2011年6月20日

話(「青木健さん」)

青木健さんは、作家で編集者で、中原中也の
研究家で大学の先生で…。「詩とファンタジー」の
刊行委員もおねがいしています。

名古屋にお住まいの青木さん、ときどき
上京されるので、ときどきお会いします。

1985年、作品社から「日本の恋歌」という、
3冊シリーズの本が刊行されました。

その1 「邂逅」 谷川俊太郎 編
その2 「相聞」 吉行和子 編
その3 「別離」 中島みゆき 編

これをつくれたのが青木さん、そのときのお話を
ビールを飲みながら、してくださいました。

谷川さんは、まだ若かった青木さんに、君が
食べられるように、僕は引き受けますと
全監修もしてくださったそうです。

中島さんは、大学の卒論が"谷川俊太郎"
だったそうで、谷川さんが中島さんに、
ご依頼してくださったと。

吉行さんは、お兄様の淳之介さんと親しかった
ご縁で、和子さんにお願いできたそうです。

この3冊のセットと、当時とても売れて、僕の
つくった本の中でも特別だったねぇと青木さん。
読んでみたいです。

お話は、それから吉行淳之介さんにうつって
いきました。

えーっ、そんなかっこよすぎるというお話が、
ぽろぽろ出てくるのですが、これは青木さんが
ご本に書かれるときのたのしみにとっておきましょう。

青木さん、「声が誰かに似ている、吉行さんだ!」と
云われることがあるそうです。素敵だったから、
無意識のうちに話し方など真似していたのかも…
くくくっと笑っていらっしゃいました。

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