2013年5月30日

百瀬靖子さん








百瀬靖子さんは、2011-2012年の
詩とファンタジー」イラストレーション
部門の年間大賞を受賞されています。

グロテスク・ビューティーを表現
できるのは、高度の知性と感性を
合わせ持った人だけです・・・と
審査員の山口はるみさんの評です。

その百瀬さんの世界を、初台の
画廊・珈琲 Zaroff」で
たのしんできました。

クラシックな喫茶店の2階、百瀬さんの
絵や、百瀬さんご自身にも、とても
よく似合う空間。音楽も、それに
合うように選曲されているようでした。

長野の上田から、この1週間は毎日
在廊される百瀬さん、たくさんの出会いが、
またこちらで生まれますね。

1階の喫茶店、珈琲もとても美味しいの
ですが、世界のココアが揃っています。
百瀬さんが召し上がっていたのは、
ドイツのココアでした。

2013年5月29日

小池アミイゴさん









小池アミイゴさんの絵本「ちいさいトラック」の
原画展。渋谷から歩いて、富ヶ谷の
カフェ ル・シァレ」へ。

ベニヤ板に描かれた、青いちいさなトラック、
車はよくひとの顔にみえますが、ちいさな
トラックの瞳はとてもかわいく、くるんと
してます。

紙やキャンバスでなく、少し描きにくい
ベニヤ板に、苦労しながらいい絵を
描いていきたいと思ったと、アミイゴさん。

ご自宅がこちらのカフェの近くで、
飛んできてくれました。ドアの開け放たれた
カフェで、アミイゴさんのいままでの
人生の話や、いま取り組んでいることなどを
お聞きすると、爆発するエネルギーを、
いつも抱えている方だと感じます。爆発を
繰り返しながら、絵には静けさ、穏やかさが
漂っています。

とても楽しく笑わせてくれるアミイゴさん
ですが、ナイーブで、人一倍シャイな
一面を、知ることもできました。

会って話すことを大切にしている
アミイゴさん、ほんとうにそうですね、
いろんなことが伝わってきます。

2013年5月28日

後藤貴志さん







Les enfants -真夜中の子供たち-
後藤貴志さんの作品展、
ギャラリーハウスMAYA」にて。

後藤さんの細かく描き込まれた絵は、
明るいギャラリーで、とても映えます。
後藤さんご自身、脇役に徹することが
好きだそうで、描く絵にも、脇役に
スポットを当てることが多いそうです。

憧れの「ギャラリーハウスMAYA」さんで、
ぜひ個展をしたかったという後藤さん、
おそるおそるお電話したとか・・・。
場所によって、見に来るお客様の
雰囲気も違うのですね。

2013年5月27日

やなせたかしと「詩とメルヘン」のなかまたち











『やなせたかしと「詩とメルヘン」の
なかまたち』展は、いま旭川美術館
開催中。そのカタログ、「詩とメルヘン」の
別冊のようです。

1973年に誕生した「詩とメルヘン」
70年代に掲載されていた方々の、
イラストレーションが満載です。

味戸ケイコさん、東逸子さん、飯野和好さん、
宇野亜喜良さん、スズキコージさんなどなど。
当時の画風はこんなだったのねぇと、
むかしをたのしめます。その時代を
感じるような、雰囲気が伝わってきます。

ここは、やなせたかしの原点。表紙に
書かれているとおり、やなせ先生の原点も、
アンパンマンの原点もここにありです。

これから岐阜県美術館、高知の
やなせたかし記念館と巡回する展覧会、
どうぞみなさんおたずねくださいね。

2013年5月21日

はせがわゆうじさん









「丸善」丸の内本店での、はせがわゆうじさんの
展覧会、とても広いスペースに、はせがわさんの
"ほのぼの"作品が見応えたっぷりに
飾られています。

はせがわさんは、いつお会いしても
"ほのぼの"としていらっしゃって、
怒るときだって"ほのぼの"なのかしらって
思えるほどです。

はせがわさんの絵には、ずーっとまえから、
"おじさん"が登場しています、もしかしたら、
はせがわさんご本人かも。

このおじさん、むかしはもっと頭と顔が
おおきかったのですが、少しずつ小さくなって、
いまではとてもスタイルがいいです。

はせがわさんの描く動物は、獰猛さが
抜けていて、怖がることなく、話しかけ
やすいです。

場所が丸の内ということもあり、東京駅の
駅舎を描いた絵もあり、とても素敵でした。

はじめてお会いしたのは、青山のギャラリー、
20年くらいまえかしら・・・とおもいで話も。

2013年5月20日

宇野亜喜良さん











ジャック・プレヴェールの「五月の唄」に
寄せた、宇野亜喜良さんの
イラストレーションと立体作品展
寺山修司もすきだったという「五月の唄」、
寺山さんへのオマージュでもあるそうです。

恵比須の「シス書店」、蔦でおおわれた
雰囲気のある建物の3階です。

こどものころから、人形劇をされていた
宇野さん、人形作りはその頃からだと。
僕の立体は彫刻というより、人形なんですと。

一枚の絵の中に、どこかスキャンダルな
ものを描きたいとのお話もありました。
何秒かでも、みるひとに立ち止まって
もらうためにも。

1960年代につくられた、宇野さんの
アニメーション三本、そして、プレヴェールの
アニメーションをみながらのお話会でした。

2013年5月19日

ニュース

→ 「stardustreadings エッセー
先週は、こんな日々でした。
どうぞ、ご覧になってください!

右にある「つながり」下の
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からもどうぞ!!!

2013年5月7日

スズキコージさん












トムズボックス」でのスズキコージさんの
展覧会、「奇妙奇天烈東京」展
神戸からいらしたコージさんに、
お会いできました。

ギャラリーには、うわっと声を出して
驚くほどの、大きな作品がいっぱいです。

便座を絵の枠のようにつかって、
その便座自体にも、さまざまな
絵が描かれています。コージさんの
お住いの、マンションの便座を
取り替えたとき、あっこれに、
絵を描こうと思いついたそうです。
そしていくつもの、楽しい便座が
出来上がってました。

詩とファンタジー」でも、ほぼ毎号、
コージさんに絵を、おねがいしています。
今号のちょっと淡い色彩の、ふんわりした
コージさんの絵も、どうぞ誌面で
おたのしみくださいね。