2013年2月18日

帰ってきた寺山修司











京王線でふらりと「世田谷文学館」へ。
しばらくぶりの芦花公園の駅、
すっかり新しくなっていました。

寺山修司の作品が、年齢を追って、
俳句→短歌→詩と展示されていて
若き日の寺山さんの行動力に、
感動します。

企画展「帰ってきた寺山修司

高校時代に、全国の友に呼びかけて
俳句の仲間をつくることだって、
いまのように、インターネットを
通してのような手軽さはありません。
それはそれはエネルギーといい、
努力といい、たいへんなものです。

たくさんの手紙も展示されています。
ほんとうにたくさん。手紙を
書かなければ、やりとりができず、
ものごとがすすまなかったのでしょうが、
ことばを書くことが、やっぱり
だいすきだったからでしょう。

なんて素敵なことば…が手紙の中にも
あります。アフォリズムの天才で
あることが、よくわかります。

2階では作品の展示、1階に設置された
「短歌の森」では、寺山さんの
声の朗読が流れています、森の中で。

直筆の文字や、声には、強くこころを
揺らされます。ことばのひと、
寺山修司に会えてうれしい午後でした。

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