2011年8月14日

話(「おまえ」「あなた」)

おともだちの智恵ちゃんと、表参道でお茶、
そしてお夕食をしました。

わたしたちは、おんなふたりですが、まわりは
男女ばかり。それも、わたしたちより、
年上のかんじのおふたり連れ。

向かい側のお席に、たのしそうなおふたり、
ちらっちらっとみてしまいます。満面の微笑を
絶やさずに会話しているから、あのおふたりは、
ご夫婦ではないわよねと、勝手なことを
言い合って。

むこうのおふたりは、なんだかとっても
つまらなそう。淡々とそれぞれがお箸を
動かしている、落ち着いているといえばそう、
ああいう感じが、ごくふつうのご夫婦ねと
言ったり。

男のひとは「おまえ」って呼んでいるわ、
そして女のひとは「あなた」って。
「おまえ」なんて呼ばれるのいやよねぇ…と
智恵ちゃん。実は、わたしはそんなに
いやではなくて、黙ってしまいました。

若い頃は「おまえ」なんて呼ばれると、とても
親しくなったみたいで、うれしかったけどね、と
智恵ちゃんの話は続きます。

さて、智恵ちゃんはお家では、なんて
呼ばれているのでしょう。ふふふ。

0 件のコメント:

コメントを投稿