2011年2月10日

「金子みすゞ展」

「金子みすゞ展」へ、日本橋三越に。没後80年です。
高校時代にブラスバンド部でフルートを吹いていた友人が、
誘ってくれました。

たくさんの方が、みすゞの魅力を語った原稿も展示されて
います。やなせたかし先生も。みすゞには、模倣を許さない
個性がある、ごく普通の言葉なのに、まねできないと。
詩とメルヘン」でも、みすゞ特集は、何度かありました。

みすゞは西條八十に、特別認められて、数多くの雑誌に
掲載されます。その西條先生がフランスに旅立たれて、
選者さんが替わってしまうと、パタリと採用されなくなって
しまうこともありました。どんなに愛される詩でも、選者との
相性が運を決めることもあるのですね。

はじめて買った「JULA出版局」からのみすゞ詩集の3冊は、
挿絵が先日お会いした高畠純さんだったことに、きょう
気付きました。もう長い間大切に読んできた詩集なのに…。
みすゞの詩のために、控えめに控えめに、絵を描かれた
そうです。

数年前の夏には、みすゞの故郷仙崎(山口県)まで
訪ねて行ったり、10年近く前、まだ小さかった娘を連れて、
有楽町でみすゞの映画も観ました。横浜の高島屋での
みすゞ展には、母と行きました。

みすゞのたくさんの詩の中で、わたしのお気に入りは
「梨の心」。やなせたかし先生が選ばれたのは、
「繭とお墓」でした。

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