2011年10月7日

話(「M先生」)

M先生は、内科や外科、精神科のドクターでは
ありません。お話していると、とても楽しく
なってきて、マイナスのことをプラスに
感じるような元気をくださるので、わたしに
とっては"先生"とお呼びするのが
ぴったりなのです。

M先生、この夏は癌の再発で治療に専念されて
いました。その合間に、オペラなども楽しまれて、
わたしのほうがハラハラしすぎで恥ずかしい
くらいでした。そして、大きな病とも上手に
折り合いをつけられ、すっかりお元気になられて、
とてもうれしいです。金木犀の香る休日、
久しぶりに会いに行って来ました。

診察予約のように、何時から何時までオッケー
というお知らせをいただき、いつも手ぶらで、
楽しいお話をすることがおみやげです。

最近、お孫さんが誕生されて、新米の
おじいちゃまになられたM先生。息子さんの
奥様、赤ちゃんに対する心遣い、優しさには、
びっくりすると。わるいことではないから、
何も云わないけれど、時代がかわって
男性はここまで優しくなったんだなぁと。

そうです、家事や育児もいっしょにするのが、
ごくふつうのことになりました。M先生の頃は、
立会い出産なんてとてもしゃれたことで、
めずらしかったそうです。わたしはその間の
世代ですが、いまの若い人々の優しさには
同じように感心しています。ちょっと、
うらやましいほどです。

0 件のコメント:

コメントを投稿