2011年3月23日

話(「ブックスフレンド 明大前店」)

三連休の最終日は雨でした。明大前駅前の
本屋さん「ブックスフレンド」に行くと、
いつもよりずっとたくさんのお客様が、
本を選んでいます。

オーナーの吉田さん、お客様倍増なんですよ…
みんな家で本を読んだり、DVDを観て過ごして
いるんでしょうねと。

大地震の日も、吉田さんはお店を遅くまで
開けていました。どうしていいのか、
わからない人達が飛び込んできて、店内は
50人以上の人々でいっぱいだったそうです。

食べものは差し出せないけど、家まで歩いて帰る
ひとに道順を教えてあげたり、寒いからとにかく
ここで暖まってから帰ったらと、駅前で途方に
くれているときに、それはとても心強く感じますね。

駅前の本屋さんでは、雑誌くらいしか買って
いないのですが、毎月のことですから、
いつのまにか顔なじみになります。
「お嬢さん、大きくなったでしょう」と訊かれ
「はい、春から高校三年生、小学生のときは
何を読んでいたのかしら」

こうして、年月を経ながらおつあいできる、
自宅に帰る前に、ちょっと立ち寄れる地元の
本屋さんがあるのは、とてもうれしいことです。

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