお話:倉野いち・平岡淳子

2013年10月6日(日)14:00-15:30
2000円(飲み物・ケーキ付き)・定員15名

ご予約はコチラ→ stardustreadings@gmail.com

キッド・アイラック・アート・ホール地下
ブック・カフェ槐多
(京王線・京王井の頭線「明大前」駅 徒歩2分)
世田谷区 松原2-43-11 03-3322-5564

2013年9月3日

吉澤つぐみさん








TAMBOURIN GALLERY」での「いろ鳥DORI」展。
ギャラリーいっぱい、鳥が羽ばたいていたり、
とまっていたり。

吉澤つぐみさん。久しぶりの展覧会で、
手描きに戻られて、大小たくさんの作品を
みせてくださいました。

少年少女、顔の輪郭、鼻筋の通りなど、
ノスタルジックです。少年のナイーブさに、
独特の雰囲気があり、絵の中の鳥の存在も、
また少年を引き立てます。

かつて、こんな鳥がいたなぁ・・・と
想いを馳せるような鳥の絵です。

2013年9月2日

YUKOさん








gallery DAZZLE」での「バカンス 女の休暇」展で
お会いしたYUKOさん。

とてもたのしい絵を描かれます。
子どもの絵画教室を、主宰されているそうです。

子どもたちの気持ちが、YUKOさんの絵には
たっぷり含まれています。こんな顔も、
あんな顔も、ありだよねー。

今回は絵の展示でしたが、立体も作られていて、
立体作品の冊子もみせていただきました。

爆発する楽しさは、色彩にもあらわれています。

大沢かずみさん








gallery DAZZLE」での「バカンス 女の休暇」展で
お会いした大沢かずみさん。

ブルーの濃淡で描かれた絵。女性と犬。
絵を順番に眺めてゆくと、物語になっています。

「ことばをつけると、たいへんで・・・」と
大沢さん。ことばがないから、自由によめて、
たのしかったです。

女の子の髪型やスカート丈、とてもいいかんじ。
木々の葉も、てん、てん、てん、と
風景の愛らしさに合っていました。

2013年8月26日

はるみるくさん










トムズボックス」の絵本ワークショップに
参加されたはるみるくさん、お仲間との
展覧会が「トムズボックス」の手前の
ギャラリーで。「夏は夜」というテーマです。

みるくさんは、人と動物が、会話できるほど
なかよく描くのが上手です。人が動物の
世話をするのではなく、動物が人の
相手をしているようにみえたり。

キャンバス地風の画用紙に、オイルパステル。
フォントをつくったり、DMのデザインをしたり、
いろんなことに挑戦しています。

2013年8月19日

「詩とファンタジー」24号 選考会










連日の暑さ、まちがいなく猛暑。
鎌倉駅は、海に向かう若者、
家族連れでいっぱい。

八幡宮に向かう道は、とても静かでした。
人力車のお兄さんも、「きょうは、
だめだなぁ」と。「かまくら春秋社」は、
そのとても静かな道沿いにあります。

頭の中まで、ゆらゆらしそうで、
日本語読めるかなぁ、という状況の中、
投稿詩の選考会。

詩は、もう秋のテーマです。投稿して
くださったみなさまに、感謝しながら
一篇ずつ。そして、愛読者カードの
小さな文字を追いながら、ご希望に
添うような特集を、編集部で
話し合いました。

詩とイラストレーションの投稿は、
随時受け付けています。どうぞ素敵な
一ページに、ご参加ください。

2013年8月5日

「クリップ」64号








「クリップ」64号、できあがりました。
詩を選んで、詩を並べて、テーブルは
小さいので、床の上に、紙をいっぱい
ひろげての作業です。

「クリップ」、なんの変化もつけず、
淡々と続けています。

その中で、娘がぐんぐん大きくなって
ゆきました。娘のことを書いた詩だけを、
あつめてまとめてみようかな、とも
思っています。

いつも読んでくださるみなさま、どうも
ありがとうございます。ひとことも、
メールも、お手紙もとてもうれしく
受け止めています。

2013年7月29日

くまあやこさん








くまあやこさんの「空飛ぶ中庭」展。
いつもは「ギャラリーハウスMAYA」で、
お仕事をしているくまさんです。

ジャコモ・レオパルディの詩

月はひとりで
空にあり
沈むすがたは
夢のほか
見たものがいない

この詩を読まれて、描かれた作品が
テーブルの上に、飾られていました。

そして、J.R.ヒメーネス作
プラローテとわたし」この作品も、
くまさんのおすすめです。

物語をよんでいるうちに、さらさらと
絵が出来上がっていくなんて、素敵です。

版画作品のほかに、鮮やかな色の
驢馬の絵にも、惹かれました。

2013年7月22日

「詩とファンタジー23号」発売中









詩とファンタジー」の表紙絵は、毎号
やなせたかし先生。今号は、詩集を読む
金魚の絵です。

やなせたかし「表詩記」より

金魚というのはきらびやかだけど、
なんだかさみしいところもある。
金魚を川に放流すると、フナに
なってしまう。人工的につくりかえられて、
はなやかな観賞魚になってしまうのだ。
芸能界のアイドルスターと似ている
ところがある。

この季刊誌も よく続いていますよね 
ありがたいことです、と
やなせ先生の「編集前詩」に
書かれています。

次はどうかな・・・と心配しつつ、23号まで
きました。どうぞ掌にとって、開いて
みてくださいね。特集は、堀口大學の
海の詩です。

2013年7月16日

「星くず朗読会 シリーズ12『夢のレプリカ』どうもありがとう」








七夕の午後、加藤治郎さんをゲストに、
「星くず朗読会『夢のレプリカ』」
いらしてくださったみなさま、
応援してくださったみなさま、
どうもありがとうございます。

加藤治郎さん、作家30周年を記念して、
素敵な台本をつくられ、前の晩には
ホテルで、時間をはかりながら
練習されたそうです。

楽しいお話と、きりりとした短歌を
交互に聞いて、加藤さんの魅力に、
みなさん打ちのめされていました。

20代の歌、30代の歌と青春の歌がつづき、
加藤さん、途中で照れてぷっと
吹きだしてしまった様子に、会場の
みなさんも和みました。

オレンジを抱えてきみがくる部屋を
きょうあすあさって想うのだろう

こちらの歌で、照れはクライマックス!
台本で顔を隠して、よまれていました。

みなさんの笑顔につつまれる、
とても楽しい朗読会でした。

2013年7月8日

小巻さん








怠慢ガール」。小巻さんの描く
スレンダーな女性は、
エレガントセクシー。

小巻さんご自身が、濃厚な
セクシーさを、かろやかに
ふりまいています。きらきらした
胸元を、じーっとみつめて
しまいました。

絵の中の女性たち、どんなこと云って、
男性を困らせるのかしらという、
いたずらっぽさがあります。

頭のてっぺんから、つまさきまで、
女って素敵でしょというオーラに
つつまれています。

1年間、小巻さんのカレンダーを
飾っていたとき、我が家に遊びにくる
ひと、みんなそこで立ち止まって
いました。

山下以登さん









怠慢ガール」展覧会、山下以登さんの
"自由の女神"は、こんなに大きいのです。

紙に描いてから、板に張り付けた作品。
このごろは、ペンや筆で画くより、
紙を切ってラインをつくることを
楽しまれているそうです。

TAMBOURIN GALLERY」全体が、
エロスです。これは、男性には
描けないねという、上品さです。

「ふくろとじん」という以登さんの
作品集、レトロ印刷かしら・・・紙も
なつかしいかんじ。ふくろとじの
最後のページに、まだわたしは鋏を
いれていません、おたのしみおたのしみ。

竹井千佳さん








怠慢ガール」の展覧会では、
4人それぞれの方が"自由の女神"に
挑戦しています。

竹井千佳さんの"自由の女神"は、
煙草をふかし、アイスクリームを
ぺろーんとなめています。
三つ編みしてかわいいのに、
表情は怠慢そのもの。

他の作品も、竹井さんの描く女性は、
顔もからだもどちらかというと
ふっくら。怠慢さが、その頬や
からだのラインに出ていています。

色彩は、かわいい!というカラフルさ。
小さなサイズの作品集には、
色気満載です。

竹井さんも、かわいい!モデルさん
みたいです。

須川まきこさん








怠慢ガール」の展覧会で、
須川まきこさんにお会いしました。
女性ばかり4人のグループ展です。

須川さんの描く女性は、顔、
とりわけ目に個性があります。
絵と須川さんを、交互にみながら
お話ししていると、ご本人に
似ています。

描かれる女性の体形に、あまり
特徴がないので、顔には
工夫されているそうです。

絵の中の女性が身に着けている
ものが、どれもとても繊細で、
みとれてしまいます。

須川さん、足が不自由になられてからは、
その気持ちや姿を、絵で自由に
表現できるようになったと。
捉え方、感じ方がおおいに前向きです。

2013年7月3日

しりあがり寿さん








ねつでやすんでいるキミへ
しりあがり寿さんの新作絵本原画展へ。

とても運よく、神戸に移動される
直前のしりあがりさんに、
お会いすることができました。

この絵本のことばは、縦書きで、
胸にすーっと入ってきます。
現役のおかあさんも、かつて
おかあさんだったひとも、これから
おかあさんになるひとも、こどもに
読んであげたい気持ちになる本です。

絵にはとても澄んだ明るさがあって、
たいせつなことばのひとつひとつを、
胸に残してくれます。大きくて
深い愛が、まっすぐに描かれています。

しりあがりさんの漫画の世界とは
またちがう、もうひとつの世界を、
たのしめます。

2013年7月2日

あずみ虫さん








きりんの親子が、びたっと
寄り添っているDM。あずみ虫さんの
絵本「ぴたっ!」の原画展です。

初日のあずみ虫さん「とても楽しい
けれど、いろいろ不安でふらふら
しているんです・・・」と。

あずみ虫さんのオリジナル、
ブリキの動物親子が壁に遊んでいます。
額の中に入っている動物たちより、
生き生きしてみえます。

動物の目が、とても面白い不思議な
かたち、あずみ虫さんが、とても
工夫されたところです。

今回は陶器でできている、
アクセサリーも販売され、わたしは
"きいろい象"のブローチを選びました。

2013年7月1日

加藤休ミさん


加藤休ミさんの新しい絵本
りきしのほし」。おすもうさんの
絵本の原画展へ。

土俵の上でのおすもうさんは、
強くてかっこいいけれど、
おすもうさんの日常も、
この絵本では覗けます。

おすもうさんが、自転車に乗っていたり。
・・・つぶれないけど、つぶれそうです。
おすもうさんが、お花を育てていたり。
・・・お花が一層愛らしくみえるのです。

そして、おすもうさんはしっかり食べて、
しっかりけいこをして、ぐんぐん
強くなります。

休ミさんが思い描いた、
おすもうさんへのプレゼントの
化粧廻しの一枚もありました。

休ミさんの色彩感が、わたしは
とてもすきです。

2013年6月26日

加藤治郎さん










7月7日の「星くず朗読会」のゲストは、
加藤治郎さん。

ゆめのレプリカ」「しんきろう
そして、今年の春まで世田谷に
お住まいだった加藤さんに、世田谷界隈の
短歌の朗読を、おねがいしてあります。
ブック・カフェ槐多」も、世田谷区に
あります。

大切にしていた詩画集「ゆめのレプリカ」は
ポエム・アイランドというシリーズの
一冊です。

詩とメルヘン」で親しんでいた
イラストレーターの方が、たくさん
登場しています。加藤さんの短歌には、
黒井健さんが絵を描かれています。
このシリーズを編集された方に、先日は
お話を伺うこともできました。

加藤さんにお会いできる日が、とても
たのしみです。


※定員になりました、みなさま
どうもありがとうございます。
会場のカフェ、ぎちぎち・むんむんに
なりますが、よろしくおねがいします。

2013年6月25日

「クリップ」63号より「それだけ」








イラストレーターのnoaさんが、
「クリップ」63号の詩「それだけ」に
絵を描いてくださいました。

うれしいです、どうもありがとう。


それだけ

ワインで
赤くなった頬に

あなたの
手をあててみる

ほら熱い
それだけのこと

ほんとだ
それだけのこと

2013年6月24日

平澤一平さん








DMは平澤一平さんご本人の、
素敵な写真。どんな展覧会かしらと、
ギャラリーハウスMaya」に。

パンダやネコが、額の中でリラックス
しています。足を組んだり、
頬杖ついたり、くつろいでいます。

かしこまった風景の堅苦しさを、
どうぶつたちが、とりのぞいて
くれるようです。

平澤さんが、彫刻刀でざくざく
彫られた作品は、かなりの深さが
あります。ぽてっとした木の厚みが、
画風に合っています。

平澤さんは展覧会の度に、新しいことに
挑戦されて、わっと驚かせて
くれるそうです。これは、ギャラリーの
方に伺ったお話。

「ざくろ」「りんご」の木彫りの
小さな作品も、とても魅力的でした。

2013年6月18日

ワタナベモトムさん








青山の「HB gallery」で、
「モトムノドレミ」展

DMの絵をみていると、描かれたのは
女性かしらとおもうような雰囲気。
お帽子をかぶったワタナベモトムさん、
男性です。

どの絵にもフルーツ。フルーツの
盛られている器や、テーブルクロス、
こんな情景があったらいいなぁと、
ワタナペさんのあこがれの世界
だそうです。

さまざまな技法で、絵を描いていますが、
展覧会のときは、やっぱり手描きが
いいですねと。

やわらかさ、あたたかさ、しずけさ。
そして健康的でかつ、おしゃれな
暮らしがみえて、わたしもあこがれて
しまいます。

2013年6月17日

岡山伸也さん








銀座「三越」で、岡山伸也さんの
ファンタジックな絵をみてきました。

岡山さんの絵には、少年少女に
なるまえのこどもたちの日々の冒険が、
描かれています。

この絵は甥っ子がモデルで・・・と
愛情深い岡山さんが、嬉しそうに
話してくださいました。

水彩画を描いているときの気持ちで、
油絵も描きたいけど、それがなかなか
難しいそうです。

筆の運びに、気持ちをのせるのって、
画材によってもかわってくるのですね。

岡山さんの笑顔には、出会ったひとを
みーんなしあわせにするような力が
あります。

絵を描いているときは、どんな表情
なのかしら。

2013年6月12日

「詩とファンタジー」イラストレーション審査










詩とファンタジー」では、常時
イラストレーションを募集しています。
プリント出力、カラーコピーでの
作品をお待ちしてます。

3か月毎に宇野亜喜良さん、山口はるみさんに
作品を丁寧にみていただき、審査を
おねがいしています。

とってもいい作品なのに、レイアイトが
もったいない・・・と、紙を当てながら、
おふたりの先生が余白をなくしてみたり。

カラーコピーで、ここまで美しい色が
でるのだから、印刷物の雑誌には、
いいねぇとか。

毎回ベスト3が、審査の末に決まります。
どうぞ先生方の、イラストレーションへの
講評も「詩とファンタジー」で
おたのしみください。

2013年6月11日

網中いづるさん







ピンポイントギャラリー」での
網中いづるさんの展覧会

「リリ」という犬と「リコルネ」
というユニコーンが、なかよく
向き合っています。ものがたりの
はじまりを感じる絵です。

黒い額縁の、お花の一部に網中さんが
色をのせている作品も素敵でした。

そして、網中さんの描く少女、花々。
少女のひとりひとり、花のひとつひとつは、
決して強い主張はせずに、揺れています。

細い~太い、さまざまな筆を使って
描かれる、その筆の動きや流れが、
網中さんの雰囲気をつくっているようです。

新川和江先生の、新しい詩集
網中さんの絵です。

2013年6月10日

山下アキさん








ペーターズギャラリー」で、五人展に
参加中の山下アキさんにお会いして
きました。

おりがみを裂くように細く千切って、
貼って・・・たくさんのお花が満開でした。
絵筆のタッチに個性があるように、
その貼り方に、山下さんならではの
あじわいが。

この花をいちばんに作りました、と
いうのはアザミ。水仙、桜、ツツジ、
睡蓮も、竹も、山下植物園の花や木々は、
みないい表情をしています。

竹にはこの緑色、そして竹の節は濃紺で
キュッとアクセント・・・おりがみと
山下さんとは、大のなかよしなんですね、
相性抜群です。

2013年6月6日

「クリップ」63号






2か月に1冊、つくっている詩の冊子
「クリップ」、63号ができあがりました。

編集して、印刷して、発送するのに
こういうふうにしたら、もっと楽だよ、と
娘にアドバイスも受けるのですが、
器用ではないわたしは、今回も
いつも通りに。

いつも読んでくださる方には、メール便で
送りました。はじめて読んでくださる方は、
メールでご連絡くださいね。

最期のページに、クリップに寄せての
エッセイを、親しい方に書いて
いただいてます。

今号は石井睦美さんの文章です、
どうぞおたのしみください。

2013年6月5日

山口はるみさん








林真理子さんの新聞連載小説
『「正妻」慶喜と美賀子』に挿絵を描かれた、
山口はるみさんの展覧会

一年間の連載分の数があるのですが、
今回はその半分くらいを。すべてカラーで
描かれているのですが、新聞によっては、
ときにカラーでときにモノクロで
あったそうです。色の美しさを知ったら、
ぜひカラーで読みたくなります。

自由に描いてよかったので・・・と
はるみさん。その時代の女性、そして
登場する小道具などとても魅力的。

白いシャツのはるみさん、いつも通りの
チャーミングさで、会場がとても
華やかでした。これはね・・・と
ひとつひとつの質問に丁寧に
お応えくださるところも、また素敵です。

新聞連載小説が、単行本になったとき
なんとか挿絵をいっぱい
いれていただきたいものです。

2013年6月4日

高田せい子さん








トムズボックス」の入口のギャラリーに、
高田せい子さんの、かわいくてあたたかい、
素朴でセンスのある絵が、ならんでいます。

ここ20年は、盛岡で暮らしている高田さん、
展覧会の一週間は、お嬢様のいらっしゃる
東京に。

「田村セツコさんに捧ぐ」「森茉莉さんに捧ぐ」
「鴨井羊子さんに捧ぐ」などの絵は、
非売品として展示。だいすきな方のことを
おもって、その世界に入って描く
よろこびを教えてくださいました。

パステル画からは、ひたむきなタッチが
伝わってきて、高田さんの、それは
真っ直ぐな視線から、生まれる女の子です。

7時の新幹線で、盛岡に戻られる直前に、
お会いできてとてもうれしかったです。

2013年6月3日

星くず朗読会 シリーズ12

「星くず朗読会シリーズ12」
"夢のレプリカ"

ゲストに歌人の加藤治郎さんを
お招きして。

加藤治郎さんの声で
加藤治郎さんの歌を。

朗読とお話:加藤治郎・平岡淳子

2013年7月7日(日) 14:00-15:30

キッド・アイラック・アート・ホール地下
ブック・カフェ槐多
(京王線・京王井の頭線「明大前」駅 徒歩2分)
世田谷区 松原2-43-11 03-3322-5564

2000円(飲み物・ケーキ付き)・定員20名

ご予約はコチラ→ stardustreadings@gmail.com

2013年5月30日

百瀬靖子さん








百瀬靖子さんは、2011-2012年の
詩とファンタジー」イラストレーション
部門の年間大賞を受賞されています。

グロテスク・ビューティーを表現
できるのは、高度の知性と感性を
合わせ持った人だけです・・・と
審査員の山口はるみさんの評です。

その百瀬さんの世界を、初台の
画廊・珈琲 Zaroff」で
たのしんできました。

クラシックな喫茶店の2階、百瀬さんの
絵や、百瀬さんご自身にも、とても
よく似合う空間。音楽も、それに
合うように選曲されているようでした。

長野の上田から、この1週間は毎日
在廊される百瀬さん、たくさんの出会いが、
またこちらで生まれますね。

1階の喫茶店、珈琲もとても美味しいの
ですが、世界のココアが揃っています。
百瀬さんが召し上がっていたのは、
ドイツのココアでした。

2013年5月29日

小池アミイゴさん









小池アミイゴさんの絵本「ちいさいトラック」の
原画展。渋谷から歩いて、富ヶ谷の
カフェ ル・シァレ」へ。

ベニヤ板に描かれた、青いちいさなトラック、
車はよくひとの顔にみえますが、ちいさな
トラックの瞳はとてもかわいく、くるんと
してます。

紙やキャンバスでなく、少し描きにくい
ベニヤ板に、苦労しながらいい絵を
描いていきたいと思ったと、アミイゴさん。

ご自宅がこちらのカフェの近くで、
飛んできてくれました。ドアの開け放たれた
カフェで、アミイゴさんのいままでの
人生の話や、いま取り組んでいることなどを
お聞きすると、爆発するエネルギーを、
いつも抱えている方だと感じます。爆発を
繰り返しながら、絵には静けさ、穏やかさが
漂っています。

とても楽しく笑わせてくれるアミイゴさん
ですが、ナイーブで、人一倍シャイな
一面を、知ることもできました。

会って話すことを大切にしている
アミイゴさん、ほんとうにそうですね、
いろんなことが伝わってきます。

2013年5月28日

後藤貴志さん







Les enfants -真夜中の子供たち-
後藤貴志さんの作品展、
ギャラリーハウスMAYA」にて。

後藤さんの細かく描き込まれた絵は、
明るいギャラリーで、とても映えます。
後藤さんご自身、脇役に徹することが
好きだそうで、描く絵にも、脇役に
スポットを当てることが多いそうです。

憧れの「ギャラリーハウスMAYA」さんで、
ぜひ個展をしたかったという後藤さん、
おそるおそるお電話したとか・・・。
場所によって、見に来るお客様の
雰囲気も違うのですね。

2013年5月27日

やなせたかしと「詩とメルヘン」のなかまたち











『やなせたかしと「詩とメルヘン」の
なかまたち』展は、いま旭川美術館
開催中。そのカタログ、「詩とメルヘン」の
別冊のようです。

1973年に誕生した「詩とメルヘン」
70年代に掲載されていた方々の、
イラストレーションが満載です。

味戸ケイコさん、東逸子さん、飯野和好さん、
宇野亜喜良さん、スズキコージさんなどなど。
当時の画風はこんなだったのねぇと、
むかしをたのしめます。その時代を
感じるような、雰囲気が伝わってきます。

ここは、やなせたかしの原点。表紙に
書かれているとおり、やなせ先生の原点も、
アンパンマンの原点もここにありです。

これから岐阜県美術館、高知の
やなせたかし記念館と巡回する展覧会、
どうぞみなさんおたずねくださいね。

2013年5月21日

はせがわゆうじさん









「丸善」丸の内本店での、はせがわゆうじさんの
展覧会、とても広いスペースに、はせがわさんの
"ほのぼの"作品が見応えたっぷりに
飾られています。

はせがわさんは、いつお会いしても
"ほのぼの"としていらっしゃって、
怒るときだって"ほのぼの"なのかしらって
思えるほどです。

はせがわさんの絵には、ずーっとまえから、
"おじさん"が登場しています、もしかしたら、
はせがわさんご本人かも。

このおじさん、むかしはもっと頭と顔が
おおきかったのですが、少しずつ小さくなって、
いまではとてもスタイルがいいです。

はせがわさんの描く動物は、獰猛さが
抜けていて、怖がることなく、話しかけ
やすいです。

場所が丸の内ということもあり、東京駅の
駅舎を描いた絵もあり、とても素敵でした。

はじめてお会いしたのは、青山のギャラリー、
20年くらいまえかしら・・・とおもいで話も。

2013年5月20日

宇野亜喜良さん











ジャック・プレヴェールの「五月の唄」に
寄せた、宇野亜喜良さんの
イラストレーションと立体作品展
寺山修司もすきだったという「五月の唄」、
寺山さんへのオマージュでもあるそうです。

恵比須の「シス書店」、蔦でおおわれた
雰囲気のある建物の3階です。

こどものころから、人形劇をされていた
宇野さん、人形作りはその頃からだと。
僕の立体は彫刻というより、人形なんですと。

一枚の絵の中に、どこかスキャンダルな
ものを描きたいとのお話もありました。
何秒かでも、みるひとに立ち止まって
もらうためにも。

1960年代につくられた、宇野さんの
アニメーション三本、そして、プレヴェールの
アニメーションをみながらのお話会でした。

2013年5月19日

ニュース

→ 「stardustreadings エッセー
先週は、こんな日々でした。
どうぞ、ご覧になってください!

右にある「つながり」下の
⇒⇒⇒エッセーはこちらで
からもどうぞ!!!

2013年5月7日

スズキコージさん












トムズボックス」でのスズキコージさんの
展覧会、「奇妙奇天烈東京」展
神戸からいらしたコージさんに、
お会いできました。

ギャラリーには、うわっと声を出して
驚くほどの、大きな作品がいっぱいです。

便座を絵の枠のようにつかって、
その便座自体にも、さまざまな
絵が描かれています。コージさんの
お住いの、マンションの便座を
取り替えたとき、あっこれに、
絵を描こうと思いついたそうです。
そしていくつもの、楽しい便座が
出来上がってました。

詩とファンタジー」でも、ほぼ毎号、
コージさんに絵を、おねがいしています。
今号のちょっと淡い色彩の、ふんわりした
コージさんの絵も、どうぞ誌面で
おたのしみくださいね。

2013年4月30日

味戸ケイコさん



やなせたかしと「詩とメルヘン」の
なかまたち』展が、北海道の旭川美術館
はじまっています。

1973年から30年間続いた「詩とメルヘン」
その中でも、特に初期の作品が
展示されています。当時掲載されていた
「怪傑アンパンマン」の原画も。

5月11日には、味戸ケイコさんの
トークショーがあります。函館ご出身で、
旭川にはお姉さまもいらっしゃる
という味戸さん。

味戸さんの絵には、いつも風が吹いて
いますが、ふるさとの北のほうからの
風に感じます。

「詩とメルヘン」から「詩とファンタジー」へ
と、作品を描きつづけてくださる
味戸さんのお話、宝の山の中から、
どんなお話が飛び出すのでしょう。

2013年4月26日

うらたじゅんさん









ビリケンギャラリー」での
うらたじゅんさんの個展、
「四月の停留所へ」。

ローカロ線にのって、その駅で
降りて歩いていたら、こんな風景に
出会いました、といううらたさんの
目に留まったかずかずの場面。

うらたさん、「青春18きっぷ」を
利用して、トコトコいろんなところに
お出かけしたそうです。うらたさん
ご自身の日々のテンポに、
ローカル線のゆっくりした走りは、
ぴったりなんですって。

どこか懐かしくなるような色彩、
淡い色なのに印象深くて、その町に
かつて住んでいたような気持ちに。

電車や建物ばかり描いていたら、
急に花を描きたくなってと、桜や
コスモスの絵も、飾られていました。
木々や草花には、風が感じられて、
やわらかです。

大阪から上京されていたうらたさんに、
お会いできて、とてもうれしかったです。