2011年7月18日

話(「智恵ちゃん」)

「このごろ、よくおともだちに会うねぇ」と娘。
「そうね、みんなこどもが大きくなって、
時間ができたからかなぁ」とわたし。

こんな日は、ずーっと先のことのように思って
いましたが、この勢いで娘は、あっというまに
いずれ二十歳になるのでしょうね。

智恵ちゃんとも、数年に一度会えればしあわせ、
という感じでしたが、いまでは、ちょっと
珈琲飲みましょう、おしゃべりしましょうと、
誘い合えます。

二十代、わたしが結婚したばかりで、ニューヨークで
暮らしていたとき、智恵ちゃんはご夫妻で、
クリスマスシーズンに遊びに来てくれました。

ひとつのスーツケース、すべてがわたしへの
クリスマスプレゼント、本が何十冊入って
いたのでしょう、それはそれは感激しました。

あのころ、ネットで本を購入なんてありません
でしたから。マンハッタンの紀伊国屋書店では、
高かったし、読みたい本が揃っているわけでも
ありませんでした。

一冊ずつきれいに包まれた本のプレゼント、それも
大きなスーツケースにいーっぱい、一生忘れません、
智恵ちゃんのようにわたしも心に残るプレゼントを
したいです。

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