2011年5月17日

広河隆一さん

キッド・アイラック・アート・ホール」にて、
広河隆一さんの講演会でした。
「チェルノブイリ25年、フクシマ元年」

大震災後、4回目の郡山から戻ったばかりの
広河さん、写真をみながら、現地の状況、
人々の様子を、お話してくださいました。

福島に住む人々に話すことばと、ここ東京で
生活する人々に話すことばは、受け止め方も
違うから、違ってくるはずだけど…。

広河さんは、安心させるためのことばではなく、
事実を伝えるから、それで夜、不安で眠れなく
なってしまう人々もいるかもしれない。けれど、
みなさんは、安心感を求めて聴きにくるわけでは
ないから、僕は思っていることをそのまま
話しますよと…わたしもじっくり耳を傾けました。

3月13日は双葉町で、15日は飯舘村に入られた
広河さん、持参された計測器の示した数値は、
危険な数値だったそうですが、そんなこと政府は
ぜんぜん、発表していませんでした。

隠蔽するって、怖ろしいことです。国民が
パニックに陥るから発表しないと云っても、
あとでどんな怖いことが起こるかわかりません。
国民を安心させる報道ばかりが、いいわけでも
ありません。

隠されていたことで、10年後どうなっているの
でしょう。本当に怖がっているひとは、そのことを
忘れたい、直視したくない気持ちが働くのも事実で、
安心・安全と思い込みたい心理になるそうです。

メディアでは報道されないこことがある!という
お話を伺えて、それを知ることができて、
とてもよかったです。

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