2011年8月9日

牧野鈴子さん










牧野鈴子さんの、池袋の東武デパートでの絵画展。
A MID―NIGHT'S DREAM 第6回
1970年代の作品から、新作まで。

おしゃれな牧野さんが、会場で笑顔で迎えて
くださいました。「詩とメルヘン」の大大大先輩の
牧野さん、いつお会いしても気さくです。

えーっ、こんなに素敵なフクロウのリングが
300円!と、かっこいいお洋服やアクセサリーを、
びっくりするほどのお値段で発見されていて、
毎回のたのしみです。

「マッチ売りの少女」の絵本、少女のあこがれる
世界の透明さが、少女の絵の背景に美しく
描かれています。

こちらの絵本は、市販されていなくて、漢字に
ふりがなもなく、あら、どうしてかしらと
お訊ねすると、「石井式国語教育研究会」の
教材でした。

はこちゃんのおひなさま
海をわたったヒロシマの人形
共に戦争にまつわるお話、牧野さんが
絵を描かれています。

「はこちゃんのおひなさま」のときには、お兄様との
お別れ、「海をわたったヒロシマの人形」のときには、
15年暮らした愛犬との別れが重なってしまい
ましたが、悲しみに浸る間もなく、お仕事に
没頭されたそうです。

どちらも読み終えて、じーんと胸に手を当てて
いたくなる絵本です。原画も、絵本もどちらも
すばらしいです。

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