2011年3月28日

話(「エミちゃん」)

久しぶりの春の日本、桜を楽しみにもうすぐ
遊びに来る予定だったエミちゃん。わたしも
再会を楽しみにしていましたが、もちろん
またの機会になりました。

スイスから、インターネットでレストラン、
桜の時期に予約までしてくれて、
それはそれはどうもありがとう。

横浜の高校に留学していた、エミちゃんの
娘さんも、今回の地震は怖かったことと
思いますが、おともだちのホストファミリーと
連絡がついて、その夜のうちに帰宅できたそうです。
国からの勧めもあり先日、留学を切り上げて
スイスに帰国しました。

エミちゃんのおかあさまは、岩手県の久慈市に
おひとり暮らし。避難生活をされていることは、
確認できていましたが、心配です。先日、初めて
電話がつながりました。お声に安心しました。

ご自宅で、配給される食べ物を待っての生活です。
「戦後の貧しい時代を経験しているから、
平気なのよ。真っ暗なのも、ひとりなのも、
心配されるけど本当に大丈夫。病人を抱えている
わけでもなく、ひとりでよかった。」

「不便なところでしょ、ある程度の買い置きも
していたしね。海岸の風景が、かわってしまったから、
これは見ないほうがいいわ。いまここに、
やなせたかしさんの合唱曲集があるの。やなせさんの
詩は、元気がでるわねぇ」と。

涙ぐんだりしちゃったわたしのほうが、励まして
いただきました

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