2010年12月20日

話(「深雪ちゃん」)

一度も同じクラスになったことはないけれど、
横浜で出会った、小学生のときからの
おともだちです。

六年生で転校してきたわたしを迎えてくれ、
中学三年生で、また転校していくわたしを
見送ってくれ、あれからお互いに結婚、子育て、
住まいの移動をしながらも、突然連絡しては、
楽しいおしゃべりの時間を持っています。

携帯電話にメールの世の中ですが、二年前、
母を亡くして、しょんぼりしたお正月を過ごして
いたとき、彼女が突然家を訪ねてくれました、
地図をみながらはじめて…。
とーってもうれしい、どっきりのひとときでした。

約束なんてしていなくても、いいよねって。
いなかったらこっそりお菓子を置いて、帰ろうと
思っていたから、という彼女のゆるやかな
やさしさに、ほろりとしました。

今年、お母様を亡くされた深雪ちゃんに、
わたしも何かしたい。

企まずに、驚くようなことできるかな。

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