2011年8月10日

島村洋二郎










37歳の生涯の島村洋二郎「青い光」遺作展へ。
キッド・アイラック・アート・ホール」。

洋二郎の姪御さんの島村直子さんが、ギャラリーに
いらして、絵のこと、人生のこと、お話をして
くださいました。

最初の結婚、2回目の結婚とも、うまくゆかず、
おふたりのお子さんはアメリカ人に引き取って
もらったこと。

貧しくて油絵が描けずに、パステルを選んだこと、
死の直前まで飢餓状態であったことなどなど、
なんてお気の毒と思います。

でも、叔父のおもいでは、ほとんどないのだけれど、
叔父の絵がだいすきという、直子さんのおかげで、
島村洋二郎作品はこうしていまも、遺作展が開かれる
しあわせに恵まれています。

直子さんが洲之内徹さんに、洋二郎さんの絵を
みていただこうと、銀座の画廊の持ち込まれた
ときのお話など、感動します。愛するひとの力に
よって、作品は生き続けるのですね。

展覧会場の硝子ケースの中の詩画集
スティーヴンスンの「童謡の花園」、直子さんが
そっとだしてきてくださって、掌にとって
みることができました。この時代の挿絵、
とてもすてきです、1940年代。

展覧会はもう終わりですが、ぜひ画集なとで
島村洋二郎作品をみてください。

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