2012年1月27日

話(「松永禎郎さん」)

冬の特別寒い日に、画家の松永禎郎先生が
お亡くなりになりましたと、雪のように
舞い込んだ知らせ。

松永先生「暑いのは、ほんとうに苦手でねぇ」と
いつもおっしゃっていて、冬はお元気な
はずなのに…。「腰が痛くて…」とは
きいていましたが、とても残念です。

いつでもそこにいてくださった、お電話での
優しいお声、もう聞くことができません。
松永先生、絵も文字もお人柄も、すべて
気品に満ちていました。"紳士"とは
まさに松永先生のことです、と断言して
まちがいありません。

詩とファンタジー」では、創刊号から
現在発売中の17号まで、すべての号に
作品を寄せてくださいました。ほんとうに、
先生にはあまえていて、「松永先生なら、
どんな詩にも対応してくださる」という
安心感を持っていました。

17号が最後の絵になってしまいました。
ぜひ、そのページを開いてください。

詩集「グレープフルーツ」にたくさんの絵を
描いてくださり、デザインもしてくださった
松永先生、ありがとうの気持ちでいまもいっぱい。
この詩集、とても大切にしています。

※現在、「アンパンマンミュージアム」(高知)で

色彩の詩人「松永禎郎」展』が開催されています。

0 件のコメント:

コメントを投稿