2012年1月31日

話(「おわかれ」)

母が亡くなったときに"おわかれ"を経験
してから、これは、ありえないことでなく、
普通にありえることなんだと、やっと
思えるようになりました。

わたしだけがいろんなことを話しかけて、
亡くなった方は、聞いているだけなんて、
さみしいことにはちがいありません。

でもね、松永先生のお顔をみたら、とても
やさしくて、このままずっとかわらないで
いてくれると、暖かい気持ちになりました。

お写真をみると、涙がとまらなくなって
しまうけど、おもいだすことがいっぱい
あるのは、うれしいことです。

"おわかれ"に伺う前、何をしても気持ちが
落ち着かないので、松永先生にお手紙を
書いていました。何枚も、何枚も続いて、
終わらなくなってしまう…。

「原画はほとんどとっておかない、
破り捨ててしまう」というお話を思い出しました。
ものすごくびっくりしましたが、「絵本や雑誌に、
印刷されたものが、いちばんいい状態で
あれば、それがいちばんだ」ということに、
納得したのでした。

詩とファンタジー」でも松永禎郎先生の
特集を、ぜひ考えたいです。画集もできたなら
いいなぁ。松永先生の絵をこれからまだまだ、
若い人々にも伝えていきたいです。

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