2011年2月11日

話(「69歳の紳士と9歳の少年」)

大きな紳士と、小さな紳士、それぞれとお茶会を
した一日でした。

69歳の紳士は、ずーっと奥様もお仕事をされていて、
ふたりの男の子の保育園の送り迎えを、引き受けて
いたそうです。当時、ですからそういうお父さんは
まだまだめずらしくて、保母さんからは大人気
だったとか。

企業戦士のイメージしかなかったので、その
お話にはびっくり。ひとって、お話を伺って
みないと想像もつかないこといっぱいですね。
だんだん子育てに協力的なお父さんも増えてきて、
いつのまにかご自身の人気は下降してしまったと。

ふたりで働いていたから収入も多くなるけど、
そのぶんどんどんモノを買っちゃって、家の中は
足の踏み場もなくてと笑っておっしゃってました。

9才の少年は、きょうの学校生活を話してくれました。
2時間目はお誕生日会で、ハンカチ落とししたんだよ
って。こどもって、話しながらけらけら本当に
楽しそうに笑うので、わたしも笑顔になります。

あぁなつかい…ハンカチ落とし。単純な遊びだけど、
わくわく大好きでした。じぶんの娘が成長して
しまったせいか、小学校の三年生といっても、
幼稚園児くらいにかわいく思えます。でも、頭なんて
なでて、こども扱いされるのはいやでしょうね、と
きらきら澄んだ瞳をみるだけにとどめました。

たのしいひとときに、年齢は関係ないのねと
感じました。気が合えばそれで。

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