井手則雄詩集「黄昏の皮膚」より
「海辺」
はるかきて
海の真昼の静かな明るさ
たゆみないひねもす波の白さ
わたしたちは愛しあおう
わたしは自分に言いきかす
この碧い瞼の少女の視野が
やがて疲れて倦むような
あの水平線にとどかぬうちに
壊れてしまうような
そういう奪い方をしてはならない
…この詩にはまだつづきがあります。
つづきを読みたい方は、
「
キッド・アイラック・アート・ホール」
地下の「
ブック・カフェ槐多」に、
ぜひいらっしゃってくださいね。
井手則雄さんの第一詩集から揃っています。
そして、上の階のギャラリーでは、井手さんの
デッサン・立体作品の展覧会を開催中です。
「- 鉄の詩 - 井手則雄 <遺されたかたち> 展」
詩人であり、彫刻家であり、美術評論家であった
井手則雄、没後25年展。
「ブック・カフェ槐多」には、本を読む人々を、
ほっといてくれる優しさがあります。午前中の
清らかな時間に、夕方の黄昏てゆく時間に、
おひとりでゆっくり。
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